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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

エベレスト 死の彷徨

2014-02-03 | ふつう
八甲田山」なんかでもそうですが、
史実ベースの遭難系の話が好きです。

好きっていうのは違うな。
事実は小説よりも奇なり、とでも言うか、
「想像及ばぬとてつもない事実」に
何とも言えぬ恐ろしさを覚えるのです。
そしてホラー映画が好きなのです。
結論として絶対にアウトドアなどやるものか、
家が最高だ、家で映画でも観よう、と思うのです。



さて、その類の話、最近だとトムラウシ山遭難事故があったな。
過去だと、大雪山SOS遭難事件
雪の遺書」の札内川十の沢北海道大学山岳部遭難事件
遭難とは少し違うけど福岡大ワンゲル部・ヒグマ襲撃事件
更に脱線して高知大学探検部地底湖行方不明事件



本当にどれも怖い。
色々ホラー映画観てきたけど、事実のが怖いよ。



ということで、本作。
1996年のエベレスト大量遭難を題材とした映画。
日本人女性1名含む8人の方が亡くなったそうです。



やはりこーゆーの観ると、エベレストみたいな場所に
金持ちの道楽みたいな感じで登っていくのは何か違うんじゃ
ないかと思うんだ。

しかし、山登りの素人のツアー客が熟練のガイドに
連れられて、苦労しながらも登頂まで達するあたりは、
ちょっと感動したりもする。女心と秋の空だ。

子供の頃に標高500メートルくらいの山に遠足で行ったけど、
あんなのでも登れば達成感あるもんな、8000メートルとか
一体どんなのかと。



登頂して、下山の途において、山頂から最も近くにある
ベースキャンプにまでたどり着けず、
続々と遭難する登山者の皆さま。

映画的には登頂するまでのリアリティが、遭難してからの
演技丸出しの雰囲気で台無しになってる感がありました。

酸素吸わなきゃすぐダメになっちゃうはずなのに、
なぜか遭難してから率先して酸素マスクを外して
ベラベラ大声で怒鳴る登山者の皆さまの逞しさ。

雪に埋もれて低体温症に苦しむ登山者の皆さまの、
実に健康的な生気溢れる顔色。



山登るまでは「おもろい」。遭難してから「つまらん」。
総じて「ふつう」。
なかなか不思議な感じの映画でした。



関係ないですが、過去の事件事故の類で
内容を知って今までで一番怖いと思ったのは、
福島女性教員宅便槽内怪死事件ですな。
東海村JCO臨界事故も相当なものですが。


福島怪死のやつは映画になってるんだよね。
「バリゾーゴン」ってやつ。
観たことないけどとんでもないクソ映画なんだってね。


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