南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

ルーブル美術館展

2009-04-12 22:32:48 | Weblog
今日は上野で開催中の「ルーブル美術館展」に行ってきた。
開催以来凄い人気でもうすぐ来場者が30万人を超えるという勢いらしいので、もしかしたら、この僕がそのめでたい30万人目の客になるんではというかすかな期待を抱きつつ入り口にさしかかったが何の動きも発表もなかった。
聞けば4日前にその30万人目は達成されたとか(残念)
一度でいいから「あなたが来場者何万人目ですよ!」と言われてみたいものである。

展覧会ではルーブル美術館から貸し出された17世紀の名画の数々が展示されていたが、中でもフェルメールの《レースを編む女》はひときわ人気があって人だかりの山だった。
この絵が日本に来るのは初めてということで一番の目玉になっている。
フランスのルーブル美術館には今からちょうど19年前の4月に行ったのであるが、その時は朝から一日かけてルーブル美術館の中をゆっくり観て回ったのを覚えている。
もちろん一番感動したのは本物の『モナリザ』で、撮影禁止のモナリザの前でヌケヌケと絵に並んで撮ってしまった証拠写真は今も大事な宝物である。
しかし、19年前今回の『レースを編む女』をルーブル美術館で観た記憶は全くないのは何故だろう。

素晴らしい絵画の数々を見終わり美術館を出たら、いきなり「裁判員制度反対」の活動を行ってる方々から署名を求められた。
個人的には裁判員制度には反対であるのでももちろん署名はさせてもらった。
その人も言ってたが、裁判員制度は一種の「赤紙」の様なもので国民はビクビクしながらその到着がないのを祈りながら待たねばならない。
選ばれる確率的にはルーブル美術館展の記念来場者に選ばれるよりかはるかに低い確率だとは思うが、出来れば廃止してもらいたいと多くの国民が思っている。
当たった場合、断るためには10万円が必要らしいので、我が家では今回の自民党のばらまき定額給付金の使い道はこのためのお金に使わせてもらうつもりだ。
鑑賞するのは芸術的な絵画に限り、決して事件の写真ではないことが望ましい。
しかも、裁判所で希望していないことさせられた挙句、それを誰かに喋ったりすれば6ケ月の懲役、50万円の罰金が取られる。
ますます極悪非道な制度じゃある。
みんなで廃止に追い込もう!(とその方々が声高らかに叫んでました)
ところで撮影禁止のルーブル美術館の『モナリザ』は罰金っていくらくらいかかったんだろうね。