府知事と市長の大阪ダブル選が大阪維新の会の公認候補の完勝に終わったことで、かねて永田町でささやかれてきたように、来年夏の参院選が衆参同日選となる可能性が一層高まったのではないか。
今回の勝利で大阪維新のカリスマ、橋下徹大阪市長は息を吹き返す。そうなると、憲法改正を最大の目標の一つとする安倍晋三首相にとって、これに協力的な橋下氏との連携強化は必然の流れだ。
橋下氏は今年5月、大阪都構想の是非を問う住民投票で敗れた際に、政治家引退を表明している。とはいえ、平成20年の大阪府知事選の直前まで「(出馬は)2万%あり得ない」と述べていたこともあり、永田町では誰も引退を信じていない。
「国政に来なよ」
現に6月に橋下氏らと会食した際、安倍首相はこう誘いかけもしたという。首相は、3年前の自民党総裁選で勝てた一因は当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった橋下氏とのパイプであり、「橋下カード」だったことを理解している。
そして橋下氏には、将来も首相の座には届かない参院選に出る気はないとされるが、衆院選ならば話は別だろう。衆参同日選は、橋下氏にとってもチャンスである。
*記事全文;【阿比留瑠比の視線】
衆参同日選の可能性は高まった…橋下氏の復権で安倍首相と連携も
大阪わブル選挙での圧勝が、橋下国政進出の追い風に利用するくらいの、発想は当然ながら抱いても不思議ではない。
期を見るに敏な人間ならば、この期を逃すことはあるまい。
本人の口からも 5年で政権を奪還できる・・
政界から 現実に引退する人間ならば、そのような言葉は出てこない。
野党が 解党だ・連立だ・連合政権だと、現実味のない事で、上を下への騒ぎを、横目に見て、維新の風を今一度吹かそうと考えても不思議なことでない。
自民党に取っても 下駄の雪の公明に圧力をかけるには、格好の材料。
おおさか維新の旗の下に、地方組織も既に動きが活発になってきている。
あと一年有れば、その組織の力量もある程度の目安がつく・・・
安倍政権にしても いまの野党の存在を、壊滅的なところまで追い込むには、橋下を利用しない手は無い。
市長任期が終了すれば 一個人の立場でどのように動こうと、周りからとやかく言われる筋合いはない。
来年は 目の離せない 存在になることだけは確か・・
阿比留氏・・結び
追い込まれ感が伴い、求心力を失う任期満了は選ばず、どうせいつかは衆院を解散するのなら、来年のうちにそのタイミングを探るのは当然のことである。
それならば、衆参同日選で国民に信を問うことが有力な選択肢であることは間違いない。政府が来年の通常国会召集を異例の早さの1月4日と決めたのも、同日選実施を考慮したからだとみられている。
来年のことを言うと鬼が笑うといわれるが、いずれにしても選挙報道で忙しい年となりそうだ。(論説委員兼政治部編集委員・阿比留瑠比)
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