「祇園祭」もいよいよ中盤ですが全部の山鉾を記事にすることは出来ませんので、うちの数種を簡単に紹介しておきます。が、以前からたまっている映画の記事も合わせてUPさせて戴きますのでいっしょに読んで下さい。
最近は映画をあまり観ないので近年の映画事情全体に暗くて、特に韓国映画と云えば家内はテレビなどで見ているようですが私には全く未知の分野でした。
「冬のソナタ」も「ヨン様」も、あまり気にしていなかった私が、珍しくもDVDで初めて観た韓国映画です。
私達の年代でも突然「アルツハイマー」と宣告されたら、おそらく生きる希望を失って仕舞うだろう…と思うのに、「若年性…」と医師から告げられた若いヒロインの気持ちは、想像するだけでも胸が一杯になります。
見るだけでも辛い哀しい場面がしばしば出て来ますが、これも現実にあり得ることかと思うと余計に深刻にに考えて仕舞います。
ストリーの展開が最初が幸せだっただけに、後半は尚更辛く感じますがラストの穏やかな場面に、少し救われたような気分になりました。
実際はこのような綺麗ごとで済むのかな?…と云う感想をどこかで見たような気がしますが、私もやはりそんな感がチラリと頭を掠めましました。
でもラストとしてはあまりにもやり切れない思いになるよりも、少しでも未来に希望を持たせるような形の結末で、妥当だったのかな…とも思いました。
自ら望んだ訳ではないのに重荷を背負って生きる多くの人たちへの思いと、ひょっとしたら明日の我が身に降りかかるのかも…と云う心配とで、なにか身近な問題としてに考えさされた作品でした。
最近になってなにを思ったのか、俄かに連続して観た作品の中では、今までに感じたことのない異質の感動を受けたことや、内容が至って良心的だったと云う点で、私が最初に観た韓国映画としては、いい点数を上げたい映画だったように思います。