久びさに歌を書いた。しかも今回は長崎の原爆の歌だ。反原爆の歌を作るのはもう何十年ぶりになるか分からない。きっかけは福山雅治の新曲「クスノキ」を聴いてからだった。同じ被爆二世である福山雅治が原爆にも耐えてい生き抜いている山王神社のクスノキを題材に作った曲が僕のソングライター魂を揺さぶってしまったのだ。僕ら被爆二世はこうして語り継ぐ責任があると思う。ちかじかYOUTUBEにもアップする予定です。
紫陽花
稲佐山から見下ろした街は
路面電車が今日も行き交う
穏やかな街並み
遠いあの日の八月の空も
今日と変わらず浦上川の川面に映っていた。
時の流れに薄れゆく記憶
忘れ去られる危うさの中で
癒えることない哀しみを抱いて
咲いているのさ紫陽花の花
南山手を見下ろした海は
外国船が今日も行き交う
賑やかな桟橋
遠いあの夏八月の風も
今日と変わらず浦上川のほとりに吹いていた
時の流れに色褪せる記憶
伝えられない危うさの中で
語りきれない悲しみを抱いて
咲いているのさ紫陽花の花
愛も家族も笑顔の暮らしも
忘れ去られる危うさの中で
癒えることない哀しみを抱いて
咲いているのさ紫陽花の花
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