ときどき、読書ブログ

ファブリス(株)代表取締役 鈴木眞二の読書履歴、感想、日記など。

ずーと風邪を引いてました。

2008-01-05 | Weblog
暦の上では、もう1月5日。
うわー、速い。
気分的には、
まだ、1月2日か、3日って感じなのですが。。。

クライアントへの、
年末の挨拶周りを、
12月27、28日にした後、
1年の疲れがどっと出て、
風邪を引いてしまい、ダウン。

結局、
まさに文字通りの、
寝正月でした。。。

家族は、クリスマス明けの26日から、
一足先に、実家に帰ってしまっていたので、
年末年始、独りで、
もそもそっと、
年が変わる前に、
年越しそばを作ったり、
元旦の朝に、ほんの少しだけ、
日本酒を飲んだくらいが、
正月めいた出来事で、
後は、ホント、
ずっとベッドの中にいました。

とは言え、ずっと寝ていられるわけではなく、
ずっと、本を読んでました。

「天文学者はロマンティストか?」縣秀彦著
「シチリアでの会話」ヴィットリーニ作 鷲平京子訳
「秋山好古」野村敏雄著(再読)
「秋山真之」神川武利著(再読)

「シチリアでの会話」は、
2005年に、岩波文庫で、出版された本で、
もともとは、1936年のスペイン内戦に介入した、
イタリアファシズム政権下におけるシチリアを舞台にして、
1938-39年に発表された小説です。

この小説は、
その時代の予備知識がないと、
なんだかよくわからない作品です。
(つまり、私も、この作品の価値がよくわからずでしたが)
とはいえ、各場面場面は、
とても印象に残る不思議な小説です。

この訳書には、わざわざ、
「解読 シチリアでの会話」という文章が、
訳者によって、
なんと、120ページにわたって、
載せられているのです。

120ページをいうのは、すごいですね。
中編、とまではいえないかも知れませんが、
短編小説の、何話か分はありますよね。

ちなみに、ちょっと前に知って、
大変驚いたのですが、
「このブログで紹介されている本は、
全て読むようにしています」
と言ってくれた、
大変奇特な人がいるのですが、

この「シチリアでの会話」は、
別に読まなくていいと思います(笑)。

秋山兄弟に関しては、
ふと、司馬遼太郎の
「坂の上の雲」を読みたくなったのですが、
この家に持ってきておらず、
以前、PHP文庫で出版された、
前述の2冊を、
代用で読んだのです。

自分が所有している本で、
手元に置いていないというのは、
ふっと、急に読みたくなった時に、
大変残念な思いがします。

最近、石田衣良氏の仕事場を、
TV番組で見ましたが、
(本の表紙にもなっていましたが)
あの本棚と仕事場、
うらやましいなぁ。。。

石田氏の作品自体は、
「波の上の魔術師」
しか読んでおらず、
それきり、他の作品は読んでないのですが。。。

なーんて、体調悪いくせに、
長々と書いてしまいました。

明日に備えて、もう寝ます。
おやすみなさい。。。
コメント
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