外来魚ひとりがたり

滋賀県立大学近江楽座学生団体
滋賀県大生き物研究会の活動あれこれ

神上沼活動~新入生に新魚種~

2012-04-22 12:21:37 | 活動記録

どうも、おかかです

4月21日の神上沼活動について報告します
今回の活動にはなんと次世代のバサーズを担ってくれる新1回生が2人来てくれました!

参加メンバーは合計8人となり、車2台に荷物や人を無理やり詰め込んでの状態で出発です

この時点で天気はほどよく晴れていて活動しやすい気候でした

現地に着き、リーダーとカナディアンは刺し網を仕掛けに
そしてその間つーとタケによる新入生への投網講習会が行われました
僕も一緒に投網講習受けました

なんと新入生の2人は初体験とは思えないほど投網が広がってました
僕よりよっぽど広がってたように思います

その後カナディアンに肥後打ちと言うものを教わりました
こちらの方がよく広がったのでこれからは肥後打ちメインでいこうと思います

その後2手に分かれていつも通り神上沼をぐるっと1周しながら投網をうちまくることになりました
僕はカナディアン、まいさん、タケと一緒のグループに
僕たちのグループは網の目が細かいので主に在来魚が捕獲されました


最初の内はフナが大小結構な数入りました



恐らくニゴロブナです
他にもギンブナやゲンゴロウブナ(ヘラブナ)らしきフナも捕獲されました

その後も投網を打ち続けると見慣れない魚が・・・
一瞬ゼゼラかと思ったのですがなんとカマツカでした!

普通種ですが神上沼では初確認です!
これで神上沼にはカマツカ・ツチフキ・ゼゼラの底物3兄弟が生息していることが分かりました!
実のところ1年ほど前にカマツカらしき魚を捕獲したのですがポロッと落ちてしまい水の中へ・・・
これまで一度もカマツカが取れなかったのでゼゼラだったのかなと思っていたのですが
やはりカマツカだったようです
カマツカをその後もう一匹追加されました


モツゴです 今回捕獲したのは1個体だけでしたが抱卵していました
もう春の産卵シーズンですね


捕まえた時からガリガリでボロボロに弱っていたタナゴです
現場ではカネヒラかと思っていたのですが写真では
どことなくシロヒレタビラやヤリタナゴのような雰囲気が・・・
背鰭等のパーツがしっかり見えている写真なら同定できたのですが・・・
カネヒラということにしておきます 間違っていたらごめんなさい



ホンモロコです
相変わらずそこそこな数が捕獲されました
ただ抱卵個体は今回捕獲されませんでした
ホンモロコの産卵シーズンはそろそろ終わりなのかもしれません



オイカワです
水面に魚類の波紋が出来ていたのですが恐らくオイカワだと思います
残念ながらそこまで投網が届かなかったため実際のところは分かりませんが


アユです
養殖場から流されて来たのか琵琶湖から入り込んで来たのか分かりません
食べるにはまだまだ小さいサイズですね


ゼゼラです!
網に入っていた時にはテンションが上がりました!
カナディアンから教えてもらった肥後打ちのおかげでしょうか!
小さくで可愛いです!
抱卵個体2匹を含め計4匹捕獲する事が出来ました!
春になると産卵しに神上沼に入り込んでくるようです
後はツチフキが揃えば3兄弟が揃ったのですが今回の活動では残念ながら捕獲されませんでした


ワタカです
30cm級の大物でした
去年は夏以降に捕獲されたのですが今年は春でも捕獲されています
皆の投網の腕が上がったためでしょうか
このワタカは研究のため大学の先生に寄贈する事に


カナディアンがタモ網で捕獲したドジョウです
用水路と繋がっているのでドジョウも入り込んでいるのだと思います


顔がきれてますが恐らくビワヨシノボリです!
ヨシノボリの同定は苦手なので間違っていたらごめんなさい
これもカナディアンがタモ網で捕獲しました!
初めてビワヨシノボリを見ました!
カマツカと同じく初確認魚種です!
神上沼に生息しているヨシノボリは全てビワヨシノボリなのか
今の時期にだけビワヨシノボリが現れるのか気になります

もう一つのグループでは巨大なバスが大量に捕獲されていました

相変わらずリーダーとつーの投網の技量には驚かされます

そして浅瀬にデカバスが2匹つがいでいるということなのでそいつらの捕獲作戦が
なんとオスバスは胴長の足に何度も噛みついて来たそうな


そしてあれやこれやとしている内に2匹同時に捕獲成功!
これで産卵が防げます!
そしてこの2匹がとてつもなくでかい!
50cmオーバーでバサーズレコードまたまた更新です



これが今回捕獲されたバスとギルです!
総重量は恐らく10kgを越えているではないかと思います



新入生の2人も大きなバスを見て非常に驚いていました
こんな大きいのが神上沼にはいっぱいいるのが現状です


その後バスをホルマリン注射で保存
解剖の様子は後日ブログにて


在来魚の測定ももちろん行いました

今回は今年初のゼゼラが確認されて非常に嬉しかったです
また在来魚の種数も非常に多く良い環境だなと感じる事ができました
新魚種2種が加わって神上沼で確認された魚類は合計24種となりました!
これからもこの数がどんどん増えていくことを願います

一方巨大なバスも多く捕獲されました
抱卵個体を捕獲する事が出来ましたがまだまだ神上沼には多くのバスが生息しているはずです
少しでもその被害を減らすために活動を続けていきましょう

新入生2人も今後も参加してくれるようなので期待です!
これから一緒に頑張っていきましょう!

またこの活動の後に他団体との懇親会があったのですがその様子もまた後日報告します


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2 コメント

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最後の写真について (Unknown)
2012-07-07 23:29:02
在来種や外来種と言う前に、まずあなた方の生物に対する意識を改めた方が良いのではありませんか?
あなた方は駆除対象が哺乳類でも同じ事が出来ますか?
最後の写真の魚が生きているのか既に死んでいるのかはわかりませんが、不特定多数が見る可能性の有る場で公開して良いものでは無いと思います。
害魚であり必要の無い魚かもしれませんが、多くの人がこの写真を見て良い気持ちはしないはずです。
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Unknown (おかか)
2012-07-08 07:38:44
申し訳ありません。
最後の写真は削除しました。
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