帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

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ZZR1100C(ZX-11)  故障 吹けね~ぞい! 修理編 その1

2014年09月27日 | バイク

週初めに突然調子が悪くなった ZZR1100C。 

弱っていたバッテリーを新品に交換して、 オイルとプラグも交換して、それでもなおかつ変!

どう考えてもイグナイターかフューエルポンプ もしくはその両方が疑わしいのですが、 中古のイグナイターがまだ届かない。

しかし・・・・・ 昨日に引き続いて、 何となく体調不良の僕・・・・・・ 

ただ、体が動かない訳では有りませんから、家でじっとしているとまた「プシュ~~!とビール缶を開けて・・・・・・

なんつぅ~余計なことをやりかねない。    なので、とりあえずは定例の朝掃除。

そして、ゴミを清掃局に持ち込みつつホームセンターに買い物。

新しい作業着のオーバーオールを一着、 ハイエースの交換用オイルと ちり紙 そして自転車のシフトケーブルを注文。

その後帰宅すると、いよいよバイクの修理に取りかかります。

とりあえずエンジンをかけてみますが、始動しにくいし、アイドリングも落ち着きがなくて、やはり全体が今ひとつの感じなんですね。

エンジンの良好な運転(爆発)の為の重要要件は 圧縮と 火花 そして 燃料 ですが、 圧縮は抜けているはずが無く(帰宅のために走れましたから)、火花という面では プラグを交換して、普通にアイドリングしましたし、 やはり 空吹かしで7000回転まで回ったことを確認していますので、この辺りは大丈夫と判断できます。

となると、後は燃料系統だけが疑わしい。

燃料は タンクから、バルブ フィルター 燃料ポンプ そしてキャブと流れるので、おかしくなるとすればフィルター詰まりか 燃料ポンプの故障となりますから。

その辺りを疑って修理をします。

 

故障診断はセオリー通りに電装系の点検から修理を行いますが、まず外装を半分ばらし、そして、 テスターにて上位ラインから点検。 

イグニッションスイッチのところに来ている電圧を一番始めに測定しますが、案外こんなのがアウトだったりしますので・・・・。

*イグニッションスイッチは 遙か以前にハーネストラブルがあり、 現在は別の処に移設しています。

 

ところが、錆びたビスのせいで電圧がふらついて表示され(デジタルテスターはインピーダンスが高いのでどうしてもそうなりがち)、 その為にターミナルを外して 直に測ると 12.5V とバッテリーの電圧と同じです。

念のためにイグニッションスイッチの 接点抵抗を測ってみると 0オームでこれも何ら問題なし。

一応錆びたビスを新しい物に交換して 組み立て。 

 

次は燃料ポンプリレーの、コネクターの処に来ている電圧を測ります。   一応コネクタ外して 汚れなどが無いかも点検します。

そしてこんな感じで、 コネクターの赤配線 のところにテスターを差し込んで(テスト棒のマイナスを入れていますが、表示がマイナスになるだけなので、この辺は無頓着にやります)

その後スターターリレーの セルモーターへ向かっている配線ターミナルを外し、イグニッションキーを回して、スターターボタンを押すと・・・・・・・・   

ありゃりゃりゃ! 表示される電圧が変動しまくって 7~11Vの範囲をフラフラしまくり。   なんか怪しい・・・・

のっけから燃料ポンプに来ている電圧が異常な事が判明。

そうなるとトラブルの原因は特定されたようなものでして、 燃料ポンプリレーのトラブルか それを制御している イグナイターの可能性が高いということになる。

 

イグナイターは交換予定の物がまだ来ていませんから、燃料ポンプリレーの故障診断をしますが、 まずこれに間違いはないでしょう。

ZZR1100Cの場合、テールカウルを全部はぐると此処にあります。

リレーを取り外し、 コネクターを抜くとピンセットを短絡のために差し込みます。

*いわゆる直にポンプへ電圧をかけてあげるわけです。

コネクタの”赤”と”黒に青”のラインが入った線を”直結”するということ。

 

このままイグニッションキーを回すと カタカタカタとポンプが回る音がする。

そこでスターターリレー配線を戻し、エンジンが始動できる状態に戻して セルを回すと一発始動!

再度 燃料ポンプの処の電圧を測ると 直結なので 14V来ている

ハイ、原因の99%確定。 これが壊れていました。

さて問題は、リレーをどうするか?でして、 純正買えばどうせ5000円とかする可能性があって、はじめから注文する気が無い僕。

そこでと・・・・ 昼飯タイム(爆笑)

 

構造的に電子リレーを使っているのが分かるのですが、一応機械式リレーを入れてみて、きちんとイグナイターからの信号とかが来ているかを調べてみることにしました。

機械式リレーを使うと一時的には乗れるようになりますが100%すぐに壊れます。 

何故ならエンジンが動いている間だずっとON OFFの激しいスイッチングですから。 接点があっというまに摩滅して駄目になってしまうんです。

そのかわり、 カチカチと音や振動がするので、 ポンプがそれに連動しているかどうかなどがすぐに分かります。

イグナイターの点検のためにやっているような物ですから、最終的には”サイリスタベースの スイッチング電子リレー”で無いとだめ、 すなわち純正品でないと駄目ということです。

 

再びホームセンターに行って 950円の4極 DCリレー& 午前中に買い忘れた細かい物を買ってきた。 *クリックすると拡大します。

 

問題は、どの配線がどのターミナルに行くかで、  一応配線図から多分こうすれば点検が出来るはず・・・・・  100%正解な配線にはなりませんから。

 

このままエンジンを始動すると問題なくかかり、 燃料ポンプリレーがカチカチカチと一応動作しているのが分かります。

そのままアクセルを煽ってみると、 エンジンの回転数に会わせてリレーのカチカチという間隔が比例して短くなる、 どうやらイグナイターには問題が無いようです。

本当は7000回転くらいまで回転をあげたかったのですが、住宅街ですので 

 

さて、今後どうするか?ですが、とりあえずネットオークションで調べると ハーネスセットということで、 電装のリレーやら何やらが全部付いたままの中古品がオークションに出ていて、

良品が3980円で手に入る。

自分のバイクは、スターターリレーの激しい錆びもそうですが 他のリレー等もだいぶ老化が進んでいて、どうせならそうしたものは全部替えてしまえ!  

という事で、入札&落札しました。

ちなみに純正の燃料ポンプリレー(SCR使用の電子リレー)の内部回路はこうなっているはずです。

 

さて、続きはその2へ 


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