ましゅまろ×タイフーンッ (1) (まんがタイムKRコミックス) 価格:¥ 860(税込) 発売日:2010-11-27 |
ふと思ったんですけど、この本のタイトルってすげえレジで訊きにくいな!
「すみません。ましゅまろ×タイフーンッの一巻ありますか?」
「ましゅまろ×タイフーンッですか? 少々お待ちください。出版社はどちらでしょう?」
「芳文社のましゅまろ×タイフーンッです」
「芳文社のましゅまろ×タイフーンッですね。承りました」
なんていうか『ましゅまろ』もさることながら、最後の『ッ』の再現に気恥ずかしさを感じる。
ああ、はい。どうでもいいですね。
ちゅうわけで、『けいおん!』や『ふおんコネクト』が終わってしまったし、掲載形態を考えれば『ひだまりスケッチ』なんかの新刊がサクサク出ることも望めそうにないので、新規で四コマ漫画を開拓しようと思って買ってみたんですが、想像以上に面白かったです。
中身を簡単に説明すると、表紙になっている二人の女子高生が幼なじみで、あれやこれやの日常を過ごすというお話。赤毛のほうは男で一つで育てられたせいかセクハラ大好きで、黒髪巨乳のほうに隙あらば胸を揉んだり、スカートをめくったりするという、なんかまあコレだけ書き出すとしょーもない内容だなあと改めて思った。
でも不思議と面白いんだよなー。果たしてこういう表現が合っているかどうかは分かりませんけど、なんていうか「下品にならないラインをしっかり弁えた親父ギャグ」みたいな雰囲気がすごく好きです。
少し話がわき道にそれますが、最近の漫画、ラノベ、ゲームって、いわゆる「萌え」系のコンテンツが飽和してきたこともあってか、キャラクターの性格に極端な色づけをされるようになって久しいので、こういう「弁えた」作品に触れる機会が減っている印象があるんですよね。アニメ化してから連載が休止している『にゃんこい!』なんかも似たような「弁えた」作品だっただけに、早く作家さんの体調が戻ることを期待していたりするんですけど、ストレスを感じることなく、平坦すぎることもなく進行していく物語はとても貴重だと思っているのですよ。
そういう意味で、この『ましゅまろ×タイフーンッ』は楽しめました。
僕と似たような好みの方は是非手にとってみてくださいということで一つ。