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南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

これでいいのだ

2008-08-03 23:17:38 | Weblog
子供の頃は毎週発刊される『少年サンデー』の発売が待ち遠しかった。
中でもおそ松くんに出てくるキャラクターはどれも強烈な個性の集まりで、当時の子供たちは誰もが上手に描けたものだった。
イヤミの「シェー」は一世を風靡し、子供から大人まで全国津々浦々で毎日の様にこのシェーのポーズが繰り広げられた。
あまりの流行のために中にはシェー禁止を打ち出す小学校さえ出た。
今みたいに流行語大賞なんてものがあったら間違いなくグランプリ大賞ものだった。
おそ松くんにはチビ太という悪がきなんだけど憎めない存在がいた。
彼がいつも手にしているおでんは実にうまそうだった。
このおでんは必ず串に△○□がセットになっていたが、このようにセットになっているおでんが欲しくて欲しくてあちこち探したものだったがまず探し出すことは出来なかった。

その後『もーれつア太郎』でも数々の愛されるべきキャラクターが出てきたが、これらの生みの親である赤塚不二夫は僕らにとって神様のような存在であった。
昭和の子供たちにとって赤塚不二夫の功績はとてつもなく大きなもので、もし彼がいなかったら日本の面白文化は全く違ったものになっていたかもしれない。
現に日本のお笑い界をギネス級にかえることになったタモリを芸能界に引き出したのは赤塚不二夫だったということでも証明されている。
ということは赤塚不二夫がいなかったら『笑っていいとも』だって在り得なかったということになる。
赤塚不二夫は同じトキワ荘出身の漫画界の巨匠手塚治とは全く違うタイプの別の神様であると僕は思っている。
昨日永眠した赤塚不二夫ではあるが『もーれつア太郎』のオヤジ×五郎のように天国から戻されて時々は下界に遊びにやってきそうな気がする。
でもその姿はくだらないギャグを心から楽しめる人間にしか見えないことになっている。
寂しいかもしれないが、巨匠いわく「これでいいのだ」



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