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封印された神代(かみよ)史:古史古伝(こしこでん)が伝える太古日本の歴史

2018-08-10 03:59:48 | 封印された神代史

◆記紀以前の歴史書:古史古伝とは?

古史古伝 - Wikipedia

古史古伝(こしこでん)とは、日本古代史で主要資料とされている「記紀(『古事記』と『日本書紀』)」などの史料とは著しく異なる内容歴史を伝える文献を一括して指す名称。種類が多い。また超古代文献超古代文書ともいう。なお、古史古伝は今のところ、いずれも学界の主流からは偽書とみなされている。

古史古伝は、

    1 写本自体が私有され非公開である、などの理由で史料批判がなされる予定がなく、史料として使えないものも多い

  2 超古代文明について言及されている

  3 漢字の伝来以前に日本にあったという主張がある神代文字で綴られている

  4 上代特殊仮名遣に対応してない(奈良時代以前の日本語母音が8個あったが、5母音の表記体系である)

  5 成立したとされる年代より後(特に近代以降)の用語や表記法が使用されている

等々の理由で古代史研究における歴史学的な価値は非常に低く、古代からの伝来である可能性もまず無いと考えられている。しかし、古史古伝は種類が多く1〜5の特徴もすべての古史古伝に共通しているわけではなく、それらの諸点についての度合いは各書ごとに様々である。江戸時代成立とみられる文献もあり、それらには江戸時代的な特徴はあるが近代以後の用語などは当然存在しない。

ただし、いずれの「古史古伝」においても『偽書である「古史古伝」ではなく、真書である』と主張する人々はかつて存在したか、もしくは現存している。

第2次世界大戦前には「神代史」「太古史」など言われ、戦後(1970年代頃まで)には吾郷清彦が「超古代文書」と呼んでいた。また同じ頃、武田崇元(武内裕)は「偽書」「偽史」「偽典」などといっていたが、「偽書」「偽典」は用語としてすでに確立した別の定義が存在しており紛らわしいので、やがて「偽史」という言い方に統一されていった。

「古史古伝」という言い方は、吾郷清彦が著書『古事記以前の書』(大陸書房、1972年)で最初に提唱したもので、この段階では「古典四書」「古伝三書」「古史三書」とされていたが、著書『日本超古代秘史資料』(新人物往来社、1976年)では、「古典四書」「古伝四書」「古史四書」「異録四書」に発展した。 初期の頃の吾郷清彦は「超古代文書」という言い方を好み、「古史古伝」とは言わなかった。あくまで分類上の用語として「古伝四書」とか「古史四書」といっていたにすぎない。1980年代以降、佐治芳彦がこれをくっつけて「古史古伝」と言い出したのが始まりである。

吾郷清彦による分類

古典四書

『古語拾遺』を除いて「古典三書」ともいう。この「古典四書」(または古典三書)という分類は、異端としての超古代文書に対して正統な神典としての比較対象のための便宜的な分類であり、「古典四書」はいわゆる超古代文書(古史古伝)ではなく、通常の「神典」から代表的・基本的な四書を出したもので、実質は「神典」の言い替えにすぎない。(神典の範囲をどう定めるかは古来諸説があるがこの四書に加えて『万葉集』『古風土記』『新撰姓氏録』などをも含むことが多い)。

古伝四書

「カタカムナ」を除いて「古伝三書」ともいう。

この「古伝四書」は全文が神代文字で書かれているという外見上の体裁による分類であって、内容に基づく分類ではない。

古史四書

  • 九鬼神伝精史」(いわゆる「九鬼文書」。『天津鞴韜秘文』(あまつたたらのひふみ)は九鬼文書群の一部である)
  • 竹内太古史」(いわゆる「竹内文献」。「天津教文書」「磯原文書」ともいう)
  • 富士高天原朝史」(いわゆる「富士谷文書」(ふじやもんじょ)。「宮下文書」「富士宮下古文献」ともいう)
  • 物部秘史」(いわゆる「物部文書」)

「物部秘史』を除いて「古史三書」ともいう。

異録四書

『神道原典』を除いて「異録三書」ともいう。

「異録四書」は古伝四書や古史四書に含まれないものをひとまとめにしたもので、いわゆる「その他」の枠であり、古伝四書・古史四書のように四書全体に通じる共通の特徴があるわけではない。

吾郷清彦による分類の発展

東亜四書

吾郷は「新しき世界へ」誌(日本CI協会刊)に寄稿した際「東亜四書」という項目を追加している。

泰西四書

  • ウラ・リンダの書』(『オエラリンダ年代記』ともいう):自身を由緒正しい古フリーズ貴族の末裔に違いないと信じていた大工コルネリウス・オヴェル・デ・リンデが偽造した、先史時代までさかのぼる年代記。フリーズ人はキリスト教以前に独自の一神教を持つとし、万物創造の唯一神ヴラルダを讃え、ザクセン人やフランク人を見下しフリーズ人の優越性を説く。1872年にオランダで出版され、偽造であるとばれて事件は終わっていたが、ナチズムの台頭の中、1933年にドイツの先史学者ヘルマン・ヴィルトがユダヤによる旧約聖書以前の本物の古文書であると主張し、北方人種の栄光ある過去を創造する道具として利用しようとした。[13]ヘレナ・P・ブラヴァツキー神智学における根源人種論の元とも言われ、ニューエイジにも影響がある。
  • Oahspe: A New Bible』:オアフスペ、オアースプ等いろいろに読まれる。1882年出版。
  • モルモン経
  • アカーシャ年代記」(「アカシックレコード」ともいう[14]

他にジェームズ・チャーチワードが実在を主張した「ナーカル碑文Naacal)」、ヘレナ・P・ブラヴァツキーが実在を主張した『ドゥジャーンの書』、「エメラルド・タブレット」、「トートの書」等がある。また『ネクロノミコン』は当初から小説の中の存在として発表されたが、実在と信じる人にとっては超古代文書の一種である。

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◆古史古伝は「偽書」か?

封印された超古代日本史~「古史古伝」の世界

「古史古伝」とはいったい何なのか? これは、「日本最初」の歴史書、『古事記』(ふることふみ)・『日本書紀』(やまとのふみ)(両者を合わせて、通称『記紀』)よりも、遙かに古い「日本の歴史書」群の総称です。それらの代表的な物を列記すると、

  • 竹内文書
  • 九鬼(くかみ)文書
  • 宮下文書
  • 上記(うえつふみ)
  • 秀真伝(ほつまつたえ)
  • 東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)

等です。

 Hotsuma Tsutae Document Tree by Torii

これら「古史古伝」と呼ばれる歴史書は、残念ながら現在の史学界ではその存在自体が認められていない「異端」(「鬼っ子」と言った方が正しいかも知れません)です。その理由はと言うと、

  1. 『記紀』や、聖徳太子時代に編纂されたと言う『天皇記』(すめらみことのふみ)・『国記』(くにつふみ)よりも成立年代が古い。
  2. 『記紀』等の正統な史書は神武天皇を「初代」とするが、「古史古伝」の多くが神武天皇以前に数十代から数百代の天皇を載せている。つまり、「古史古伝」では神武天皇は初代ではない。
  3. 「古史古伝」の多くが漢字渡来以前の古代日本文字「神代文字」によって書かれているか、もしくは、「神代文字」を載せている。

と言った感じで、史学界からすれば、もしこんな「シロモノ」を認めてしまったら、従来の日本史大系が根本から崩壊してしまう訳で、絶対に認められないと言う訳です。この辺は、カトリックの総本山・バチカンが、『死海文書』を「正統」と認めないのと同じです。さて、そんな「古史古伝」ですが、具体的にはいったいどの様な事が書かれているのでしょうか?

万世一系天皇制

戦前の旧憲法(大日本帝国憲法)では、「日本は「万世一系」の天皇がこれを統治する」と書かれていました。「万世一系」とは初代・神武天皇から現代まで一度も断絶することなく(王朝の交替もなく)連綿と続いてきたと言った意味ですが、現在は「騎馬民族征服王朝説」等によって「否定」されています。ところが、「古史古伝」-特に『竹内文書』の世界では、「万世一系」どころか、それを遙かに越える「億万世一系」の天皇制が描かれています。

 

ガヤフキアエズ王朝

『記紀』に登場する神武天皇の父・ウガヤフキアエズ尊(ミコト)が、「古史古伝」では73(又は72)代、あるいは51代続いた「王朝」とされています。又、ウガヤ朝の歴代天皇は皆、「ウガヤフキアエズ尊」の諡号(死後に贈られる称号)を代々世襲した共されています。この辺りは、歌舞伎の名門・「市川団十郎」が名跡を「襲名」しているのと同じです。

国大変動

「古史古伝」の一つ、『竹内文書』には、「ノアの大洪水」を思わせる「万国大変動」・「万国土(ドロ)の海」と言った天変地異が幾度と無く世界を襲い、その度に「五色人(イツイロヒト)全部死す」等と言った「人類滅亡」の危機に見舞われた事が記されています。又、これら世界規模の天変地異によって、高度に成熟した超古代文明が衰退していった模様も記されています。

之浮船(アメノウキフネ)

これも同様に『竹内文書』に出てくる物ですが、読んで字の如く、「天(空)に浮く船」です。一日に千里万里を行くその性能からすれば、旅客機かはたまたUFOか・・・と言った感じでしょうか? ちなみに、古代インドの聖典にも「ヴィマーナ」(「飛行車」の意味)と呼ばれる飛行物体が存在した事が記されています。

ヒイロカネ

更に『竹内文書』に出てくるのが、謎の金属「ヒヒイロカネ」。純粋な物は純金のように柔らかいが、ひとたび合金にすると、プラチナ(白金)よりも堅くなる希少金属。全体として「ひんやり」としているが、時として表面から「オーラ」のような「ゆらぎ」を出す。超古代天皇の皇居の屋根は「ヒヒイロカネ」葺きで燦然と輝いていた・・・「ヒヒイロカネ」で鍛造した宝剣・・・等の記述があちこちに出てきます。ちなみに、アトランティスの「オリハルコン」(太陽のような輝きを発する)や、古代中国の「金+昆」等の古代希少金属は、「ヒヒイロカネ」と同じ物ではないかと言われています。(「金+昆」を「日に比する金」と解釈すると、正に「ヒヒイロカネ」となる)

だまだ「古史古伝」には、『記紀』等の「正統な歴史書」には無い様々な内容がちりばめられています。しかし、史学界はあくまでもこれを「異端」として認めていません。中には『竹内文書』の様に、国家権力が狩野亨吉博士(故人 元・京都大学文学部長)等、当代の碩学を総動員して「偽書」の烙印(レッテル)を押した物もあり、言論・研究・思想の自由が保障された戦後日本の現代でさえ、名のある歴史学者は、未だに手を出そうとはしません。よほど、狩野亨吉博士の下した「偽書」鑑定が効いたと見えますが、「古史古伝」は果たして「偽書」なのでしょうか?

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◆古史古伝を見直す意義

これまで「神話」とされてきたムー大陸・アトランティス大陸の実在を裏付ける沖縄・与那国遺跡を始めとする海底遺跡の発見が次々に発表されている。「偽書」として封印されてきた竹内文書(たけのうちもんじょ)が伝える太平洋上の失われた大陸「みよい・たみあら」の信憑性は、21世紀の現在、ますます高まっている。

<竹内文書に描かれた「ミヨイ・タミアラ」>

<修正した画像:先史文明研究

地球外の文明が太古の地球を訪れて、古代文明の建設に関与してきた証明が、数多くの研究者による報告が現在、報告されている。漢字以前の神代文字で記述されているという理由で「正統派」の学会から斥けられてきた、竹内文書を始めとする古史古伝の史料的な価値を私たちは見直すべき時期にあるのではないだろうか?

☆F★

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