南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

大関魁皇が新記録樹立

2011-07-15 00:46:23 | Weblog
大関魁皇が相撲界に前人未到の1046勝という白星の大記録を作り上げた。
千代の富士が持つ記録は破られることはないと思っていたが魁皇はついにやり遂げた。
満身創痍で体中ガタガタの大関は場所前にも腰を悪くしたり、足にしびれがきたりととてもまともに相撲が取れるような状態ではなかったのかもしれない。
年齢も今月の24日には39歳になり最年長力士でここまで頑張り続けるお相撲さんはいない。
数年前には体もガタガタになった頃、魁皇ももはやここまでかと思われた時期もあったが一日でも長く相撲を取ってもらいたいファンの声援が後押しし九州場所までこぎつけたこともあった。
そんな中にあっても魁皇は必死に相撲を取り続け僕らに勇気と元気を逆に与えてくれた。中には大関がそんな成績で地位をつなぎとめるだけでいいのかと批判めいたことを言う人もいるが、それでも魁皇はもくもくと現役にこだわり白星を積み重ねてきた。
同期の曙や若貴兄弟などはとっくに昔の人になってしまったのに魁皇は今でも土俵に上がり相撲を取り続けている。
もうその姿を見せてもらっているだけで心が熱くなるのだ。
本当はいつ引退してもおかしくないと誰もが知っているからこそ、一日でも魁皇の現役姿を見させて欲しいのである。
今日相撲界の記録を塗り替える大記録を達成した魁皇であるが、魁皇にとっては通過点に過ぎないのかもしれない。
気力と体が続く限りこれからも大好きな相撲を取り続けるだけなんだというその無心さにぼくらは心惹かれるのである。
本来なら横綱となって歴史に残ってもらいたい思いもあるが、魁皇は横綱を超えた「大関」として相撲界の歴史に残る力士んであることは間違いない。
大震災以降明るいニュースがない中で魁皇の記録達成は多くの人たちを、特に東日本の被災地の方々をも勇気つけることができたと思う。
日本中の中年のオヤジたちにとっても「あの魁皇がまだ若手に負けずに頑張ってんだから俺たちだって!」と勇気をもらってるはずだ。
そしてこれは外国人差別ではないのだが、日本人の大関がちゃんといてくれることはやっぱり日本人は嬉しいのである。
大関魁皇本当におめでとう。




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