先日、尼崎の大物公園を紹介しました。
こちら→ 5月24日ブログ・・・大物公園・・・
そして、その公園近くにはこんなところもあったのです!
とても親切なおばあちゃんが、場所を教えて下さいました。
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残念さんの墓とは・・・。
幕末期の戦で敗れ、自決のときに「残念、残念」と
叫んだという藩士のお墓。
その藩士は長州藩 山本文之助で、京都から
帰国の途中に、この大物の地で捕らえられ自ら
命を絶った武士なのだそう。
大きな木がお墓を見守るように繁っています
。
その書置きには・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「残念で口惜しい、もし口惜しいことが
あれば、自分を参れば一つだけ願いを
かなえてやろう」
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と、書かれていたそうで、その後噂を聞いた人々の参詣が
長い列となって続いた、ということです。
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幕府に反感を持つ民衆の同情・共感も受け、願い参りが
大流行したという背景から「残念さんの墓」として語り
継がれ、守られているお墓。
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山本文之助という藩士の残念な気持ちが、厚い魂と
なり、世の人々の願いを叶える力となっているの
ですね。今日までお線香が絶えないという、このお墓
では、その願いが成就したという話がいくつもあるのだ
そうです。
残念さんは、このお墓の中から、様々な人生のつぶやきを
暖かく包み込むように聴き、見届けてきたのでしょうね。。。。
物言わずとも、手を合わす人の心に語りかけていたのかも
しれません。「残念」という言葉の必要が無いようになる
ような、何かを・・・。
BY 店長
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