ふるやの森

地球文明の再生に向かう
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フレッシュマン諸君へ 12

2006-05-14 07:46:19 | ぜひ!こそ!教師
おはよう。
今日は少し自分の話をしてみようと思う。先生の死んだ父親は、山口県の宇部中学から上海に当時あった東亜同文書院に進んで陸軍に入隊しビルマを初め東南アジアで戦われた。母親は、祖父が満州鉄道に勤めていた関係で中国の北京女学校で学んだ。両親は帰国後、東京の武蔵境で暮らし、私と弟は少年時代をそこですごした。先生が高校に入ったころ、父親は広告会社のタイのバンコク支店に転勤し母親と私の弟(当時小学生)は同行し、弟はバンコクの日本人学校で学んだ。先生は、ひとり吉祥寺の会社の寮に住み国立市の私立高校を卒業して、日本語と英語で授業が行われる三鷹のミッション系の大学で学んだ。いやおうなく、世界の中の日本というテーマを考えざるをえない環境に置かれてきたと思っている。今の学校に勤務したことも私の視野を大きく広げてきたと感謝している。ラグビー部の諸君を引率してニュージーランドでホームステイした思い出、アメリカのユタ州でホームステイして書道のプリゼンテーションを手伝った体験、何度も中国修学旅行に引率して中国古代文化に触れた体験・・そのすべてが合わさって今の先生の世界観がつくられてきたように思う。ひとつ君たちに言いたいことは、世界は本で読むだけでは理解しきれないということだ。日本がまちがいなく、欧米ではなくアジア(東洋)に属する国家であるという認識に日本人は立つべきだと思う。その観点で明治以降の日本の歴史をつくりかえることが必要だと思う。日本民族としての誇りと自覚を失わせる教育は誤りであることに、ようやく先生は気づいた。この話はこれからも長く続けたいと思う。
では、よい休日を・・・

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