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フラナガン水素 長寿村フンザの水を再現

健康と美しさをいつまでも、水素と酵素で細胞を生き生きさせる還元の発想
食べる水素(水素サプリ)と水素製品全般を紹介

栄養改善で健康増進、国家の財政も健全化を

2010年08月14日 | 日記
健康食品の表示制度確立に向け、日本健康・栄養食品協会傘下の8団体で組織する健康産業協議会(協議会)と意見調整を進めてきた国民新党は6月18日、消費者庁と厚生労働省に『全ての健康食品の表示を含む制度の確立に関する要望書』を提出した。
週間通販新聞 2010年7月1日

ここでは国民新党の政策評価が本題ではなく、その中に気になることが書いてありました。

高齢化社会を迎え、国民医療費が30兆円を超えそのうち44%が生活習慣病である。アメリカでは、国策として医療費削減に取組んでおり、サプリメントの医療費削減効果の研究では、5年間でヘルスケアの費用を2兆円相当削減可能と発表している。また、日本においても坂戸市と女子栄養大学が医療介護費削減のために栄養指導を主として栄養素強化健康食品摂取の取組み2年間で22億円の国民医療費と介護費の削減に成功している。
全文(PDF)

ちょうど坂戸市と女子栄養大学の事例が『栄養と料理』2010年5月号に掲載されていました。

葉酸プロジェクトに取組む埼玉県坂戸市

医療費と介護給付費に効果

埼玉県坂戸市では、健康づくり政策の一環として「坂戸市葉酸プロジェクト」がとり組まれています。
健康政策全体の相乗効果により、医療費と介護給付費を大幅に削減するという成果が現われました。

2年間で22億円もの低減効果

 坂戸市の調査では、国保想定医療費と実際医療費の推移を見ると、平成13年度から17年度までは、ほぼ変わらない推移でした。18年度は実際の医療費も17年度に比べて減少しましたが、想定医療費との差は、18年度は約6億円、19年度は8.3億円、20年度は7億円の減額となっています(図4)。次に、介護給付費では、比較可能な第1号被保険者(65歳以上)の一人あたりの県の平均と坂戸市を比べて全体の低減額を見ると、18年度は3.5億円、19年度は4.2億円という結果となりました。
 つまり、18・19年度の2年間の国保医療費と介護給付費分の差額を合計すると、約22億円という結果が出たのです。
 発端は、平成18年度の一人あたり医療費が県の平均と比べて大幅に低かったことから、坂戸市健康増進部が詳細に調査したのです。この推移について、國枝寛さんはこう語ります。
 「医療費、介護費の伸び率の低下は、われわれもまったく予期せぬことでした。理由としては、平成16年度から推進している健康づくり政策の成果が有力だと思います。国保税率の改定や、景気の悪化で家庭の医療費が減っているかなど、ほかの原因も探ってみましたが、影響はほとんどありませんでした。市町村によっては、医療機関に恵まれていない地域もあります。そういう地域では、介護費が高くなる傾向なので、医療費と介護費を合わせて比べました。医療機関に頼ることなく暮らしている市民の割合は、健康の一つの指標となるのでは、と思います。こうした具体的な数値で健康づくり政策の成果を示せているのは全国でも珍しく、坂戸市以外にはあまりお目にかかりません」
 また、坂戸市は県内の市町村で、一人あたりの国保医療費の低い順に、平成13年度では22位(90市町村中)でしたが、19年度には、8位(70市町村中)になりました。

これは2009年2月9日に、東大講義「医療経済イニシアティブ」でも取り上げられています。




女子栄養大学副学長 香川靖雄

2006年に日本の人口はピークを迎え、少子化と高齢化が同時にやってきます。国民医療費は2009年度で7年連続増え続け35.3兆円、その先に介護費が増大するのは、現時点ですでにわかっていることです。この厳しい国家財政をただ削るだけでなく、必要なところには適正配分されなければなりません。上の事例にあるように、栄養改善で健康を増進すれば、医療費と介護費は減らせるのです。平均寿命が長くなっても、ほとんどの人がそのうちの約10%(7~8年)を寝たきりや認知症で過ごすとされています。高齢者が単に健康であるだけでなく、最終臥床期間が短くなり、医療費と介護費を減らすことはもちろん、家族の負担も大幅に軽減できます。今後増えていく『老老介護』も社会的に大きな課題となり、その解決策が望まれます。

しかし政治家が「医療費と介護費を減らす」と口にしたとたん、国民からの支持を失います。「社会保障を切り捨てるとは何事か」との声が必ず出てきます。票を投じる有権者の多くも、健康増進で医療費と介護費が減らせることを正しく理解していないのが問題です。そうではなく予防で必要な財源は確保し、医療費を適正化する必要があります。事業仕分けどころではない巨額な費用が削減できることを、真剣に議論している政治家も政党もありません。行政ですら、既得権益団体に遠慮して手を出しません。

健康増進法は、
我が国における急速な高齢化の進展及び疾病構造の変化に伴い、国民の健康の増進の重要性が著しく増大していることにかんがみ、国民の健康の増進の総合的な推進に関し基本的な事項を定めるとともに、国民の栄養の改善その他の国民の健康の増進を図るための措置も講じ、もって国民保健の向上を図ることを目的とする
と定めています。
国民と国、地方自治体は健康の増進に努めなければならないのです。予防とは、予見できることを未然に対策をして、リスクが最小なにるよう防ぐことです。対策をしないのは怠慢であるばかりか、健康増進法に反しています。

日本はかつて、日露戦争で戦争以外にも多くの兵士が栄養の問題で死亡した経験があります。これからの社会、内容を精査せずに必要な医療費と介護費まで一律カットでは困ります。国家財政のため、何よりも国民のためにも、栄養改善で疾病を予防し、医療費と介護費を適正化させるのは急務であると、広く認知していただきたいものです。

【医薬最前線】第3部 ジェネリック始動(1)医療費削減の“特効薬”
根強い医療関係者の抵抗
 医療費削減を迫られているのは国も同じ。国民医療費は19年度で約34兆1360億円。このうちの約4割を公費が占めている。高齢化が進み37年度には65兆円にまで膨れあがるとの試算もある。対策を講じなければ「(全国民が公的医療保険に加入する)国民皆保険制度が揺らぎかねない事態にもなりうる」(厚労省)からだ。
産経新聞 2010/08/14


「健康食品の表示に関する検討会」関連セミナー

2010年08月13日 | 日記

昨年から11回にわたる検討会の集大成
消費者庁「健康食品の表示に関する検討会」田中平三氏を迎えて
http://www.j-sup.com/seminar_new/index.html

【概要】
消費者庁は、昨年から議論を重ねてきた「健康食品の表示に関する検討会」の報告書を8月にまとめます。本セミナーでは、座長の田中平三先生をお迎えして、その真髄を明らかにするとともに、国民にとっての意義と、消費者と事業者それぞれの視点からポイントを解説します。
講師には他に、消費者と企業の立場、それぞれを代表する論客を招いて、今後の表示制度の見解と対策をお話いただきます。これは産業界にとって今後の方針を決定する重要な情報であり、同時に消費者にとっては商品選択基準の大切な指針となる情報です。

【講演内容】
・「健康食品の表示に関する論点と対策」――神奈川工科大学教授 田中平三氏
・「消費者にとって表示の意義とその影響」――独立行政法人国民生活センター商品テスト部調査役 宗林さおり氏
・「今後の健康食品業界の課題と方向性」――健康と食品懇話会 会長 木村毅氏

■日時:2010年8月27日(金)
 13:30-16:30 (13:00受付)
■会場:東京ウィメンズプラザ 視聴覚室
■参加費:10,000円(1名につき)
■振込先:みずほ銀行 青山支店
  普通1691250 日本サプリメント協会
※8月26日までにお振込み下さい。
 振込みがお済みでない方は、当日会場にて
 お支払い下さい。
■定員:100名(定員になり次第締切り)
■主催:NPO日本サプリメント協会

東京ウィメンズプラザ
渋谷区神宮前5-53-67
TEL:03-5467-1711
渋谷駅下車徒歩12分
地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線:表参道駅B2出口より徒歩7分

【申込方法】
・FAXでのお申込みは、申込用紙をダウンロードして下さい。
・メールでのお申込みは、seminar@j-sup.com にお送り下さい。
※下記の1-8までの項目を御記入して下さい。
1:団体名・会社名
2:氏名
3:所在地
4:申込内容 〇〇名(1名につき 10,000円)
5:連絡先・電話番号
6:メールアドレス
7:DVD+テキストの有無(1組 5,000円:税・送料込)、DVDの送付先
8:その他(質問・要望等)

【特報】
本セミナーのダイジェストDVDと、テキストをセットで用意しました。
9月下旬発送予定。当日お越しになれない方はご活用ください。

150-0031渋谷区桜丘町20-1 インフォスタワー10F
Tel.03-6666-2202     Fax.03-6666-2201
http://www.j-sup.com    info@j-sup.com


太田成男教授、ダイエット&ビューティーフェア2010で“水素浴”講演

2010年08月11日 | 日記

ダイエット&ビューティーフェア アジア 2010(第9回)
2010年9月13-15日
東京ビッグサイト 西1・2ホール

都合により中止9月13日(月)11:45-12:15
水素研究の第一人者
日本医科大学大学院医学研究科 加齢科学系専攻 太田成男教授
講演 “水素浴”について(仮)
聴講無料 ■E会場
西1ホール内特設出展社セミナー会場にて開催

事前登録


太田成男・日本医科大学教授(細胞生物学)らは、水素を使って体に有害な活性酸素を選択的に除去することに成功したと、米医学誌「ネイチャー・メディシン」(電子版)に2007年5月8日発表した。活性酸素は細胞や遺伝子を傷つけ、がんや動脈硬化などの引き金になるとされる。研究によると、水素は活性酸素の酸化とは逆の還元をする。ラットの細胞に人工的に活性酸素を発生させたのちに水素を加えると、活性酸素の中でも悪質なヒドロキシルラジカルを選択的にほぼ半減させ、死滅する細胞もほぼ半分になった。脳に活性酸素を発生させたラットに2%の水素を含んだ麻酔ガスを吸わせると、脳の炎症が治まり、6匹中4匹は両足を動かせるまでに回復した。水素を与えないラットは、足が動かなくなるなど症状が悪化した。これらの結果から、脳梗塞の治療につながると期待される。活性酸素の中には人体に必要なものもあり、それら全てを消去するとかえって障害になる例が報告されている。水素は体に無害で、有害な活性酸素を選択的に無毒化することが認められた。
Hydrogen acts as a therapeutic antioxidant by selectively reducing cytotoxic oxygen radicals

【8月27日】 セミナー「健康食品の表示に関する論点と対策」


2009年の平均寿命は男79.6年、女86.4年

2010年07月26日 | 日記

厚生労働省が26日発表した2009年簡易生命表によると、男の平均寿命は79.6年、女の平均寿命は86.4年と前年を上回った。1960年には男性65.3年、女性70.2年だったのが、この半世紀で、それぞれ14.3年・16.2年と、干支が一回り以上長くなったことになる。平均寿命の延びを死因別に分析すると、三大死亡原因である悪性新生物、心疾患(高血圧性を除く)、脳血管疾患と肺炎などの死亡率が減り、平均寿命が延びた。これは医療の革新と健康意識が高まったことが背景にある。その一方で、男性の自殺者が増加したことが平均寿命を縮める原因となった。

日本の人口は、1960年の8994億人から1億2583万人(2009年10月1日現在推計値)と、ほぼ4割増えた。

国民医療費は物価の変化があり一概に比較できないものの、1960年の2,388億円から直近の公表値2007年度で、34.1兆円になっている。単純計算でこの50年で140倍になり、国民医療費を国民所得に対する比率で比べると、1960年の約4%に対して、2007年度9.11%と、明らかに医療費は増大している。


総人口の推移(総務省統計局「日本の統計2010」)


国民医療費と国民所得との比率(厚生労働省、2007年度国民医療費の概況)

・厚生労働省、2009年簡易生命表の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life09/index.html

・2007年度国民医療費の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/07/index.html

・厚生労働省、2009年人口動態統計を発表
http://blog.goo.ne.jp/flanagan_suiso/e/f08a0ba254ab544f5e7353fc1338be03


ビタミン100年、食の機能性

2010年07月14日 | 日記

ビタミンは今からちょうど100年前の1910年、日本人が発見しました。東京帝国大学の農科大学(現東京大学農学部)教授だった鈴木梅太郎は、脚気に効く物質を米糠から取り出すことに成功し、アベリ酸と名づけました。現在のビタミンB1です。

しかし国際的には認知されず、同じ物質を1911年にポーランドのフンク博士が、生命(vital)とアミン(amine)から、ビタミン(vitamine)と名づけ、世界的に広まりました。

ビタミンB1不足でおこる脚気は江戸時代、武士や町人の間で流行しました。江戸を離れると回復に向かうことから、脚気は「江戸わずらい」とも呼ばれていました。こうして新鮮な野菜から栄養を摂ろうと、江戸近郊で作られたのが、江戸川の小松菜・谷中しょうが・練馬大根など、今は江戸東京野菜と呼ばれるものです。

明治には軍隊で脚気が流行りました。白米の摂取とタンパク質不足が脚気の原因と考えた海軍は、パンと肉を中心とした食事に切替え、脚気は激減しました。しかし白米主義に徹していた陸軍は、日露戦争下での脚気による死者が戦死者の半数を超える27,800人という大打撃を受けました。白米を推進したのは、陸軍軍医の森鴎外でした。もし海軍が白米主義を通していたら、日本は日露戦争に勝てなかったかもしれません。

壊血病は大航海時代に流行した病気で、イギリスが世界を征服できたのは、海軍にライムジュースをもたせ、いち早く壊血病の予防に成功したから、という話もあります。今で言う抗血栓点の高い食品により「血液サラサラ」状態を保ち、長期にわたる海上生活で健康を維持していたのです。


主なビタミンの働きと食品(産経新聞 2010年7月13日より)

食品の機能性は100年も前から発見されていたのに、いまだに栄養の働きを軽視する人たちは、「病気は運悪くなったもの」ぐらいにしか考えていないのではないでしょうか。中には、栄養成分を抽出・凝縮した健康食品を徹底して否定する人もいます。それは明治の軍隊のように、何を食べたらよいか、情報と教育が影響し、結果を大きく左右すると言えます。


浄水器・整水器ビジネスの市場性、2009年の調査結果

2010年07月13日 | 日記
矢野経済研究所の調査によると、2009年度の浄水器・整水器市場規模は、メーカー出荷金額ベースで412億円で前年度比97.3%と、市場は縮小傾向を続けている。ビルトイン型浄水器やアルカリイオン整水器など高価格帯商品の需要減少が影響した。

図1. 浄水器の市場規模推移(出荷金額)

出荷台数ベースでも1,011万台と、前年度比97.4%で減少している。住宅着工数が落込んだことで、システムキッチンとともにビルトイン型浄水器の出荷台数が減少している。また、高価格帯のアルカリイオン整水器の出荷が落ち込み、事業撤退する事業者が続出したことも影響した。

図2. 浄水器の市場規模推移(出荷台数)

市場規模全体が減少傾向での推移にある中、蛇口一体型浄水器は堅調に推移している。現在は新築マンション市場での採用率が高い商品であるが、今後はリフォームでの既存住宅への採用率が高まる見込みである。また、卓上型浄水器が2007年度との比較で大きく成長している。大手浄水器メーカーの新規参入が相次ぐなど、市場規模の拡大が見込まれる。
http://www.yano.co.jp/press/pdf/640.pdf

なんと24歳、血管年齢がわかる測定器「加速度脈波計BCチェッカー」

2010年07月12日 | 日記

加速度脈波計BCチェッカーは、指先をセンサー部に当てただけで加速度脈波、すなわち血管年齢(末梢血管の柔軟性)を容易に測定できる、株式会社フューチャー・ウエイブが開発した医療機器です。操作も簡単、測定時間は早い人で20秒です。加速度脈波は末梢血管の動脈硬化度など、健康チェックの新しい指標として注目を集めています。


メーカーのウェブサイトより

抹消血管の動脈硬化検査法として、血液分析と眼底抹消血管の観察があります。これらに代わって、より簡易で瞬時に結果がわかるのが加速度脈波計BCチェッカーです。これは、加速度脈波が年齢・血圧・疾病・コレステロールとほぼ相関関係にあることから、実年齢と血管年齢を比較するものです。長期間の運動によって、脈波の改善すなわち血管年齢の若返りがあると統計からわかっています。また、血栓を溶かす抗血栓点の高い食品を摂ることも有効です。

血液サラサラ血栓の出来にくい食生活
http://www.coop-aichi.jp/hiroba/news/article/0701/

フューチャー・ウエイブの資料によると、加速度脈波計は次の特徴があります。
1. 加速度脈波・波形診断法は、運動・食事などの有効な健康法の効果を、短時間で確認できる。
2. 生活習慣病の予防・改善に抹消血管血流測定は有用である。

そこまで聞いたら、血管年齢が気になってしょうがない。さっそくチェックしました。

日ごろ、運動も食事も気にしていないけれど、このスコアは我ながら驚きです。思い当たる原因はただ一つ。フンザの水を再現したと言われるフラナガン水素の健康食品を欠かさないことです。ムダじゃなかったんですね。問題は、脳年齢です・・・


健康食品の安全性と有効性

2010年07月08日 | 日記

液体ゼオライトの情報をいただきました。体内の有害物質を取り除き、とても健康に良いものだと言う事です。このテの話は、日々ゴロゴロとあります。もちろんそうした有用なことは否定しません。しかし重大な落とし穴に気づいててない人があまりにも多すぎます。

差別化しようと、物珍しい商品が次々と出てきます。健康に良いのはわかりますが、その前に何よりも安全性の確保が必要です。これについて2008年に厚生労働省から、「健康食品」の安全性確保に関する検討会報告書がまとめられています。

(1)原材料の安全性の確保
(2)製造工程管理による安全性の確保
(3)実効性の確保

こうした大前提を無視して「いいよ、いいよ」と言われても、安心できません。原料から製造工程と出荷にいたる管理がなされている上で、はじめて有効性を言うべきです。

問題のある事例を挙げてみましょう。

原材料で言えば、「新発見の○○」「アマゾンの○○」など、食経験に基づいて安全性が担保できない場合には、原材料等を用いた毒性試験の実施がされているか。あるいは、文献検索による安全性・毒性情報等の収集が可能かどうかです。さらにそのスゴイ原料がどの程度含まれているのか。プール一杯に一滴たらしただけでも「配合」と言えるのです。

また「FDAが認可した○○」も問題です。それなりの根拠があってFDAは審査をしたのでしょうが、ここは日本であって日本の法令に従わなければなりません。FDAがなんと言おうが日本の法令に違反したら違法行為であり、処罰・処分の対象となります。

それと、安全性と有効性が実証されていても、日本で医薬品とみなされるものは健康食品に使えません。どんなに良いものであっても法律上、守るところは守らなければなりません。

製造工程では、製造機械の精度や衛生管理がされているかどうかが問題です。たとえば製造過程で、加工機やパイプが磨り減ることがあります。これが微細な金属片として製品に混じっていたらどうでしょうか。それが有害な金属であったら、危険でさえあります。先の検討会では、原材料等の受入れから最終製品の包装・出荷に至るまでの全工程における製造管理・品質管理の体制の整備(GMP:適正製造管理)が重要としています。そしてそれが、正しく管理されていることを第三者機関が確認する仕組みで、実効性を確保しようと言っています。「ウチは品質管理はキチンとしてる」と自称しているだけではダメです。

ゼオライトは製造用剤として用いられる食品添加物であって、食品中の残存率は0.5%を超えてはならない規定があります。製造用に使う加工機などには使ってもいいけれど、それ以外の用途は不可であると、食品衛生法に基づく『食品・添加物等の規格基準』で定めています。ゼオライトに限らず、食品として認められていないものは、日本で製造・加工・保管・販売は認められていません。実際に日本の事業者が6月、ゼオライトを含む健康食品に行政から指導がなされています。

それを健康食品にして販売しようとは言語道断。液体であろうが固体であろうが、こうしたチェックも行わないとは、まったくデタラメな話です。そうしたもので商売が続けられるはずがありません。まずは日本の法律を遵守し、その上で健康に良いものであるべきです。

調べて見ますと液体ゼオライトは、アメリカのW社がこれから日本でネットワークビジネスを展開しようとしているようです。ネットワークビジネスそのものを否定はしません。ただこうした日本では違法なものを他人へ勧め、組織を拡大するビジネスが成り立つはずがありません。ある程度のところまで行って、処分を下されたら一瞬にして終わりです。ネットワークビジネスは、「ひと山あてよう」ではなく、継続した収入を目的にしているはずです。「アメリカで良い物なら日本でも良いだろう」では、選択を誤っています。

もうひとつは、製品の管理状態です。物流センターを持っていない小規模な倉庫や個人輸入の場合、温度と湿度の管理が適切とは言えません。熱い夏に蒸し風呂のような倉庫に山積みにしてあったら、変質している可能性があります。製造時には良い製品であっても、手元に届いたときには、ただの粉か効果が失われた液体になりかねません。

有効性についても問題があります。活性酸素と抗酸化の関係がようやく認識され、農林水産省でも食品の抗酸化レベル(ORAC値)を採用し始めました。しかし、単に抗酸化レベルが高ければよいのではなく、最近の研究では、活性酸素の中には人体に必要なものもあるのであって、それらを消去しては具合が悪いケースもわかっています。こうしたことを知らずに、「抗酸化レベルの高いサプリメント」だけを追い求めるのもいかがなものでしょうか。

特にネットワークビジネスでは、こうした製品の安全性と品質確保が無視されて、都合の良い健康情報で「早い者勝ち」的な素人の集まりが、イメージを悪くしています。製品の品質が低下していたり、法令に違反しているようでは、ビジネスとは呼べません。またアメリカと日本で正式販売する場合では、同じ名前でも中身が異なる場合があります。当然、試験データがあっても別物を同一視させるような説明は、消費者を誤解させる不当な表示です。

消費者にとって安心できるものが、ビジネスの条件です。安心とは製品・サービスの提供者が決めるのではなく、消費者が決めるもので、安全と安心は意味が異なります。


水素たっぷり水素水

2010年07月06日 | 日記

水素水が各社から出ているので試してみた。と言っても飲んだだけなので、何がどうと数値で比較はできない。そもそも水素がタップリってどういうことなのか。水素水は飲むだけでなく、意外な使い方もあると発見した。

水素水にもいくつか種類がある。大きく分けて、水素ガスを入れたもの、マイナス水素イオンを入れたものの二つがある。三羽信比古氏(広島大学生命環境部教授・薬学博士)によると、水素ガスの溶存量は理論上1.6ppmとされる。中には、これ以上の数値を表示している製品もあるが、理論値を超えること自体に疑問がある。

例:「IZUMIO」のメーカー公表値を検証
http://suisosui.suisonochikara.net/?eid=713574

水素ガスなので、製造時から時間が経過すると、だんだん減少していく。特にペットボトルでは減少率が大きい。そこで多くの製品はアルミパウチを使っている。口元はいずれもプラスチックだが。

水素の発生方法では、大きく三つある。電気分解とバブリング、それにマグネシウム反応させたもの。マグネシウム反応はスティックを水につけておく方法で発生させる。アルミ容器の製品は、主に電気分解とバブリングによるもので、電気分解の方が開封後もORP(酸化還元電位)が持続する。

注:発売元のエヌディーアクアがなくなったようで、電解水素水「真・水素水」が買えなくなりました。

これらについて比較実験をしたものがある。
http://suisosui.suisonochikara.net/?eid=512468

では使い心地はどうか。正直、飲んだだけではハッキリした違いはわからない。全般的に、飲んだら疲れにくく体調がいいな程度の感覚。

ひとつ気をつけたいのは、冷やした水をガブ飲みは良くない。常温でいい。熱いお湯に氷を入れたらどうなるか。全体の温度が下がる。これと同様、冷たい水を一気飲みすると、たとえ水素水であっても、一時的に体温を下げることになる。ガン治療に使われる温熱療法の逆をやるのだから、カラダに良いわけがない。水飲み健康法と称して体調を悪くしている人は、自ら病気の原因となる低体温を作り出しているのに気づいていない。

さてそうして最後の残りを、手のひらにとって顔につけてみた。寝る前に顔の半分だけつけて、翌朝顔を洗うと手で触った感触が違う。明らかに水素水をつけた方が、肌がツルツルしている。これはいい。水素水は、化粧水の代わりにも使える。

ほかにも水素水は、傷口にしみない特徴がある。それと傷口に塗っていると治りも早く、きれいになる。そうかと言って傷のために、アルミパウチをわざわざ一本あけるのももったいないので、飲んで余ったらつけておくぐらいがちょうど良い。皮膚にいいとしたら頭皮にけるとか他にも使い道はいろいろある。水素水フロなんてのもいいかもしれないが、コスト的に無理。地下の岩盤を通って加熱されて湧き出た水素水が、実は温泉だったとしたら最高にいい。全身に悩みを抱える人は良いかもしれない。

もう一つ、最後の最後の残りを目薬のように目に滴らした。いやこれが実にスキっとする。目だけでなく、頭も冴え鼻もとおりが良くなって実にスッキリして気分がいい。これは驚き。これはやはり、ORPが低く水素の溶存量が多いものほど、体感が良かった。水素が入っているかどうかは別として、台湾では目薬のメーカーがフラナガン水素の製品を扱っている。

ここで気をつけるのは、封をあけ口をつけて飲んだあとは、雑菌が繁殖しやすいので注意が必要だ。コップに分けて、その残りを使うようにしたい。基本的に水ではあるが、飲用目的の製品なのだから、目的外使用は自己責任でやって欲しい。ぞんざいに扱うなら、危険なので決してやるべきではない。

ここではメーカー名や製品名は書かなかったが、他のサイトの比較試験が参考になるだろう。水素水は、スペックにほぼ比例した体感が出る製品だ。それにサプリメントを好まない人たちにも、受け入れやすい「水」が何より広く普及しやすい商品である。そして、最新の技術を持ってすれば、これらを超える質のいい水素水を作る事はじゅうぶん可能だ。どこのメーカーから出てくるか期待。


調味水素、料理人の専門誌「シェフ」に掲載

2010年06月25日 | 日記

調味水素を使っているお店が、料理のプロが読む専門誌「シェフ」に掲載されました。
「シェフ」は、フランス料理・イタリア料理を中心とした技術知識専門誌です。おいしさをどう引き出すか、調味水素を使うコツについても紹介されています。料理の写真はすべてカラーで掲載されていて、プロでなくても見ているだけで食欲をそそられます。


シェフ87号〈夏号〉
特集:ヘルシー&ビューティーな美食
2010年6月25日発売
イマージュ発行
http://www.chef-magazine.jp/

AWkitchen TOKYO 新丸ビル店
tel 03-5224-8071
東京都千代田区丸の内1-5-1
新丸の内ビルディング5F
http://www.eat-walk.com/

調味水素って、なに?


ゼオライト入り健康食品に行政指導

2010年06月23日 | 日記

健康食品を販売するE社は18日、主力製品のゼオライト入り健康食品について、成分に問題があると行政指導を受けたことを発表した。それによると、E社は「今まで安全性試験などは充分に行って」いると主張しているが、製造所のある所轄の保健所から「現在、日本においては、ゼオライトの長期摂取について安全性に関する確固たる資料がない」と安全性の疑問を指摘され、『食品添加物』の基準に沿う製造をするよう指導があったと言う。食品衛生法に基づく『食品・添加物等の規格基準』によると、ゼオライトは製造用剤として用いられる食品添加物であって、食品中の残存率は0.5%を超えてはならない規定になっている。今回、行政より「新しい見解」が出たとして、前出の行政指導の内容が伝えられた。本来は食品添加物の使用基準に照らし合わせれば、規定を超えてはならないのは常識で、行政の「新しい見解」を待つまでもない。今後の対応を「速やかに新しい基準に沿って進めていく」と表明しているものの、当初18日に発表していた「調整した製品ができ次第、皆さまへは順次切り替えてお届け」する方針を、22日に「仕掛り在庫がなくなり次第順次切り替え」と、完成品のみならず仕掛り在庫がなくなるまで販売を続ける発表内容へ、日付はそのままで文面の一部を差し替えている。


これは健康食品業界全体の信頼にかかわる問題でもあります。
もっとも心を悩ませているのは、ビジネスにかかわるメンバーです。中には、しっかり事業として取組んでおられる方もいます。製品の普及拡大をしている人たちが、現場で苦労を積み重ね、何とか形にしようとの思いで臨んでいるのを知っています。彼らには製造に関して何も責任はありません。
そうした人たちのためにも、会社として問題を正面から受け止め、まず法令に適合させることです。その上で、顧客志向の理念を持って、対応は最善をつくす姿勢が欲しいと思います。まして発表文の一部を差し替え、仕掛り在庫がなくなるまで販売するとは。訂正の注意書きすらないのが残念です。しかし私が顧客志向の理念を押付けても、良くなるわけではありません。



「安全」と「安心」の関係


厚生労働省、2009年人口動態統計を発表

2010年06月13日 | 日記

厚生労働省は6月5日、2009年の人口動態統計月報年計(概数)の概況を発表した。


出生数及び合計特殊出生率の年次推移

出生数は107万25人で、前年の109万1156人より減少し、出生率(人口千対) は8.5で、前年の8.7を下回った。合計特殊出生率は前年と同率の1.37となった。


主な死因別死亡数の割合

死亡数は114万1920人で、死因順位の第1位は悪性新生物、第2位は心疾患、第3位は脳血管疾患となっている。死亡者の およそ3人に1人は悪性新生物で死亡したことになる。都道府県別では、悪性新生物の死亡率が最も高いのが秋田・和歌山・高知の順。心疾患は高知・愛媛・島根、脳血管疾患は岩手・秋田・山形の順である。


主な死因別にみた死亡率の年次推移

婚姻件数は70.7万組で前年より減少し、離婚件数は25.3万組で前年より増加した。

平成21年人口動態統計月報年計(概数)の概況
厚生労働省大臣官房統計情報部
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai09/index.html


ユニヴェール、水素健康食品「ラヴィ・La Vie」を発売

2010年06月12日 | 日記

株式会社ユニヴェールは、健康食品「ラヴィ・La Vie」を6月に発売した。これは従来のサンゴカルシウム加工食品「水素チャージ」のパッケージデザインを一新したもの。

今年三月の健康博覧会2010では、水素が次世代の抗酸化素材として注目を集め、水素サミット2010と題した三つの講演は、立ち見が出るほど大盛況だった。健康産業新聞によると、水素商材マーケットは、メーカー約20社の09年度売上高が合算で約115億円と、遂に100億円の大台を突破するほどに成長している。

その水素関連商品の主流であるサンゴカルシウムに、フラナガン水素と植物発酵エキスをブレンドした酵素入り水素健康食品は、昨年12月の発売以来たくさんの愛用者に支持されている。フラナガン水素は、サンゴカルシウムよりもケタ違いのマイナス水素イオンを発生する素材として注目を集めている。若山利文社長は「若い人たちにも健康を気遣ってもらい、病気を気にしない生活を送って欲しい」と語っている。

定価:15,750円、会員価格:10,500円(タブレット/カプセル)。深夜を乗り切る元気サプリ


水素の本質~人間はなぜ病気になるのか?水素をより働かせるためには~

2010年06月12日 | 日記

水素の本質 ~人間はなぜ病気になるのか?水素をより働かせるためには~
内藤眞禮生 氏

体内で水素をより働かせるためには、単に水素を摂るだけでなく、体内環境を整えることが大切。病気の原因は、活性酸素と酵素の不足。酵素には大きく二つ、代謝酵素と消化酵素がある。
食物酵素を多く含む生野菜から酵素を摂り、腸内環境を整えた上で水素を摂ると効果的。水素サプリが体感できない人は、腸内環境が悪いケースが多く、むしろ危険な体調にあると言える。腸は栄養を吸収する器官で、80%(小腸70%、大腸10%)の免疫が集中する。
食べ物と酵素を一緒に摂ることで、小腸で完全な分解ができる。そして大腸で健康な便が作られる。胃酸はPH1で酸性だが、腸はアルカリ性。腸管は「内なる外」。400種400兆個の腸内細菌がある。悪玉菌が30%を超えると病気になる。腸内環境は食事によって変わる。身体にとって、ビタミンやミネラル・食物繊維は作る部品であって、酵素はそれらを使って身体を作り上げる「作り手」の役割をする。
腸粘膜は、人間が生きていくための栄養素とエネルギー源の入り口である。同時にバクテリアや毒素などを通さない役割を持つ。このバランスが崩れると免疫異常または免疫過剰で、アレルギーを引き起こす。リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)は、腸管壁の荒れが原因。
酵素栄養学のエドワード・ハウエルは、「一生の間に作られる酵素の量は有限」といっている。インスタント食品に酵素は含まれていない。医学の祖ヒポクラテスは「火食(加熱食)は過食に通ず」と言っている。動物園では最近、生のエサにすることで動物の病気が半減している。水素は代謝酵素を活性化する。体内に取り入れる入り口である腸での消化分解を良くし、そのあと体内のミトコンドリアでエネルギーに効率よく変える。これが水素の働き。栄養素はバランス、水素だけを摂れば良いのではなく、三大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)を控えめに摂り、消化酵素を節約する食生活を心がける。

ガン・難病は身体の一部が悪いのではなく、細胞全部の環境が悪い。その環境を作り出したのは、その人自身である。水素が作用できる腸内環境づくり=生活習慣の改善が必要。水素と酵素が命を救う

5月16日、エクセレントパートナーズ主催「アカデミックシンポジウム ~水素の本質 2010~」(有楽町よみうりホール)より

他の講演はこちら


健康産業の可能性

2010年06月08日 | 日記

-メガトレンド、少子化と高齢化-

まもなく大きなトレンドがやってくる。
過去最大、1949年生まれの269万人が、2009年にちょうど60歳になった。だれ一人例外なく (もちろん亡くなった方は別)、10年後に間違いなく70歳になっている。

 1946年、48年、第1次ベビーブーム時代ですが、この時代は1年間に270万人の赤ちゃんが生まれていました。出生率は4.3ありました。今は1.37です。
 第1次ベビーブームで誕生した270万人の方々の子どもたち、その方々がだいたい30年前に生を受けて第2次ベビーブームになった。このときは、1年間に210万人の赤ちゃんが生まれていました。そしてそれからさらに30年経った今、1年間に生まれる赤ちゃんは110万人を切りました。30年で、生まれてくる子どもたちの数は半分になったんです。そして出生率は1.37になった。
一番じゃなきゃダメですか?』蓮舫(著)/PHP研究所(2010年6月16日発売)

今から12年後には、第二次ベビーブームの彼らが50歳になっている。すなわち、健康に対する大きな市場が確実に存在し、この先も長く持続するのは間違いない。

 

商売を始めるのに、人の来ないところでひっそりやるか、人通りの多い目抜き通りで店を広げるか、どちらが繁盛するかは言うまでもない。マーケティングなどと難しい話ではなく、人の集まるところでニーズに見合うものを提供すれば、商売が成り立つ。当たり前の話に過ぎない。


健康産業新聞 2010/2/24号

ニーズのない年齢層に向けて、もの珍しい商材をビジネスと提案しても、なかなかうまくいかない。ニーズに合う良いものを適切な価格で、適切な客層に向けて。珍しいだけでは売れはしない。今までより良いものが安く出てきたのに、商材がそのままだったら太刀打ちできない。当たり前すぎるほど当たり前な発想で、商売をすればいい。