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【映画】ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1

2010-12-13 | 映画

[ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1]
http://harrypotter.warnerbros.co.jp/hp7a/


 ちょい前に見てきました。以下感想。


 ドビィ……(´;ω;`)


 以上。

 というのはさすがに冗談というか、コレがまんざら冗談でもないのが『死の秘宝PART1』の内容だったりします。同シリーズをここまで見てきた人なら安定の面白さでもあり、同時に少しマンネリでもあるなーという感じ。
 や、ここまできたら突っ込むのも無粋な気もするんですけどね。毎度毎度お約束のように中盤でハリーとロンのどちらかがテンパって仲違いするのは、ぶっちゃけパターン化しすぎやろと。たしかに、そのときどきで仲違いの理由は異なってますし、追いつめられた状態で精神を正常に保っておけない(年齢を考えても)というのは理解できるんですが、せめて最終章では別パターンを見てみたかったというか、ハリーたちの成長を表現するうえでは最高に美味しい要素だと思っていたのですが。
 でも今回の仲違いの理由は、これまでに比べるとちょっと斜め上に笑えたので、個人的にはあのシュールさにハナマルを送りたい気分。事の経緯は、ハリーとハーマイオニーが夜中に二人でテントから離れていたとき、ハーマイオニーの匂いで人さらいに気づかれそうになって危ないところだったので、ハリーがハーマイオニーに「きみの香水は好きだけど、これからはつけないで欲しい」って言うんですよ。で、それをロンが目撃して二人の仲を誤解するという感じなんですけど、どうしてか「きみの香水は好きだけど」という台詞と、そんな台詞に真剣にイラついてるロンの姿を見ていたら笑いがこみ上げてきてしまってなあ。だってさー、こんな台詞を幼なじみの友人が吐いてるところを目撃したら絶対に突っ込むでしょ! ていうかロンもおかしいと思えよ! ハリーとハーマイオニーも「人さらいに見つかりそうになった」ってロンに報告しとけよ! オマエらホントはあんま仲良くないだろ! 僕もハーマイオニーをくんかくんかしたい!
 それはともかく。
 今回はクライマックスということもあってか、初っ端から意外とグロい話が続いたのは驚きました。いきなりヴォルデモートの生け贄にされたホグワーツの教師は、これまで作中で描写された中ではもっとも惨い死に方だったのではなかろうか。この作品って、「息絶えろ」なんてワンセンテンスの魔法で命を奪えてしまう世界観なので、ああいう「拷問されてました」みたいな描写の過酷さが増しますよね。
 あと、転移魔法の途中で腕を掴まれたロンが酷いことになっていましたが、あれって掴んだほうの腕も同様か、それ以上に酷い状態になってたりするんでしょうか。痙攣を起こしているロンの横に、誰のものとも知れない腕が転がってたりしたら、魔法アドベンチャーを通り越してホラーの領域に足をツッコミそうですが。今回は何気にハーマイオニーも腕に文字を彫り込まれて絶叫していましたし、幼なじみーズは災難だったなー。
 しっかし、ハーマイオニーに拷問を仕掛けたあの見るからに魔女って感じのキャラは、ホントに毎回やりたい放題だよなあ。最終的にハリーたちが勝ち残るのは確定として、あの魔女がどんな最期を迎えるかというのが実に楽しみだわ。悪役が行う非道な行為って、いわばフラグみたいなもんですしね。できれば、完全に追い込まれてから、「アタシはやりたくてやってたわけじゃないんだよォ、カンベンしておくれよォ」とか命乞いをしつつ、相手が油断して背中を向けたところで「ダマされたなァ間抜けめェ!」とか襲いかかって返り討ちになって欲しい。それくらいのレベルで、彼女はベタな悪役だと思う。
 なにはともあれ、何年にも渡って追いかけてきた作品も次で最後。
 非常に楽しみですねということで。