昨晩でのお約束は、4時起床の5時歩き出し。
だったんですが、歩き出しは1時間遅れの6時チョイ前でした。
やっちまったなー!
とりあえず昨日の退峪したところまでひたすら歩きます。
因みに、考えることは釣り師皆同じ? 登山者に混じって数名のご同輩も。昨日すれ違った同輩さんのお話しでは、「会っただけでも3人ほど入ってる」とのことでした。
2時間後は登山者をも追い越せない狭~い登山道を歩く羽目に。当初の目的は橋上だったんだけど、少し先に結構大きな堰堤を発見しちゃったので其処はとりあえず越しときましょ! と言うことで、登山道で行ける所まで行くこととしたのです。
が、この先数メートルで登山道、残念ながらバイバイでした(涙)
結局、登山道で巻けなかった巨大堰堤は低木地獄を汗だくで巻く羽目に。全身汗だくで巻いたもののじっとしてると体が冷え切っちゃうので息が整う前にロッドを繋ぎ始めました。
さすがにココまで高度を上げると、流れに陽が射すまでは寒い寒い。
そんな中、目の前の最初のポイントから予想だにしなかったイワナ君が、一投目に出てくれちゃって(嬉)
寒さなんかどっかに吹き飛んじゃいました。
カッコいい顔つきのイワナ君、32cmもありました。
もう、これで「念願の峪」ミッションコンプリートです(笑)
途中で追い越したTanaさんが、なかなか追いついてこないので日向ぼっこも兼ね大岩の上でTanaさんを待つことに。
しっかし、人工物何もなし! 天気もいいし、尺も出たし、もう最高!
ところが、合流時にTanaさん、先行のFlyaoki がさんざ探ったはずのポイントから30.5cm出したとのこと。うーん、Tanaさん恐るべし。
さすがに巻きがキツイ堰堤がこんなにあるとは。事前に知ってたら来なかったかも(笑)
昨日の流れより魚が多く感じたのはそのせい? かもしれませんね。
が、念願の峪故、やっぱり「こんなはずじゃ・・・・なかった」が、正直な感想かな。
今年は、異常なほどの雨をもたらした梅雨が、8月まで明けなかったから来るのがこの時期になっちゃったけど、7月だったら状況が違ってたかも。
さて、時間が少し早いけど(11時半)昼飯にしますか。
とは言いつつも、登山道途中の水場で美味しい水をついつい、がぶ飲みしたのが祟ったのか腹具合が絶不調。カロリーメイトをコーヒーで流し込み楽しいはずの昼食も今日は半減でした。
午後の部も堰堤との格闘からスタートです。
しっかし、絶好のポイントである堰堤下のプールは何処も彼処も無反応。水面を意識してないはずないんだけどなぁ。
半面、意外と浅い瀬で絶好調!(たまたま食い気のあるのが瀬尻に居たのでしょうか)
とまではいかないけど昨日を思えば御の字でしょうか。
今日のこのサイズ君は、まずまず出てくれたけど、今日はTanaさんデーだったみたいです。既に2本目の尺イワナ君をゲットしてましたモン。
雲行きも怪しくなってきたところで、今日の退峪地点の橋に到着です。
地図で確認してた堰堤工事用の道路橋のはずが、見事に流され跡形もなくどう見てもただの堰堤と化しちゃってます。ちょっと前から人工物の残骸が目に付いてたけど、どうやらココの橋の残骸だったようです。
いずれにしても一旦、元道路に上がらないと事が進まないので今日何度目?またまた笹の密林斜面を息を枯らしながら這い上がる羽目に。
元橋上は崖、残念ながらロープなしでは降りられないことから予定通り素直に撤収です。
しかし、コレはもう道路の体を保ってませんね。かと言って、川通しはあの堰堤巻きを思うと、こっちの元道路を二人とも異論なく選択です。途中崩落がなければ藪でもほぼ平でしょうから・・・。
人工物が全くなく、ただの獣道みたいな踏み跡を辿り、何とか開けた場所に出たので流れを覗き込むと、おー、偶然というか32cmポイントが眼下に広がってました。
ところで元道路をホントに歩んでるのか、かなり不安だったけど苔むした石垣も出てきたりで迷ってないことが確認でき一安心。この先も崩落だけはしてないことを願って先に進みます。
願った通り崩落はなかったけど、元道路はほぼ全てが藪漕ぎだったためエネルギーの殆どを使い切ちゃったせいか、駐車場に戻った時には水も飲めないほど、疲労困憊してました。
やっぱ、歳のせい?数字以上に疲労感は半端ないです。間違いなく、今シーズン一番のハード釣行でした。退峪する前は「7月ごろもう一度来たいかな」なんて思ってたけど、今は次ないかも。
今回、2泊予定で乗り込んできたけど、どちらかともなく、
「もう帰ろうか」(笑)
と言うことで、温泉入ってからTanaさんは最寄りのIC、Flyaokiは一般道(下道)を目指すため、各々のタイミングで帰路につきました。
しかし、一人じゃやっぱり来れなかったなぁ、無理くり引き摺り込んじゃったけどTanaさん、ホントにありがとうございました。
次回は、焚火のできる所でテン泊したいね。そん時は、また、よろしくです。