外来魚ひとりがたり

滋賀県立大学近江楽座学生団体
滋賀県大生き物研究会の活動あれこれ

春のバスまつり 開幕

2015-04-30 20:17:50 | 活動記録
初めまして、カイモトです。
雨が止んでやっと暖かくなったものの、急激な気温変化と花粉症でつらい時期ですね。。。

それでは4月26日の定例活動の報告をしていきます。
春なのに日差しで暑い中での活動でした。


どんどん投網をなげます。





とれた魚を紹介します。


モツゴです。


ホンモロコ。
この魚がとれると、やたら興奮するうちのメンバーは変だと思うのですが
違いますか?


カネヒラ。


たも網でとれたテナガエビ。


こちらはゼゼラ。


タイリクバラタナゴ。黒いものはフンではなく産卵管で、ちょうど卵を産むところだったようです。
かわいいですが滋賀県の指定外来種です。


フナです。穴あき病や松かさ病のような症状の個体もいました。


そして、オオクチバス。
浅いところに産卵床がいくつも確認できました。今年も稚魚が大量に生まれることが懸念されます。


かなり大きなものがとれたので記念撮影。

オオクチバスとブルーギルは大学に持ち帰って解剖します。




オオクチバス・ブルーギル合わせて、なんと10kg以上駆除できました。
産卵期なだけあって卵巣パンパンでした。
卵、食べられないかなあ・・といつも思うのですが、やめた方がよさそうです。残念。


やはり在来魚もたくさん食べられていました。
これはホンモロコです。好んで捕食されていました。

大きなオオクチバスを自分でとったのは今回が初めてで、記憶に残る調査でした。
オオクチバスだけでなく、春はさまざまな在来の魚もとれるので
魚の種類を覚えるにはうってつけの季節だと思います。

春の日のある風景

2015-04-21 12:04:14 | はじめに
こんにちは、うお座54番星です。初めてブログを書きます。
ちなみに、私の星座は魚座ではありません。(笑) しかし、うお座54番星は実在する星です。


それでは、4/18(土)の定例会について報告します。

気温も暖かく、いろいろな生物が活動を始めると、取れる魚にも期待が大きいです。
・・・ということで、神上沼にやって来たのですが、釣りを楽しんでいる人たちでいっぱい!!
これだけでも、気温が上がってきたことを実感します。


さてさて、気を取り直して活動を始めました。




(今回は春の陽気のせいか、活動中に暴走気味な人が多かったです・・・。)

投網、タモ網を駆使して、取れた生物は・・・



ゲンゴロウブナ(ヘラブナ)です。今回、フナ属が多くとれました。


ホンモロコです。


ドジョウです。


コイです。これは飼育型ではなく、野生型だと思います。


ナマズです。神上沼にナマズはいるのですが、投網で獲れるのは珍しいです。


モツゴです。


ゼゼラです。

在来種の魚が多く取れたのは、うれしいのですが・・・
もちろん、外来魚さんも多く活動中です・・・・・・・。

また、今回は水生生物に詳しいタガメ野郎さんが、ひっそりと水生昆虫なども採集していました。
写真は割愛させていただいて、生物名だけ報告します。
コシマゲンゴロウ、ヒメアメンボ、キイロヒラタガムシ、カワリヌマエビ sp、ミズギワゴミムシ sp、タイコウチ、アメリカザリガニ、スジエビ、ヒメガムシ、ナミアメンボ、ヒメゲンゴロウ、ヤマトゴマフガムシ、ナガオカモノアラガイ、ミズムシ、ヨコエビ sp、ヒメタニシ
でした!


今回は、とりあえずこれくらい駆除しました。中には・・・

卵を抱えて、お腹がパンパンなものまで・・・。放卵前に駆除できてよかったです。

さてさて、オオクチバス、ブルーギルを解剖してみると・・・


魚卵も含め、多くの生き物が犠牲になっておりました。

本格的に春になり、神上沼にも繁殖期を迎える魚が出てきて賑わっております。今回の定例活動では、多くの生物と出会うことができたと思います。




雨の定例会と入学式ブース出展!

2015-04-10 22:53:22 | 活動記録
こんばんは ダイスケです。

大学もスタートしまして、みなバタバタと慌ただしい日々を過ごしております。

そんな中、6日に定例会に、7日に入学式でのブース展示を行なったので報告します。

両日とも、非常に寒い中での活動となりました。
寒の戻り、なる寒さで、10度近い気温の中の活動でした。

まず、定例会は、小雨の中スタートでした。

↑この時期から半袖という恐るべき耐寒性

確認できた生き物は、

大きなゲンゴロウブナです。


モツゴ


ホンモロコと、この季節の面々が続く中・・・


カムルチーが網にかかりました。
捕獲したにしやまくんに抱っこされてご満悦(?)です。

去年は小型のものしか採れなかったので、この大きさのカムルチーを見るのが初めてだというメンバーもいました。
もっと大きいのが採れるんですよねぇ・・・

ほかには、30センチ少しのオオクチバスや大きめのブルーギルなどでした。
外来魚も少しずつ動き出しているようです。


日は変わって7日、寒空の中新人勧誘です。
今年は入学式から強風でめちゃくちゃ寒いという彦根の洗礼を1回生に知らしめた日となりました。


ブースには昨年度作ったポスターと

少しだけ水族展示を置きました。
中身はコイとホンモロコ、エビ類です。

↑新人のように見えますがサクラです(笑)

魚に興味のある人もちょくちょくおり、期待度UPです!
みなさん、BASSER'Sは新メンバーをいつでもお待ちしていますよ!



大学の桜も満開になり最近の雨で散り始めました。
早く暖かくなってほしいですね。

春の兆し

2015-04-02 21:42:52 | 活動記録
こんにちは。タガメ野郎です。
ブログの更新が遅れていまい申し訳ありません。忘れていたわけではありません。本当に、決して、絶対違います。

3月末の神上沼での定例活動です。気温が急に上がり今まで採れなかった魚たちも見られるのではと期待が膨らみます。


まだ岸ぎわの植物は枯れているものが多いです。

さっそく投網をうったり


タモ網ですくい取りをしたりします。


頑張っていると、生き物が姿を見せてくれます。

…あんまり見たくなかった。アメリカザリガニです。アメリカザリガニの捕食圧はすさまじいものがあると思います。数年前まで希少水生昆虫がいた(先輩談)ため池に今年行ってみたらアメリカザリガニばっかりになってたりして悲しい思いをすることがままあります。でもたまにアメリカザリガニがいるところでとんでもない希少種がいたりすることもあるんですけど…


ドジョウとテナガエビです。なんだか安心する面子です。テナガエビはいずれも小型の個体が多かったです。


モツゴです。モツゴは取れない時の方が少ないんじゃないかってくらいいつもみてる印象があります。


ホンモロコです。思うように魚がとれずテンションが下がりそうだったメンバーの士気を大いに上げてくださいました。かっこよくて美味しい素敵な魚ですね!


ゲンゴロウブナです。ヘラブナ釣り師を魅了して止まない種です。…そんなにいいのかな?


外来魚の方々も活動を開始していました。去年はとある研究をしていましたが、今年は駆除します。


ほかにもコセアカアメンボ(ヤスマツではなく)やキイロヒラタガムシが採れていたのですが、メンバー誰一人として反応せず写真もとってもらえないという扱いでした。たしかに普通種で特別な生物ではないですが魚以外も興味をもってください…


愚痴はこのくらいにして、本題にもどります。
採捕した外来魚はすべて研究室に持ち帰り、解剖します。


メンバーはかぐわしいバスの香りにも負けずスムーズに作業をこなしていました。


今回の定例活動では、前回に比べ多くの生物と出会うことができたと思います。
これから本格的に春になれば神上沼にも繁殖期を迎える魚が出てきてさらに賑わうことでしょう。
最後に、ブログの更新忘れててすいませんでした。