GFLJセミナーの基本テキストに加えたいもう一冊がこの本である。
葦原瑞穂氏はその著書、黎明の中で本書をこのように紹介している。
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P285 第１３章 大師
復活後のイエス大師は、シリアに赴き、８５歳になるまでその肉体を保ちました。
その期間に日本へも、マーヤ・ルーパ【注１】を用いて訪れていますが（青森県戸来村、その後、新郷村と改名）、用事が済んで大師が急にいなくなったので、後に残された人達は、大師が他界したものと思って墓を建てています。【注２】
現在のイエス大師は、主にヨーロッパの民族の精神的、霊的な指導系列に当る聖白色同胞団（グレート・ブラザーフッド）の中心的な存在として、地球生命系の普遍意識を地上に展開させ、人類の霊的な成長を促す仕事に携わっています。
イエス大師は、１９４８年には南アフリカ連邦のヨハネスブルグにおいて、ヒマラヤで訓練されたスコットランド人の媒体を使って、彼自身（正確には普遍意識）のオーヴァーシャドウによる連続講話を行っていますし、１９６０年代の初めにかけては、２人のアメリカ人に７年間にわたり、メッセージを送り続けて、人類の霊的な向上のための書物を著しています。
前者は、"Divine Healing of Mind and Body（日本語版「心身の神癒」）"であり、後者は"A Course in Miracles "(日本語版「奇跡のコース」)ですが、本書の中でもイエス大師の言葉のうち、幾つかは、これらの記録から引用しています。
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【注１】
大師にとっては、肉体や幽体は自らが創造した意識の産物に過ぎませんから、これらの表現体を数世紀にわたって維持し続けることも、肉体を地上に残したまま 生命を引き揚げることも、そしてまた肉体を残さずに、一切をエネルギーとして自らの本源に還すことも自由自在に行うことができます。大師はその時の地上で の仕事の目的に合せて、普遍意識のレヴェルの表現媒体である光子体のヴァイブレーションを下げて、マーヤ・ルーパ（幻の形）と呼ばれる、物に触れたり肉眼 で見たりすることが可能な、物質レヴェルの 表現媒体を創り出す場合と、適当な両親を選んで、通常の出産という形を採る場合の二通りがあります。ナザレのイエスは、初めは大工ヨゼフとその妻 マリアとの間に赤ん坊として産れ（処女懐胎は、後世の人達の造り話に過ぎません）、十字架に架かって肉体を離れた後に、甦って弟子達の前に現われた際に は、前者の方法を用いました。
【注２】
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P286 第１３章 大師
イエスを表現した魂が再び地上に肉体を持つかどうかについては、多くの人たちが関心を寄せているようですが、１９８９年に著者が確認した情報では、イエス大師が、かつて滞在したことのあるインドのスリナガルに、マーヤ・ルーパを用いて現れたことがあること、この時点では肉体を持って母親から産まれてきた事実はないこと、この２点を記するに止めておきます。
キリストの再臨と言う本来の意味は、ひとりひとりの人間が自分の内なるキリスト、すなわち普遍意識に目覚めることなのであって、外の世界に救世主を求めている限り、本当の救いは無いことを、くれぐれも忘れないで頂きたいと思います。
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この引用部の最後に、葦原氏が記しているメッセージが、これからの学習で重要な注意点となる。私たちが、普遍意識（宇宙意識）に到達して内なる神我（キリスト）に目覚めることが、現在の世界が直面している危機と混乱を克服する糸口になることを、これまでに引用してきた無数の高次元からのメッセージは伝えようとしてきた。人類のひとりひとりが創造主のパワーを内側に秘めていることに目覚めて、宇宙文明へ移行する準備を進めるように銀河連邦（宇宙連合）は、伝えてきた。
イエス・キリストが聖書に残された記録の中で、真に伝えようとしたメッセージを読み解くカギを「心身の神癒」は、示唆しているに違いない。
☆Ｆ★
