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【サッカー】ヒーロー参ッ上!

2010-12-15 | サッカー・アルビレックス新潟

[大分トリニータから菊地 直哉選手 移籍加入のお知らせ]
http://www.albirex.co.jp/tools/page_store/news_3123.html


 うおおおおおおおお信じられねええええええええ!!!!!!
 思わず2005年のプレビュー総集編を本棚から引っ張り出したさ!! 出したよ!!

 反町監督が勇退した2005年は、正直なところJ2に降格してもおかしくない一年でした。ひょっとすると、昇格初年度より、最終節まで残留争いに巻き込まれた2008年より、リアルにヤバかったのはこの年なんじゃないかと今でも思います。
 や、二年目のジンクスというやつは、やっぱり誰でもどこでも陥ってしまうもので、ものすごい閉塞感がある中でシーズンを過ごしていたことを、おぼろげながら覚えているのですよ。そんな窮地に陥った新潟を救い、J1に残留させる立役者となったのが、当時21歳で磐田からレンタルでやってきた菊地だったんだよなあ……。
 いやー、真面目な話、あのときの菊地は別格でしたね。戦力外になった選手をかき集めていた当時の新潟にあって、初めて目の当たりにした〝本物〟の才能。二十歳そこそこの若手が他の誰よりもピッチで輝きを放っていた数ヶ月。磐田で控えに甘んじていたのが信じられないくらい(そのときのメンバーを見るとある意味納得ではあるけど)、勝利に執着し、技術に裏打ちされた自信あふれるプレイぶりに酔いしれたっけなあ。
 なので、誰もが残って欲しい、来年も新潟に居て欲しいと思うと同時に、それが叶わぬ願いであることをわかっていた2005年のシーズンオフは、ちょっと不思議な雰囲気が漂ってましたね。バカみたいな言い方になるけど、あんときの菊地はマジで新潟サポにとっちゃ理想のヒーロー像そのままだったので。実績という意味でも、手の届かない存在であるという意味でも。
 だからこそ、あの事件にはほんっと驚いたし、失望もしたし、どうして才能をドブに捨てるみたいな真似をするんだと憤りもしたけど、こういう形で新潟に戻ってくることになったのは、なんとも奇妙なものだなと。縁は異なもの味なものってのは、こういうことをいうんだなと。

 まあ、色々言う人もいるだろうけど。
 頑張っておくれよ。
 来年の新潟は、きっと2005年に匹敵するくらい、先の見えないシーズンを送ることになるだろうからさ。