ふるやの森

地球文明の再生に向かう
(当ブログはリンクフリーです、また相互リンク先を募集中です)

【GFLJセミナー草稿】 1 普遍意識(宇宙意識)の目覚め

2015-07-06 07:01:13 | GFLJメッセージ

黎明〈上下2巻〉 葦原 瑞穂 (2001/5/1)

この書をGFLJセミナー(仮称)の基本テキストにしたいと決めた理由の1つは、この上下2巻の中にこれまでの伝統宗教とチャネリングメッセージなどのニューエイジ思想が伝えてきた内容のすべての領域がその中に網羅されて明確に説明されていると感じたためである。

著者の葦原氏については本人がプロフィールを公開することを避けているために知ることができないが、今年中に講演会が企画されているようなので、関心のある読者は足を運ばれると良いと思う。

この本の上巻の冒頭に述べられている「普遍意識」が、これから私たちが向かう新しい世界への移行に重要なカギを握る概念だと思われるので、少し長くなるが紹介したい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P12ー 不調和な現象の原因

この本の執筆にあたって、様々な分野を互いに関連させていく作業を進める中で明らかになってきたことは、1990年代までの人類が抱えていた様々な問題、例えば個人やグループ、民族や国家の間で生じる争い、病気、貧困と飢餓、経済の混乱、犯罪、教育の昏迷、そして環境の破壊や自然災害といった様々な不調和な現象は、その全てが人間の内面的な問題に起因しているということでした。

このような不調和な現象は、物事を宇宙全体との関係として把握するのではなく、表面的な幾つかの現象の間でしか捉えることができないという、20世紀中頃までの地球人類の平均的な意識レベルと思考様式そのものに本質的な原因があり、その必然的な結果として特定の目的を全体への影響を考慮せずに実現しようとしてきたこと、つまり個人や特定のグループ、一企業、一つの民族や一国家、もしくは人間のみの利益を、全体の調和よりも優先させてきたために生じたものです。

(結論から先に言えば)私たちが現象として抱えている問題の一切を消滅させるただ一つの方法は、私たちの一人一人がこれまで主に使っていた感情の意識レベルや論理的な意識レベルを超えた、宇宙全体を一度に把握することのできる、本来の意識状態を取り戻すことにあります。

この宇宙全体を一度に把握する意識(以降では「普遍意識」と呼ぶことにします)は、これまでの数千年間の地球の歴史に限っても、人類の進化の魁(さきがけ)となった人々に様々な人々を通して顕(あらわ)れていたのですが、周囲のほとんどの人たちは、それを自分たちの制約された意識状態で判断することしかできなかったために、それについて理解することは勿論(もちろん)のこと、その存在ついてさえ、なかなか知られることはありませんでした。

それは様々な分野で先駆的な仕事を為した天才たちの意識であり、宗教家の言う悟りの体験でもあります。

ニューエイジと呼ばれる時代は、これまで一部の天才たちを通して顕れていた普遍意識が、地球上のほとんどの人たちにとっても日常的なものとなっていく過程で起きる、様々な現象を総称していますが、この言葉も大勢の人たちによって色々な意味で使われるようになって、誤解を招きやすくなりましたので、本書では「人類の意識の夜明け」という意味で、『黎明(れいめい)』という言葉を使わせていただくことにしました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここで強調されている「普遍意識」が、釈迦が言おうとした「仏」「悟り」であり、イエス・キリストが言おうとした「神の国」「天国」であると考えると、これまでの宗教団体による解釈の誤りが明らかになると思われる。

釈迦とイエス・キリストは、制約された個人意識を宇宙全体を把握できる普遍意識に上昇させることで、あらゆる問題を克服して永遠の至福の状態に到達することが可能であることを自らの姿と生き方を通して、人々に示そうとしたのである。

これからGFLJセミナーを開始するにあたって、葦原氏の使った「普遍意識」という用語を、「これから移行する宇宙文明に適合する人類の新しい意識」という意味で、宇宙意識と言い換えて使用していきたいと考えている。

今、私たちが個人やグループで始めるべき学習とワークは、自分たちの意識を宇宙意識に上昇させる努力であると考える。

 ☆F★

参照

スピリチュアル・ライフ by birch99◆「黎明」考察

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 


最新の画像もっと見る