南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

子供たちの笑顔

2007-05-11 18:14:41 | Weblog
今日はある児童養護施設に訪問してきました。
ここは私が住む地元にある児童養護施設で、今年で60年の歴史がある所です。 
昨年私たちはこの施設へ自分たちが働いた収入の中から仕事仲間とみんなで寄付を行いましたが、直接園長先生や子供たちにも一度会いたいと思っていたことがやっと実現できました。 
ここには乳幼児から高校生まで77人の子供たちが生活しています。 
この子たちは親から虐待を受けたり、養育を放棄されたりといろんな事情で養護されていますが、そのほとんどが親の方の事情でやむを得ずここで育てられているのです。
園長先生から児童養護施設の現状をいろいろ聞かせていただきましたが、運営も国の補助金だけではなかなか足りず、寄付にしても年間でやっと100万円ほどがいただけるそうです。 
今回の私達からの寄付はかなりの額で、多大な寄付に園長先生はじめ他の先生方も心から感謝し喜んでおられました。 
園長先生が園の中を案内してくれて各部屋の子供たちに会いに行きました。
「みんなー、この人は●●の●●さんだよ!」と園長先生は一人一人に僕を紹介してくれたのですが、どの子供たちも明るい笑顔で僕に挨拶してくれました。
その素直な笑顔と礼儀正しさには感心してしまいました。 
中には3歳くらいの子供たちが人懐こい笑顔で近寄ってきましたが、こんな小さな子供でさえそれぞれの事情を抱えているんだなと思ったら、その笑顔がとてもいとおしく思えてしまいました。
 
今回の寄付では10人乗りのワゴンカーの購入やスポーツ用具の購入、旅行費用などに使わせていただいていますとのことで、わざわざ私達の会社専用の大きなファイルを見せていただき、その使いみちの細部に至るまでの説明を受けました。 
私たちの寄付を大事に大事に、本当に子供たちのために使っていただいていることが手に取る様に分かりました。
毎年お正月だけは子供たちも半数以上は親と過すため帰省したり、親戚の家に泊めてもらいに行くそうですが、それでも虐待などを受けている子供たちは帰れないし、親がいない子供もお正月も園で過ごしていたそうです。 
しかし今年は私達からの支援で、園に居残りする子供たちを熊本の温泉に泊まりで連れて行くことが出来ましたと写真を1枚1枚見せていただきましたが、そこには輝くような子供たちの笑顔が写っていました。
 
私が登録している会社の社会貢献の理念の一つに「受益者の見える社会貢献活動」があります。 
私たちの社会貢献活動が、めざすところ。
それは、「助けを必要としている人に、直接寄付が届けられ、その結果、喜んでいる相手の顔が見られる」こと。
さらに、「エージェントの皆さんからお預かりした寄付が、どんなところに届けられ、どういう貢献ができたかが具体的に見える」こと。
自分が寄付したことで、誰かが、どこかで、感謝の気持ちを持っていてくれると感じられたときの感動。
この感動が、社会貢献活動の意義の理解につながり、自分自身を高めることへつながっていくのです。
 
そして今後は金銭的な支援だけじゃなく、直接訪問して交流を図ったり、私たちが出来ることがあれば喜んで加勢させてもらおうと思っています。 
今までは決まり事で毎月コミッションから寄付をしているんだというくらいの認識しかありませんでしたが、こうして自分たちの寄付が、目の前で僕に抱きついてくる幼いこの子供たちのために使われているんだとう実感と、子供たちからの「ありがとう」という感謝の言葉を直接聞かされたら胸の中に熱いものを感じられずにはいられませんでした。
私自身この感動が自分自身を高めていくんだという意味がやっと分かったような気がしました。 
今の仕事のお陰で社会貢献に参加させていただけている喜びを感じた1日でした。


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