今年は戦前から戦後にかけて数々の不朽の名曲を生み出した、作曲家 服部良一さんの生誕九十九年に当たるそうです。それを記念してすでに紹介したようにテレビ放送「題名のない音楽会」で、彼がこよなく愛した中国を扱った音楽が特集されました。
彼は若い頃に上海でオーケストラ奏者を務めていたこともあり、日中戦争では軍の慰問のために中国に渡り、その時に「蘇州夜曲」の曲想を得たと云われます。
今回は中国の伝統楽器とシンフオニーの融合と云う、人の意表をついた斬新な企画だったため、プログラムが始まると期待に胸がわくわくして来ました。
冒頭からあの名曲「蘇州夜曲」が演奏されましたが、二胡や古筝そして中国笛などの中国古来の楽器と西欧風のオーケストラ演奏が、たくみに調和して独特のサウンドが響き渡りました。
服部家は親子三代の音楽一家として知られていますが、この日の指揮はお孫さんの服部隆之さんで、演奏はバーリー・コンサート・ソサエティの皆さん、中国楽器の演奏は二胡のジャー・バンファンさんなど三人の奏者の方です。
私が好きな曲で有名なのに「夜来香」があります。
あわれ春風に 嘆くうぐいすよ
月に切なくも 匂うイエライシャン
この香りよ
作曲 黎錦光 作詞 佐伯孝夫
愛する人への想いを「夜来香」の花に託して、切々と歌い上げる中国娘の心情が伝わってくるような素晴らしい曲ですが、この曲は戦時中から戦後にかけて、李香蘭…戦後は本名の山口淑子により歌われ大ヒットしました。
「夜来香幻想曲」は戦時中に服部氏がこの曲にヒントを得て作り、戦後になって発表され私も今回初めて耳にしたです。
「夜来香」のあの美しい旋律が随所にちりばめられて、ブギの陽気なリズムも取り入れられた、とにかく斬新なスタイルと感覚を持ったサウンドでした。
特に四人の「クラシック娘」のヴォーカルと、オーケストラの金管楽器の掛け合いみたいな感じの箇所はとても楽しかったです。
私が少年時代に愛読した「三国志」の世界…数千年の悠久の歴史 世界に誇る偉大なる文化と英知 そして雄大な大自然…
果てしなく広がる中国大陸はこれからの私にとって、未知数の魅力を秘めた憧れの異境の地…になりそうですね。
中国音楽の二胡の奏者ジャー・バンファンさんについて
↑ クリックして下さいね。↑
彼は若い頃に上海でオーケストラ奏者を務めていたこともあり、日中戦争では軍の慰問のために中国に渡り、その時に「蘇州夜曲」の曲想を得たと云われます。
今回は中国の伝統楽器とシンフオニーの融合と云う、人の意表をついた斬新な企画だったため、プログラムが始まると期待に胸がわくわくして来ました。
冒頭からあの名曲「蘇州夜曲」が演奏されましたが、二胡や古筝そして中国笛などの中国古来の楽器と西欧風のオーケストラ演奏が、たくみに調和して独特のサウンドが響き渡りました。
服部家は親子三代の音楽一家として知られていますが、この日の指揮はお孫さんの服部隆之さんで、演奏はバーリー・コンサート・ソサエティの皆さん、中国楽器の演奏は二胡のジャー・バンファンさんなど三人の奏者の方です。
私が好きな曲で有名なのに「夜来香」があります。
あわれ春風に 嘆くうぐいすよ
月に切なくも 匂うイエライシャン
この香りよ
作曲 黎錦光 作詞 佐伯孝夫
愛する人への想いを「夜来香」の花に託して、切々と歌い上げる中国娘の心情が伝わってくるような素晴らしい曲ですが、この曲は戦時中から戦後にかけて、李香蘭…戦後は本名の山口淑子により歌われ大ヒットしました。
「夜来香幻想曲」は戦時中に服部氏がこの曲にヒントを得て作り、戦後になって発表され私も今回初めて耳にしたです。
「夜来香」のあの美しい旋律が随所にちりばめられて、ブギの陽気なリズムも取り入れられた、とにかく斬新なスタイルと感覚を持ったサウンドでした。
特に四人の「クラシック娘」のヴォーカルと、オーケストラの金管楽器の掛け合いみたいな感じの箇所はとても楽しかったです。
私が少年時代に愛読した「三国志」の世界…数千年の悠久の歴史 世界に誇る偉大なる文化と英知 そして雄大な大自然…
果てしなく広がる中国大陸はこれからの私にとって、未知数の魅力を秘めた憧れの異境の地…になりそうですね。
中国音楽の二胡の奏者ジャー・バンファンさんについて
↑ クリックして下さいね。↑