昨日の、帰り道に寄ったガソリンスタンドでの話です。
灯油を買わねばならないのもあって、 スタンドの一番端の販売機前に車を停めた僕。
ちょうど目の前、10mほど先が灯油販売スタンド。
エンジンを止めたら、すぐ目に入ったのが その灯油スタンドにいたお爺ちゃん。
年齢にして、僕の親父と同じくらいだ。
年相応に小柄で、それ故に灯油の販売機が大きく見えるのですけど、斜めからしがみつく様な感じで操作ディスプレイを見ている。
車を降りた僕は、車の燃料タンクの蓋を開けて給油を開始。
その途中で、後から若い女の子が乗った軽自動車が、 隣の販売機のところに駐まった。
セルフのスタンドなのですけど、 すぐに店内からイケメンの兄ちゃんが出てきて、その女の子に話しかけている。
俺のところには来なかったけど、 ”何かのセールスかな~?”と思いつつ、燃料をいれていたら、楽しそうな笑い声。
かなりのイケメンなので、その子もなんか楽しそう・・・・
40Lちょっと燃料を入れたら、給油ガンを戻す僕。
次は灯油の番だけど、 さっきのお爺ちゃんがまだ灯油の販売機の処にいて、”どうしたんかな?”と思いつつ精算機。
助手席から灯油タンクを出し、爺ちゃんの隣の販売機に向かったら、 さっきのイケメンが呼ばれたのかは判りませんが、
お爺ちゃんのところに行って話している。
容器台にタンクを置き、 ディスプレイに給油量などを入力していたら、 その店員と爺ちゃんの話が耳に入ってきた。
お爺ちゃんの話では、 お金を入れたのに給油機が動かない????ということで、 その店員が店内に行って鍵をとってきた。
販売機の上を開けて中身をみたイケメンが、「お金はいってないですよ!」「詰まってもいません!」 と、
ツッケンドンな言い方で爺ちゃんに話している。
その間、僕は?というと、 ガンをもって灯油の給油を開始。
爺ちゃんは店員に食い下がるも、 「だから詰まってないでしょ! お金いれなければ灯油は出ないんだけど!」 と言い放って、店の中に入ってしまった。
その会話を聞いていた僕、多少”ムッ!!”として、まるで自分の親がそう言われたように感じてしまった訳です。
灯油を入れ終わり、 キャップをして隣のお爺ちゃんを見たら、 まだディスプレイを震える指で押していて、
めっちゃ北風強いし、少しでも外にいると寒いので、そのせいかどうかは判らないけれど、 ポンタカードを挿したりしていて、
感じ的に、手順がよくわかっていない事がすぐに判る。
ガソリンの販売機と、 灯油の販売機では、 操作手順が違うので、戸惑っているのかな?
多分、家の灯油が無くなり、おばあちゃんかなんかに「すぐに買ってきて!」といわれたんだろうな・・・とか 自分の両親の事を思ったりする僕。
引き売りの灯油を買っていると、 うっかり無くなる事もあり、 そうなるとスタンドで買わねばならない。
少しそのまま見ていたら、やはり操作が出来ていない。
思わず、 「お爺ちゃん! 手伝おうか?」という言葉が出てしまい、そのまま側に行ってしまった僕。 ←いつもの余計なお世話男(笑)
「あのね、こうやるんだよ」、と話をしながらディスプレイに必要な手順で入力をして、これが出たらお金を入れてね!と説明。
スタンバイになったので、 ガンをつかんで容器の給油口に挿し、 それをそのままお爺ちゃんに手渡し。
その時に下を見たら、 払い戻しの小さなレシートが足下でクルクルと風に踊っている。
あ~~~~そうなんだ・・・・と悟る僕。
「ありがと! ありがとう! もう大丈夫です」 といわれて、 「精算機はあそこだからね」と言ってその場を離れた僕。
車に灯油を運んで、運転席でそのまま ”大丈夫かな?重くて載せられるだろうか?”と思いつつ見ていたら、 無事に車に灯油を積んだ爺ちゃん。
さっきの店員は?と、スタンドの敷地を見渡していると、店内に居たのに出てきた。
お爺ちゃんのところに行くのかな~?と思ったら、 今来たばかりの白いセダンの方に行って、 中の女性らしき人に話しかけている。
さっきはかなり若い子だったけど、今度は20代の半ばくらいの割ときれいな女性。 マメだね・・・・
と、そんなのはどうでも良くて、それよりお爺ちゃんが心配な僕。
車のエンジンキーを回そうとた手を止め、そのまま見ていたら、精算機の処にやって来た。
その瞬間、”まずいな!”と思う僕、 風がかなり強くて、しかも精算機の真横からの風 それでさえ震えている手で細長い釣り銭レシートは、
やばすぎるだろ・・・・
そこで、車を降りてまたお爺ちゃんのところに駆け寄ると、 「ここに入れてね」と、レシートを差し込むプラ製の蓋を持ちあげ、 風上に立って黙って見守る僕。
ガシャガシャガシャという音ともに、釣り銭の戻り。
「お爺ちゃん! 釣り銭でお札は無いよね! 確認してね」、と話していたら、 後ろからまたイケメンと女性の笑い声。
それに釣られて、 ふと振り返った僕 ですけど、 視線を感じたらしくてイケメンは僕の方をちらっと見たけど、そのまま又女性と話をしはじめた。
お爺ちゃんが車に戻るのを確認すると、 僕も車に乗り込みエンジンスタート。
車を発進させつつ、 もう一度イケメン君を見た。
そして、さっきの爺ちゃんとの、あまりの態度の差に、なんともいえない気持ちになる
僕には、彼みたいな高身長とスリムなスタイル、そして素敵な キラリ笑顔なんつ~ものは持ち合わせてはいない。
こうして、マメにスタンドに来る女性に声をかけていれば、かなりの確率で落ちる女性は多いだろうとは思う。
ま~、そんな物が無くても、これまで普通に生きてこれたのだから、不満があるわけでは無いけれど、一度はそうした姿になってみたい物だなと、
正直思う。 ふぁはははは!