Flyaokiのフライフィッシング

キャリアだけ長いオヤジのFF顛末記!!

南アルプス実質解禁日

2008年06月25日 | フライフィッシング

本日より南アルプスへのバスが運行されるため我ら軟弱FFMにとっては実質の野呂川解禁日です。

芦安駐車場で仮眠に入ったまではその筈でしたが思わぬ展開が待ち受けておりました。

この日をプレゼンしたTanaさんと1時半に合流、ネットで調べたバスの始発時間は7時40分、2時に寝れば十分な仮眠時間を確保できると思ってシュラフに潜り込んだのですが‥。

車外の騒々しさに目を覚ますと4時だと言うのに釣師がウジャウジャ、しかもワゴンタイプの乗合タクシーも勢ぞろい。

何でだろうとTanaさんがタクシーの運チャンに聞いてみると、バスは定刻だがタクシーは5時10分が始発とのこと、当に寝耳に水、「そんなの聞いてねーよ!」状態。

とりあえず眠気眼で支度し、始発タクシーに乗り込んだ次第です。

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幾つものトンネルを抜け、広河原に6時前に到着も、ココから先のバスはやはり定刻の9時が始発です。

そんな中、20数名のご同輩一行は先を争うが如く、林道をゾロゾロと歩いていくではありませんか。

Tanaさんの一言、「歩きますか」に何の躊躇も無く二つ返事。

群集心理とは恐ろしいものです。

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定刻のバス移動を想定して春先のレイヤード、気温は11℃で調度イイかなと思いきや、歩き始めて5分も経たないうちにウェーダー内が暑くなってきました。

フーフー言いながら歩きますがバスではじっくり見れない景色も見放題、強引にプラス思考に頭を切り替えながら一歩々、確実に歩を進めます。

それにしても眼下の本流のブッ太さには不安を抱かずにはいられません。これで目的の流れも白かったら‥、マイナス思考は極力考えないことにしましょう。

気がつくとご同輩の姿は無く、前には誰も居なくなっちゃって、‥プラス思考に強引に切り替えることに。

1時間チョットで目安になるN出合へ到着。

思い込んでいたココまでの距離は5km、しかし案内板を見たら6.4km、道理で巻いた尾根の数が多かった筈です。でも目的の流れまでには、更に2km弱のしかも登りが待ち構えているのです。(泣)

080625no117時半、やっと目的の流れに到着、心配した水量も全く問題ありません。

噴出す汗、ウェーダーに篭った熱気を追い出し暫し放心状態。さすがにすぐさまロッドを手にする気力は持ち合わせてはいませんでした。

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8時、コンビニおにぎりで気力も回復したところでキャスト開始です。

気温11℃の水温5.8℃、普通ならドライの温度ではないのですが寒冷地仕様のイワナは違います。

一投目からこのサイズが出ちゃうんですから不思議と足取りも軽くなっちいました。

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太古の自然がココの魚たちを育んでいるんでしょうね。

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最初の堰堤でTana さんが手で拱いているので右岸の斜面を登ってみると、大小のイワナがプールの其処彼処に浮いているではありませんか。

左岸に回りこむと同じ状態にもう、心臓バクバク。一番デカイ魚にCDCカディスを投じると何の疑いも無くパクリ。

Tanaさんに目をやるとこれまた、ロッドが満月状態。

メジャーで27cmを確認し、Tanaさんとこへ行ってみると、二回りもデカイイワナがネットから尾っぽを投げ出し?横たわっているではありませんか!。

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すかさずメジャーを当てると、30.5cm。しかも、完璧にヤマトです。

話によると、デカイのをロックオンしたら更にデカイのがソイツを追いやって定位したんだとか、Tanaさんの今日に賭けた執念が巡り逢わせたんでしょう、きっとそうです。

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その後、数は出るものの27cmの壁は厚く、今日はTanaさんデーかと諦めた最後の最後にFlyaokiにもドラマが待っていました。

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今日の最終地点である最終堰堤のプールでライズを釣っていた時、イエローサリーが目に留まったのでカディスからミドリカワゲラモドキにフライを交換。

更にティペットも6Xから7Xに替えたファーストキャストに飛び出したのは、ナ・ナ・ナント、ジャスト30cmのヤマトです。

あと数分で最終バスに乗り込むため、撤収しなければならない時間の出来事でしたから感激も一入でした。

080625no10

今日のTanaさんのプレゼンが無かったらこの体験は出来ませんでした。

案の定、雪渓に山桜が咲くこのタイミングで果たしてドライで勝負になるのか、不安で一杯でしたがチャレンジすることの大切さを再認識、新たな経験則を得ることが出来ました。Tanaさん、ありがとうございました。

今度は、2泊3日の夏遠征ですが、15kgのザックを背負っての歩行を考えると正直、ゾッとします‥。

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吾妻の里川源流

2008年06月22日 | フライフィッシング

雨を覚悟してたのにH川に着く前から空は明るく、レインギアは不要の感じ。

ただ、異様に蒸し暑いです。

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遠野で大活躍のヨレヨレCDCカディスを浅い流れに投じると、すぐさま反応しますが出方が実にシビア。それにサイズも小さそうです。

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蜘蛛の巣と伸びに伸びた葦との格闘、そして蒸し暑さのストレスに集中力は萎え萎え。

やっと、フッキングしてもこのサイズでは苦労の甲斐なしと判断し、場所替えのため車に戻ります。

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この蒸し暑さから開放されたくて、N川上流のO川に向け移動中、チョット寄り道。

M川を田圃沿いに進むと護岸も切れ、葦林も消え自然河川に復活した流れに遭遇。

ただ、お世辞にもイイ感じの流れではありませんし、川幅も1m前後。ただ、小さい魚が走るので試しに入って見ることに。

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瀬で小さなヤマメとイワナを掛けた後、大石裏の巻きから20cmオーバーのイワナが飛び出しビックリです。

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そんなポイントは、そう在るわけでは無いので顔面に蜘蛛の巣を浴びたりして、拾いキャストを繰り返します。

最大は23cmでしたが皆、腹は鮮やかなオレンジ色を纏い、ネイティブを感じさせるイワナばかりでした。

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別荘地エリアに入ると枝分かれし水量も落ち、ポイントも更に無くなってしまったので撤収です。

傍らにはトゲトゲ枝に守られたキイチゴ(これはモミジイチゴと最近は言うらしい)が群生しており、本気で採れば一瓶くらいのジャムになりそうです。

トゲトゲと言えば、うかつにもイラクサに触った左手が未だにズキズキ‥、蟻酸はホント、しつこいですね。

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時間が中途半端だったので当初予定のO川で涼んでみましたが、ココの魚もスレてしまったのかイブニングに近かった割には、巻きとかのセコイ場所でしか反応はありません。

お子ちゃまサイズは別として、いいサイズはまともに口を使ってないのか乗らなかったりバレたりで‥。

吾妻エリアもこれからは、平日以外は厳しい釣りを強いられる時期になってしまったって、ことでしょうか。

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岩手遠征 3日目(最終目)

2008年06月13日 | フライフィッシング

歳は取りたくないモンです。もっと寝ていたいのに3時過ぎから二度寝が出来ないのです。

折角なので付近の探索に出たのですが、これが寒いったらありません。アトで聞いたら気温、8℃だそうです。

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さすがの「わらべ」080613no2 も未だ、寝ているようです。

滝川の流れを見たりしていたらマジ、体が冷え切り逃げるように部屋に戻ると、完全復活したYanaさんが出迎えてくれました。

良かった良かった。

朝食の時間まで談話室兼宴会場のだるまストーブの傍らで暖をとりますが正直、離れられません。080613no3

朝食後、少ない荷物を纏め、「わらべ」を後にしますが皆さん、見えなくなるまで手を振ってのお見送りには何かジンと来るものがありました。

最終日ではありますが途中、名勝、「カッパ淵」へ足を運んでみました。080613no4

あいにく上流部が工事のため、「何時もより水量がありませんがご了承‥」の看板には聊か興ざめ。

でも、釣り人の性、流れの中に魚を探しちゃいました。で、この流れにもやっぱり、居ましたよ。

さー、K川に向かいますか。

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金曜日と月曜日は、ご同輩が多いのは関東に限ったことではないようです。

昨日と同じ場所に車を停め、Yanaさん上流、Flyaokiは下流へ向かいます。

瀬に出ているヤマメは賢くフライが通過するだけで深水に逃げてしまい想像以上に手ごわいです。故に尺クラスが何本も居る筈ですよね。

それに比べ、イワナは実に大らか。直ぐに二桁達成です。080613no6

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ノンビリとコトを構えていたら何処から来たのか3m上手にエッサマンが二人、無言のまま竿を出しているではありませんか。

ここは文句 の一つも言いたいところですが大人の対応?で道路に上がります。

車に戻り護岸下のヤマメを観察しているとYanaさんが道路を下ってきました。

体調も釣果も絶好調とのこと、サイトフィッシングを満喫したようです。080613no8

パンの昼食後は未知の上流へ行ってみました。

ココでもサイトフィッシングは絶好調でバリバリ体高のヤマメまで浮いているのを仕留めることができました。

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これからと言う時に雷鳴と共に雨が落ちてきちゃいました。

やり越すため念には念を入れ一旦、車に戻るも雷鳴の二度目は無く、暫くして太陽が戻ってきました。

その後も絶好調!既に30尾は超えているでしょうが浮いている魚との対峙が楽しく、数はどうでも良くなっちゃいました。

最後は取水堰の尺ヤマメに未練を残したくないので、ダメモトのイブニング挑戦です。

結果、Yanaさんイワナ2尾、Flyaokiに至っては一度もフライに出ることなくコノ遠征は幕が下りちゃいました。

まー、次回の楽しみと言うことで‥‥。完全な負け惜しみですね。(笑)

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20時に帰路に就き、SAの夕飯に間に合わないかと思いきや、前沢SAに22時前に到着。

東北の定番、「牛タン定食」を食し一機に南下。

交代、仮眠の繰り返しでYanaさんちに4時前に到着。川越には遠野の朝とは雲泥の景色を眺めながら5時に到着です。

来年は是非、3人で行きましょうね。Tanaさん。

<追伸>

帰宅後、HPのトップを更新しているとグラグラと。

体も頭もボーっとしているので地震?、半信半疑でテレビを付けると岩手奥州市が震源の大きな地震だったことを知りました。

高速道路、新幹線は全面通行止め、不幸にも命を落とした方もいたとのコト。予定を変更して14日も現地に居たらと思うと、身の引き締まりを覚えずにはいられません。

前日まで遊ばせていただいた地域でこのような惨事が待って居ようとは‥、被害に遭われた方々、この場ではありますが心より御見舞い申し上げます。

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岩手遠征 2日目

2008年06月12日 | フライフィッシング

10時間の睡眠で今日も絶好調!。

ただ、Yanaさんは夜中悪寒に襲われ熱っぽいとのこと。まー、流れに立てば直っちゃうでしょ的、軽い気持ちで初のK川へ頼んでおいたオニギリを抱え向かいましたが、そんなに甘い熱ではありませんでした。

宿の2組もココに来てて、一声掛けて更に上流を目指します。080612no1

最終集落入り口に車を停め、サッサと身支度を整え、脇の橋から流れを見下ろすと。

巻き返しのマズマズの魚が浮いているではありませんか。

試しに昨日のイブニングに結んだイエローサリーをキャストすると、あっさりヒット。23cmのイワナ君でした。

橋の上からすぐさま、可哀想ですが優しくダイビングリリースです。

集落の護岸下では尺クラスが悠然と泳いでいますがキャスト前に逃げられてしまいます。

極みつきは取水堰のプール、尺ヤマメが優雅にクルージング、時たま水面に顔を出すのですが魚の数も半端ではありません。

念のためキャストしてもその瞬間、団体さんが右往左往でジ・エンドです。(笑)

先に進むと護岸も切れ、木漏れ日に日向ぼっこのイワナ相手のサイトフィッシングの始まりです。

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そして 、水深20cm余りの瀬からはまさかの32cmが飛び出してくれました。

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暫しYanaさんの追いつきを待ち、少し下ってはみるものの一向に姿が現れず‥。

途中、 白いものが左右に揺れているので何だろうと思いきや、尺を裕に超えるイワナが魚を真横から食いつき、どうしようか思案しているようです。

イワナのアノ歯で押さえられたら身動きは不可能でしょう。それにしても凄いのを見せられてしまいました。

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橋を過ぎると凄かった薮から開放され今度はヤマメのオンパレード。

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サイズは別にして体高のある綺麗なヤマメです。

それにしてもYana さんがどうしたのか気になりココで車まで戻ることに。途中、車が止まり話し掛けた主はナント、カムパネラの石川さんです。

お陰で32cmは出るし最高!との会話を交わし、上流へ向かう石川さん達を見送りながら道路を下ります。

Yanaさん、やはり体調が思わしくなく車に戻っていました。

大分、整ってきたのでT川へ向かいましたがFlyaokiに気を使っていたようです。

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林道を進んだ奥のT川は、快晴なのにヒンヤリした空気に浸されグリーンとブルーのコントラストも相俟って気持ちイイです。

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流れに降り立つと更に涼しく、捲くった袖を伸ばしました。080612no8

わらべでの会話に必ず出てくるT川はやはり、一筋縄ではいきません。

二桁の目標に達することなく夕闇の迫りつつある19時前に撤収です。

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わらべに戻るとジャスト、夕食タイム。

ココの料理は絶品ですよ、腹が減ってなくともウマイです。

ただ、Yanaさんの熱は借りた体温計が38℃を表示、Flyaokiが思っていた以上に辛かった筈です。

頂いた風邪薬を飲み、早々と布団に潜るYanaさん、明日の復活を願い早寝を決め込みました。

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岩手遠征 1日目

2008年06月11日 | フライフィッシング

カムパネラからの道順を間違え(左折見落とし?)、とんでもない峠道を経て1時間掛けて約1年振りのI沢へ到着。

宇多さんの言っていたとおり、最初の堰堤は取壊し工事の真っ最中。

プールに溜まった土砂はどうするんだろうかとYanaさんと話しながら上流へ向かいます。

見慣れた木橋脇に車を停め、コンビニで調達した昼飯も食わず下流へ歩きます。

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幾らか減水気味の流れにパイロットフライのブラウンパラシュートで叩き上がりますが全くの無反応。

巻き返しで出たイワナは10cm、この沢にはそぐわないサイズです。

開けた瀬に出ると、まずまずサイズのイワナが定位しています。

これはイタダキとU字キャストで完璧に流しますが寄っても来ません。挙句、どっかに行ってしまいました。

ココで今回のために4本も巻いた(涙)パラシュートに見切りを付け、真打のCDCカディスへフライチェンジ。

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不思議と反応が良くなり、20~23cmのイワナを連発、ココでは始めてのヤマメまで。080611no6

Yanaさんに追いつくと絶好調で既に二桁突破とのこと。

絶不調を理由に先行させていただきます。

瀬に魚が出ているので屈んだキャストを強いられますが、直ぐに結果が出ます。

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こんなサイズが揃うのですから楽しく無い訳がありませんね。

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Yanaさんも順調に数を伸ばしていました。

それにしても新緑のトンネル内は気持ちイイです。

Maxは25cm。大物は最後まで出ませんでしたが今日の宿である民宿「わらべ」に向け15時過ぎにI沢を後にしました。

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16時過ぎに「わらべ」到着。

前のC&Rで夕飯まで粘るも連日攻められているのでフライは直ぐに見切られます。

滝川沿いには懐かしの「タバコ畑」が一面に。

そう言えば移動途中でクマさんに遭遇。車中だったので冷静に観察でき、「かわいい」などと思っていましたがココでは丸腰、トットと畑を後にしました。

旨い夕飯の後は仮眠3時間がたたり、20時、泥のように深い眠りに落ちちゃいました。

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