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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

シカゴ

2005-05-06 | 超おもろい
「ミュージカルは苦手」な人には元から薦めるだけ無駄かも知れないけれど、ミュージカルがOKならばこんな楽しい作品もそうはない!

ストーリーはともかく(悪くはないよ)、まぁ歌と踊りの素晴らしいこと!ロキシー(レニー・ゼルウィガー)のキュートなこと!ブリジット・ジョーンズの彼女とホントに同一人物?ヴェルマ(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)のカッコいいこと!もう最高、あばずれ最高。

エンディングのスタンディング・オベーションに一緒になってスタンディングしたくなる、それくらいの勢いでした。ショービジネスの世界が好き過ぎだろ俺。

映画を観ながら、ここまで「まだ終わって欲しくない、もっとこの時間が続いていて欲しい!」と思う作品もなかなかないです。
良かったです。「良かった」の一言で片付けるのがイヤなくらいに。

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ソウ

2005-05-04 | 超おもろい
傑作。

密室サスペンスの面白さって何?と聞かれたら、いいからこの「ソウ」を観ろと言いたい。というくらいの素晴らしさ。「キューブ以上の衝撃」の売り文句はまんざら伊達でもなく、心底面白いです。

手元に残されているアイテムから、自分達が取らねばならぬ行動を把握していく主役2人の心理が最高。「手元にある、このノコギリは何に使うため・・・?」あたりから、完全に引き込まれましたね。あー、やられた。

もう褒め言葉しか出ません。
たった103分でこの興奮。映画ってスゴいね。

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キューブ

2004-10-13 | 超おもろい
カナダ産で、低予算で作られて、無名俳優ばかりが出て、日本では単館上映のみ(確か)で、、、という映画。
単館上映の映画って、それを観たというだけでそれをステータスにできてしまうような価値の安っぽさを感じるので、あまり好きではないが、そんなことはどうでもいいぐらい、斬新なアイデアとビジュアルとストーリーに驚かされる作品です、これ。
立方体の部屋だけが永遠に続く建物、という異常な状況。罠がしかけられた部屋に入ってしまったら最後、命を落とすという緊張感。そして出口への道が分からない、という絶望。パニックに陥った人間達が、そこからなんとか希望を抱いては突き落とされる、いささか残酷なストーリー(最後若干希望あり、ただ後味悪ィよ)だけれども、とにかく予算や著名人の力に頼るわけでもなく、ただ発想一つでこの世界を生み出した誰だか知らないこの監督に大拍手。
あ、この監督(ヴィンチェンゾ・ナタリ)、「ELEVATED」の監督なのね。ELEVATEDは演劇で観たことありますわ。やはり密室ホラーものなのね。

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21グラム

2004-10-12 | 超おもろい
事前に、時間軸がグタグタな映画ってことだけを認識して観たのだが、予想以上にグタグタ。予備知識なしで見たら物凄い置いてきぼりくらいそうな作品。
ただ、時間軸を交差させながら話を進めているだけに、結果の過程という奴が実に気になる作りになってますな。結構引き込まれました。ただ、見てる最中に前のシーンを遡ってもう一回観たりして、確認しつつの鑑賞だったことはナイショ。てかさ、1時間前に一瞬のシーンで伏線張られてもさ、忘れるっつの、こっちは酒呑みながら半ばへべれけで観てんだからさ。
ベニチオ・デル・トロの存在感は凄いですな、黙って立ってるだけで何考えてるのかを想像させるというか。てか古谷一行に似てねぇか?
ナオミ・ワッツはなんかいつも大絶叫して泣き叫んでるイメージしかない。この映画でもやはりそう。しかし案外いい歳なのな、畜生、美しいぜ。
断片映画は好き嫌いが別れるようですが、好きならのめりこめるタイプの映画かも。テーマが「移植」という、ヒューマン描くにはもってこいな分かりやすさが、観やすさを生んでいるのかも知れないね。

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