映画と音楽そして旅

主に懐かしい映画や音楽について…
時には新しい映画も…

(大和路再訪)「猿沢池のおカメさん」

2006-07-01 00:10:40 | 旅 おでかけ
 猿沢池の水もぬるんで、池のお亀さんも甲羅干しです。
 いるのか、いないのか、全く気がつきませんでしたが、「恋」…いいえ、ミスプリです…「鯉」もいるそうですよ。
 ところで奈良で各季節ごとに行われる有名な行事と云えば…
 も一度,復習して見ます… 
  冬…古都の空を真紅に染めて…若草山(三笠山)山焼き…
  春…春近し…を思わせる東大寺二月堂のお水取り…
  夏…春日の社や森に幻想的な灯りがいっぱいきらめいて…
  秋…???ない?そんなアホなことって…あり得ない…探そう!
 
 暢気に猿沢池のカメの甲羅干しを見ている場合ではありません!
 やっぱり探すものですね!ありました!ありましたよ!
   
   それは爽やかな秋風がやさしくそよぐ頃…
    日も暮れてひっそりとした夕闇があたりに迫って来ると…
      聴こえて来るのは…みやびやかな楽の音…
        一体なにが…ドキドキ…これは一見の価値ありですよ…
         などと、一人で喜んでいます…

(大和路再訪)「猿沢池 采女祭り」 

2006-07-01 00:09:51 | 旅 おでかけ
 少し気早い先の話になりますが…
 中秋の名月の頃(具体的にいつかは暦でも調べるとして…)に行われる「采女(うねめ)祭」が見ものだそうですよ。
 昼は「十二単衣」のきらびやかな衣裳に身を包んだ女性達が「花車」と共に都大路を練り歩いて平城京復活か…とあの頃の風情を再現させるそうです。
 
 日が落ちて…名月が池の水面に煌めく頃…古式ゆかしい衣裳の采女達が、妙なる管弦の音が流れる中…龍頭船に乗って現れて水遊びを…するそうです。
 この古都ならではの優雅な風景…実際に見て、撮って…記事を書いて見たい…ですね。

 猿沢池のそばに「采女神社」と云う小さな神社があります。この神社は「あれっ」と思うような不思議な神社です。
 それには猿沢池とこの神社にまつわる哀話があるのです。
 それは同時にこの「采女祭り」の謂れでもありますが、ここで詳細を私が書くよりもホーム・ページを読んで戴く方が、良いと思いますが「采女祭り」(うねめまつり)で検索して頂くと、詳細な記事を読んで戴けます。
 
 池のそばを通っていながら「采女神社」の存在に、全く気付かなかったドジな私でした…(反省…です)
 
 

〔大和路再訪)「唐招提寺南大門」

2006-07-01 00:09:05 | 旅 おでかけ
 興福寺や猿沢池から今度は西ノ京の方へ向かいました。
 市内を外れたこのあたりはのどかな田園風景なども見られて、まだまだ自然の美しさが残されている地域です。
 700年代に唐の都…長安をモデルに創られた平城京は、シルクロードの終着点として絢爛たる天平文化を生み出しました。
 平城宮跡や宮朱雀大路跡、東大寺に対する西大寺等々…、現在の奈良の中心地域に比べて、西ノ京あたりのそのひっそりとした、たたづまいに却って私はなぜか惹き付けられるのです。
 
 西ノ京の代表的なお寺と云えば…鮮やかな緑が多くて、なにかほっとした落ち着きが感じられる唐招提寺です。
 千数百年の風雪に耐えて来て流石に老朽などで倒壊していた山門は、昭和35年に復元されたものだそうです。
 名作「風立ちぬ」作者の堀辰雄は、この唐招提寺を訪れた時のことを「大和路 信濃路」の中の「十月」と云う作品で、<今お寺の松林に寝そべって(夫人への)便りを書いている…>などと記していました。