朝は冷え込んでも日中はポカポカ陽気とのことでルンルン気分で高速を降りたものの、野辺山で朝日に輝いたのは一面の霜、でした。
前日から千曲入りしていたTanaさんとの合流場所へ向かう途中、気になっていた本流筋を覗くと、氷点下5℃の中、しかも6時前だと言うのに解禁日以来のラッシュです。
浅場はガラガラ状態も堰堤下とかは両脇から長い竿が。後でTanaさんから聞いたのですが、金曜日に追加放流があったとのことでした。
なるほどね。
Tanaさんと合流すると、開口一番「寒くて寝られなかったと」。リアーゲートを開けると「バリバリ」?、ナント結露が氷魂と化していました。
とりあえず車内でお湯を沸かし、コーヒータイム。昨日の状況に耳を傾けますが追加放流のせいで入る余地がなかったと。
一息ついた後に、とりあえず動きだしますが、とりあえず水量も落ち着いていない本流は諦め、支流のチェックへ。
しかし、何処も彼処も水量が多いのかフライを置くポイントがありません。
6本目、堰堤に流れ込む細い支流へ半ば諦め気分で二人で入ってみました。
入口は比較的キャストし易い流れも進むにつれ、狭まり倒木も多く、反応はイマイチ。
唯一フッキングしたのは10cmにも満たない想定外のヤマメで早々に退散です。
確かにライズです。
ライズの主も解らないのに重いはずの足が勝手に堰堤プールに向かってました。
正直、アブラッパヤかウグイだろうと大した期待はしていなかったのに、ライズの主はイワナだったのです。
良ーく見ると型は小さいですが藻の上をかなりのイワナがライズしているのですからTanaさんと顔を見合わせ暫く笑いが止まりませんでした。
確かに先客はいたのですがインレット側に居たのは、このせいだったんですね。
大きくてもこのサイズ。スレていないのか、ハッチしているのは#18サイズも最初は#14でもティペット6.5Xでも関係ありません。
さすがに最後は、ティペット8Xで#18まで落としましたが、16時過ぎまで楽しませてもらうことに。
Tanaさん曰く、ココは「管釣り」と命名!。異議なし!!
思わぬ場所で思わぬライズに遭遇し、満足度は100%。既にウェーダーは脱いじゃいました。きっと大きいのも居るはずなんだけど、問題は浅いのと藻が凄いことでしょうか、梅雨前にもう一度来ることを誓い林道を下ります。
帰路に就くTanaさんを見送り、flyaokiも定番となりつつある堰堤の塒へ移動し早晩飯の準備に取り掛かります。
明日は何処に入ろうか考えながらシュラフに潜り込んだものの、答えが出る前に深い眠りに‥。