南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

大相撲と座布団投げ

2006-09-15 22:51:59 | Weblog
今夜の大相撲結びの一番では横綱朝青龍が破れた。 
その瞬間土俵の上には異常な数の座布団が投げ込まれた。 
よく見る光景ではあるが今夜の数は尋常ではなかった。 
「座布団もみんなで投げれば怖くない」の群集心理からくるものなのか、物事の道理も知り尽くし、りっぱな倫理観も持ち備えているような立派な大人の方々が行う行為とは思えないおふざけである。 
先場所も外人力士の暴力行為で大騒ぎになった相撲界であるのに、これ以上黙認してたら世の中おかしくなっちまう。 
初めて日本の大相撲を見た外国人はこれが一種のスタンディングオーベイションと勘違いしかねないしそろそろ誰かが言わないとね。
日本人って本当はこんなに野蛮な国民なんだというアピール性抜群の映像である 
NHKも平気で放送しているが、どうせならHiビジョンでやってんだから投げてる人達をひとりひとりどアップで映して全国の茶の間へ放送して欲しいものだ。 
聞くところによればマス席は値段の割にはかなり狭いらしいが、そんな場所に何時間も座り続けて観戦するからストレスもたまり最後に意味もなく爆発するのか? 
たぶん投げている人にはこの公然暴力行為の理由などほとんどないはずである。 
ただそこに座布団があったからくらいのことだろう。
 
同じ座布団投げでもプロ野球の広島ブラウン監督の座布団いや、ファーストベース投げはりっぱな抗議行為であるし、しっかり退場という責任もまっとうしている。
国技館の座布団投げをめされるひとりひとりが確固たる信念とどのような責任も果たすという覚悟で行っているとはとても思えない。 
この公然暴力行為は後9日間もNHKを通じて全国に生中継されることになっている。 
願わくばお年寄りや小さな子供が被害者にならないようにと。
 

 



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