映画と音楽そして旅

主に懐かしい映画や音楽について…
時には新しい映画も…

(シネマ雑記帳)(86)「チャップリンの独裁者」

2006-07-28 22:37:17 | 映画
 チャ-ルズ・チャップリンとに対する私のイメージ…それはいつかチラリと見たことのある彼の姿…いつものあの格好で、なにも口を利かずに「機械人間」みたいな動作で、ちょこまかと無意味に動き廻る姿でした。
 それは多分ストリーがどうの…と云う以前の、見世物的なサイレント映画時代のフイルムの断片だったのでは…と思います。
 こんなイメージに数十年間にわたり支配されていた私が、今まで見たいな…と思っていた映画は「ライムライト」ですが、それもチャップリンと云うよりも、主題曲の「テリーのテーマ」がお目当てでした。
 この曲は彼自身の作曲でその美しい旋律は、あれから数十年の歳月が流れた今でも、耳に焼き付いているしメロディも思い出すことが出来ます。
 こんな程度の認識の私がNHK-BSで「チャップリンの独裁者」を見たのですが、例のお馴染みの動作で思わず笑いに誘い込まれながらも、バロディ風のストリーの中にこめられた彼の思想に触れてドキリとしました。
 時の流れに対する彼の鋭い洞察力と、先見の明に改めて敬服すると共に、今までのチャップリンに対する私の、理解不足を痛切に反省させられました。

 ナチス・ドイツとヒトラーをモデルにしたと思われる、「トメニア国」の独裁者ヒンケルとユダヤ人の散髪屋の二役を演じて、笑いの中に痛烈な皮肉をこめられています。
 イタリアと支配者のムッソリーニを暗示した「バクテリア国」のナバロニとが、お互いに自らの弱みを隠して力を誇示し合うドタバタは、実際の外交でもある程度は駆け引きがあったか?と思いますが、世界制覇の野望を抱く二人の独裁者を、ここまで引きずり下ろしてとことんと漫画的に描いたあたりは痛快でした。
 当時の我が国の指導者はこの二人の独裁者の尻馬に乗って、「日独伊三国同盟」なるものを結んで、それがやがて太平洋戦争へと拡大する訳ですが、歴史認識から云えば当時の日本の指導者よりチャップリンの方が、よっぽど正確に歴史の未来や流れを理解していたように思います。
 「If」が許されるならば…日本の当時の政治家がこの映画を見て、その真意を悟っていたら…我が国の歴史も、もう少し変った方向に進んでいたことでしょうね。
 今頃こんなこと云っていても遅くさい「あとの祭り」ですが…

 地球儀の図柄の風船に戯れるヒンケルの姿に、世界を我がものにしょうとする彼の願望が暗示されています。その風船はやがて破れて仕舞い彼の手に残るのは無残にぽしゃった風船の残骸だけでした。
 得意顔の夢もいずれは破れるぞよ…と云う未来を告知していたようでした。
 この映画を見た人が均しく感動したのは、ラストの演説シーンですね。
 独裁者ヒンケルに間違えられて隣国の「オスタリッチ」国侵攻に集結した将兵を激励するために、演壇に立たされたユダヤ人の散髪屋は叫びます。
   人生とは豊かで自由で美しいものだ。
   人類は道を間違えて 悲惨と流血を招いた。
   しかし絶望するな、独裁者は必ず滅ぶ、
   兵士達よ!自由と美しい心を取り戻すために共に戦おう!
 兵たちのどよめき…虐げられていた人たちの希望と歓びの表情…
 再び「If」ですが…こんな風に歴史が進行していたら、私の今までの人生もまた違ったものになっていたかも…などと、いろいろ考えさされた映画でした。



 

 


 
 
 

(季節の便り)「ナスも苦戦中です…」

2006-07-28 22:36:18 | 季節の便り
 初夏に入った頃は結構花も咲いていて好調に思えたナスも、長雨の影響か全然元気がなくてそこへ害虫に取り付かれて疲労困憊の有様です。
 元来は熱帯系植物なので平年なら、もう少し元気があるはずなんですが…
 こりゃ、再生のための荒療治が必要かも…これの再生手術は細かい枝や葉っぱをカットして仕舞うのです。
 成功確率は今年は異常気象みたいなので、五分五分かな…???
 まぁ、駄目元でやってみるかな…???

(季節の便り)「えんどう豆は今…」

2006-07-28 22:35:40 | 季節の便り
 初夏にはは紫色の花が咲いてと、柔らかいキヌサヤえんどう豆のみをつけて、我が家の食卓を賑わしていました。
 しかし最近の長雨や不安定な陽気で予定より早く枯れ始めて、今は昔の姿今いずこ…と云う感じで見る影もなく枯れ木のようになりました。

(季節の便り)「お茶畑は今…」

2006-07-28 22:35:13 | 季節の便り
 ご近所のお茶畑ですが一番と二番の二度の収穫を終えたお茶畑は、やがて来年の収穫に備えてリフレッシュに入りました。
 頭をもう一度枝ばかりになるぐらいまで深く刈り込みますと、今年の夏から秋にかけて新芽が吹き出してきて活力を取り戻します。
 来年の初夏にはまたもとの緑を取り戻して、鮮やかな新芽が萌えてくるはずです。
 

(季節の便り)「心配…里いも」

2006-07-28 22:34:25 | 季節の便り
 これは割合と早く植えたのになかなか発芽しないので、一度掘り出して見て確かめたことがあります。少しだけ発芽の気配があったので、埋め戻したら芽が出て来てこんなに大きくなりました。
 里いもはどちらか云えば乾燥よりも、湿っている方を好むそうなので、「長雨大歓迎?」だった…かどうかは知りませんが、却って生育には好都合だったようです。
 ところがつい先日はバリケードを強行突破した、イノシシ君のご訪問があって数株を引き抜いて立ち去りました。彼らは別にイモがお目当てではなくて、土の中のミミズや虫類が食べたくてやって来るのです。
 引き抜かれた種芋を慌てて土に埋め戻してありますが、果たして巧く育つかどうか…それに実際に小芋が出来て、掘れるようになるのはいつごろのことかな?

(季節の便り[トマトは今…」

2006-07-28 00:03:40 | 季節の便り
 長雨もやっと遠のいて梅雨が明けそうな気配です。でも関西ではまだまだ不安定でなかなか梅雨明け宣言は」出そうもありませんね。
 なにかスーパーでの野菜の値段が凄く上がっているとか…我が家の農園の野菜たちは一体どんな具合なんでしょうか。
 トマトは長雨にも拘わらず変ったこともなく、実ををつけてはいますが日照りが少ないので、なかなか色づいて来ません。
 太陽光線をいっぱい受けて真っ赤に熟れたトマトは、一味違うと云いますが…

(季節の便り)「好調!つる豆」

2006-07-28 00:03:11 | 季節の便り
 現時点では一番優等生です。6月末頃に蒔いたつる豆が大分延びてきて、背丈より高くなりました。白い可愛いい花が咲いて来ましたが、最近もイノシシがやって来ているようです。
 最近は長雨で太陽の光線がかなり不足しているので、まだ実がなる気配がないのは…やっぱり発育が少し遅れているからなのかな…

(季節の便り) 「手なし豆 初収穫」

2006-07-28 00:02:29 | 旅 おでかけ
 長雨により成長に遅れはありましたが、テナシ豆がぼちぼちと実がなって来ました。この豆はえんどう豆の後継種として植えたのですが、まぁなんとか少しづつ食材として間に合うようになりそうです。
 つる豆のように支柱などは要りませんが、すぐに倒伏するので多少手間はかかってもつる豆の方がいいのかな?

(季節の便り)「好調!「唐辛子」

2006-07-28 00:02:07 | 季節の便り
 これは調子が良いですね。私がトウガラシもピーマンも苦手なので、食べる人が少ないのに割合とよく取れます。
 夏の終わり頃になると大抵はカメムシみたいなのが、食いついて養分を吸い尽くして枯れてしまうことが多いようです。