外来魚ひとりがたり

滋賀県立大学近江楽座学生団体
滋賀県大生き物研究会の活動あれこれ

定例会~5月25日の神上沼~

2013-05-26 09:11:01 | 活動記録
どうもサビです。

昨日5月25日に、神上沼で定例会を行いました。

暑くなるかと予想してましたが、適度に風があったため思ったより涼しい中での活動でした。

最初は、稚魚すくい班と投網班に分かれて調査を行いました。

しかし、稚魚は見当たらず、稚魚すくい班も投網での調査に切り替えました。




投網をうってると、ブラックバスが数匹と、何種類かの在来種が入りました


フナです。大きいですね

オイカワです

モツゴです
今回は2班に分かれて活動し、もうひとつの班ではコイ、ホンモロコ、ゼゼラが確認できました。
ゼゼラは今年度初めて確認されました。カメラを持っていなかったのが残念です


また、タイリクバラタナゴも獲れました。滋賀県では指定外来種となっております。



そして、毎回恒例となっている水中行進を行いました。

今回も、水路の出口に刺し網と投網を2重に張りました。




そうすると、大量のブルーギルが獲れました


で、結果は


今回は、ブルーギルが多かったです。



これから暑くなるので、熱中症には気を付けましょう

では、これで失礼します。

近江楽座2013年度採択!

2013-05-23 20:49:06 | 雑談
こんばんは 昨日に引き続きダイスケです。

我らが滋賀県立大学には、『近江楽座』と呼ばれる
地域密着型の学生団体を応援してくれるプロジェクトがあります。

その近江楽座に、前年度に引き続き申請を行いまして、今年度も無事に採択していただくことができました
今年度の助成額は、円でした。
・・・いやぁ、本当にありがたいことです。
とてもではないですが自分たちで払いきれる金額ではないです。
駆除用品には消耗品が多かったりするので、どうしても出費がかさんでしまいます。
ですので、こうやって学校側からサポートしていただけることで、我々の活動が続けられるのです

周りの様々なサポートに感謝しながら、今年度も継続して駆除活動を続けていきます
応援よろしくお願いします

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近江楽座ホームページ
⇒http://ohmirakuza.net/

アヒル池の死闘

2013-05-22 21:25:38 | 活動記録
こんばんは ダイスケです
最近は暑くてとろけてきておりますが、まだまだこれからですので頑張らねばなりませんね。

さて、今回の活動地は、いつもの神上沼ではなく学内です。
共通棟をぐるっと一周する環濠の一部に、「アヒル池」と呼ばれる広い部分があります。

去年池干しをしたことで、外来魚を駆除したところですね。
最近暑くなったことで魚の動きも活発になり、たくさん在来種が見られていたのですが、
なんと最近、ヤツの姿をしばしば見た、との噂が・・・
そして先日見に行ってみると、
なんとブラックバスがいるではないですか
しかも二匹

リーダーによると、去年の池干しの生き残りであると思われる個体だそうです。
ペアで泳いでいるので、かなり危険な状態です

とにかく駆除に乗り出します。
刺し網をはろうかと思ったのですが、アヒル池の名の通りアヒルやカモが泳いでおり、引っかかってしまっては大変なので、
刺し網は最終手段にとっておきます。


ブルーギルもわずかに見られるので、投網を連投します。
ただ、藻の量が多く、とてもではないですが在来用網が使えません。
途方に暮れ、ブラックバスの姿が見られないまましばらく待っていると・・・
いました。二匹で泳いでいます。
水路に追い詰め、投網を連投した結果

一匹ゲットしました

もう一匹は逃げてしまったのですが、産卵はできなくなったので最低限のラインはクリアです。

今日はここで終了し、次の授業に向かいました。

もう一匹も近いうちに捕獲したいと思います。
暑かったです。今後の活動も頑張ります。

炎天下の定例会

2013-05-12 20:11:11 | 活動記録

こんにちわ、タケです。

今日は、炎天下の定例会になりました。

今日から新入生に実際の調査をみてもらうことに!

はじめは在来種が多く採れ、中には40cmちかいフナも捕獲されました。



そして、春の常連のホンモロコも



また、ツチフキも採れ、在来種オンパレードでした。



今週もブラックバスは採れないのかなぁ

と思っていたら、調査後半では良型のブラックバスが連続して採れましたが、

例年より明らかに採れる個体が少ない。



そして、最近定番の水路の出口に刺し網と投網の二重に張り、

水路の上流から水中行進をすることに。


そうするとはやり外来魚がまとまって取れました。




本日の結果は



この時期にしては、あまり採れてないので、

活動の成果?かなー

そろそろ稚魚すくいなので、この調子で頑張っていきたいと思います。

では、次の活動で



マニアック外来種シリーズ4 ~チャネルキャットフィッシュ~

2013-05-10 23:11:56 | 雑談
こんばんは 最近が忙しいのかユルいのかよくわかんなくなってきたダイスケです。

久しぶりの外来種シリーズですね
張りきっていきましょう

チャネルキャットフィッシュ

アメリカナマズ (学名:Ictalurus punctatus) は、ナマズ目アメリカナマズ科の淡水魚類の一種。英名はチャネルキャットフィッシュ。
カナダ、アメリカとメキシコの一部に生息。また、東ヨーロッパやマレーシアなどにも移入されている。湖沼や河川に生息。
1971年には、食用目的で日本の霞ヶ浦にも導入されて定着、1994年以降に個体数が激増している。養殖池や釣り場から逃げ出した個体が各地に定着している。
全長は最大132cm。口ひげは8本、ヒレには鋭い棘がある。
食性は雑食で、ザリガニや小魚、カエル、コオロギなどを捕食する。また釣り餌として付けられた石鹸に食いつくこともある。
-----------------------Wikipedia参考・写真引用---------------------

写真引用:http://www.ecoris.co.jp/pic/shu5/44/p01.jpg
こちらの銀色の体色の個体の方が、馴染みがあるかもしれませんね。

詳しい記事が見つからなかったのですが、琵琶湖では2001年に長浜市で初めて捕獲され、それ以降も琵琶湖全体で数回捕獲例があるそうです。
で、写真を見る限りではただのナマズの仲間のように見えるチャネルくんですが、日本では、ブラックバス、ブルーギルに並び、『特定外来生物』に指定されているのです
実は、チャネルくんは北米原産の魚であるのに、その北米に住んでいる絶滅危惧種の魚を食べてしまい、悪影響を及ぼしているというデータがあるそうです。
日本でも、テナガエビやイサザアミ、ハゼ類を捕食したり、漁師の網に引っかかってしまった時に、鋭いトゲで漁師さんが怪我をしたり網が破れたりしてしまうなど、様々な観点から特定外来生物になったようです。

茨城県(千葉県も)の霞ヶ浦では、環境保護団体が在来種保護のための一環として駆除していたり、チャネルキャットフィッシュを専門的に駆除している団体もあるそうです

琵琶湖でも繁殖が可能だそうなので、油断は禁物ですね

もし偶然チャネルキャットフィッシュを釣ってしまったアナタ
リリースは禁物ですよ。回収ボックスに入れてください。お願いします。

以上、特定外来ナマズのお話でした。