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映画評『ヴェノム』

2020-03-22 17:08:07 | 映画評
ヴェノム (字幕版)
Avi Arad,Matt Tolmach,Amy Pascal
メーカー情報なし


トム・ハーディー主演のアメリカンヒーロー映画。やっと観ました。ヒーロー映画の中では、面白い!

ヴェノムは地球外生物。寄生する体がないと地球では生きていけない。そのヴェノムと、寄生されたレポーター:エディ・ブロックの1人2役。

寄生しているので、同じ身体でエディになったりヴェノムになったり、2人が話したり。これがなかなか、面白い。

オートバイチェイス、暗闇での戦い、ボスとの戦い、どれも迫力がありまた、ユニークで面白い。

正義を守るヒーローというよりは、信念を持ちつつ楽しくやってるヒーロー。能力的には、超人ハルクが一番近いか。スーパーヒーローというより、ただ強いおじさん、という感じか。

それでも面白かったのが、
・身体に寄生している怪物が暴れる
・1人2役の妙。エディ ブロックの演技。
・暗さがほとんど無い。コミカルなヒーロー。

という点か。
マーヴェルシリーズなんか、アクション過剰で、登場人物もスケールも多すぎて最近まったく観なくなってしまいました。ヴェノムは、久しぶりに面白いと思えたマーヴェル映画でした。

映画の後日談のシーンに第2作を匂わす映像。このネタでヴェノムを主役に2作目を狙うとはすごい!ぜh見たいです。

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マーベルコミックスに登場するキャラクター、ヴェノムが主人公のアクション。地球外生命体に寄生されたのを機に、特別な力を身につけたジャーナリストの戦いが描かれる。メガホンを取るのは『L.A. ギャング ストーリー』などのルーベン・フライシャー。『レヴェナント:蘇えりし者』などのトム・ハーディ、『ブルーバレンタイン』などのミシェル・ウィリアムズらが出演する。

ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)は、ライフ財団が人体実験を行っており、死者が出ているといううわさを聞きつける。正義感にかられ、真相を突き止めようと調査を始めた彼は被験者と接触したために、地球外生命体のシンビオートに寄生される。シネマトゥデイ(外部リンク)

映画評『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』

2020-03-21 18:22:14 | 映画評
ヴァレリアン 千の惑星の救世主(字幕版)
リュック・ベッソン,ヴィルジニー・ベッソン=シラ
メーカー情報なし


リュック ベッソン監督、製作費190億円の大作ですが、興行的には不調に終わった作品。

すごい映像と音楽。ゲームのような映画。これはどんな観客に向けて作られた映画なのだろうか?

よかったポイント3つ。

1 オープニングのDavid Bowieの名曲
オープニングのDavid Bowieの「スペース・オディティ」とともに流れる宇宙ステーションでの人間と宇宙人との交流。それを見るだけでも満足できる映画です。

2 ゲームのような映像、ストーリー
仮想化技術なども使われており、主人公がゲームに中にいるような錯覚に陥ります。ゲームの中のような映像とストーリーが面白い。テンポもすごく良いです。

3 SF映画へのオマージュ
出てくる登場人物、宇宙人がスターウォーズ、アバターをはじめSF映画の名作を彷彿させます。SFファンにはたまりません。

これで、ストーリーと俳優が良ければ最高傑作だったかも。でも、最後まで楽しく鑑賞できました。まあまあです。

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数々の名作を手掛けてきたリュック・ベッソンが監督と脚本を務め、人気SFコミックを実写化。宇宙の平和を守るエージェントたちが、ある宇宙ステーションの裏でうごめく陰謀に立ち向かう。『ディーン、君がいた瞬間(とき)』などのデイン・デハーン、『スーサイド・スクワッド』などのカーラ・デルヴィーニュ、『クローサー』などのクライヴ・オーウェンらが出演。銀河を股にかける冒険とそれを具現化した映像に期待。

西暦2740年。宇宙の平和を守るため、銀河をパトロールしている連邦捜査官のヴァレリアン(デイン・デハーン)とローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)。アルファ宇宙ステーションに降り立った彼らは、長い時間をかけて規模を広げ、多種多彩な種族が共存している“千の惑星の都市”の繁栄を目にする。だがその裏にはある秘密が存在し……。シネマトゥデイ(外部リンク)


映画評『ロスト・バケーション』

2020-03-19 17:15:20 | 映画評


ジョーズ映画ですが、なかなか怖い映画。ヒロイン対人食いざめの、ほぼ1対1の戦い。場所も、メキシコのある秘密のビーチの海のみ。

限られたエリア、避難場所、迫りくる満潮。消耗する体力と遠のく意識の中、自分の人生を振り返って最後まで戦い抜くヒロイン。

美貌のブレイク・ライヴリーがヒロインを演じていますが、これがなかなか、たくましいサーファーを演じしています。
とびきりきれいなビーチ、海が、サメの恐怖と対極的。

最近のジョーズ映画の中では、面白かった作品です。
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サーフィン中に負傷し満潮時には海に沈む岩場に取り残されたヒロインが、危険な人食いサメに狙われるパニックサスペンス。サメの恐怖や、時間とともに上昇する海面という悪夢のような状況で繰り広げられる決死のサバイバルを、『ラン・オールナイト』などのジャウマ・コレット=セラ監督が緊張感たっぷりに活写する。周りに誰もいない海で絶体絶命の窮地に陥ったヒロインを、ファッションアイコンとしても注目を浴びているブレイク・ライヴリーが熱演。シネマトゥデイ

映画評『ウィンド・リバー』

2020-03-19 09:58:35 | 映画評
雪深い先住民居留地で起きた事件を中心にした物語。ジェレミー・レナー扮する地元のハンターとエリザベス・オルセン扮するCIA新人捜査官がペアで、事件を解決していくが。

事件を解決するミステリーという側面の他にも、いくつも見どころのある、見ごたえのある映画でした。間違いなく、今年観た映画の中でも、5本の指に入ると思います。

1)厳しい自然の掟
厳しい自然の中では、強いものだけが生き残る。一瞬の油断も死につながる、その厳しさを痛感しました。そして、このような厳しい自然に追いやられた先住民のかたがたについて、そのようなことがまだ続いているのだ、ということを知りました。

2)過去を思い出し苦しむことで気持ちをつなぐことができる
事件の被害者の父親と同じような経験をしたことがある、主人公。過去を思い出しく苦しむことで、死んだ愛する人と気持ちをつなぐことができる。苦しんだ人だけが言えるその言葉に、共感します。

3)アクションシーン
近距離で戦う最後のアクション・シーン。近距離でやたらめったら戦う人たちと、遠くから狙うハンターとが対比的です。

4)ラストも良かった
耐えられないほど強い悲しみをかかえつつ、次のステップに進もうとする被害者の父。それと寄り添う主人公ハンター。苦しい者のみがわかりあうことができるラストが良かった。なんと凄惨な事件だ!なんと厳しい居留地だ!というだけでは終わらないところが、良かったです。
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『最後の追跡』などの脚本を手掛けてきたテイラー・シェリダンが監督と脚本を務めたサスペンス。ある事件を調べる女性FBI捜査官と地元のハンターが、思わぬ真相にたどり着く。『アベンジャーズ』シリーズなどのジェレミー・レナー、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』などのエリザベス・オルセン、『スウィート・ヘル』などのジョン・バーンサルらが出演。『最後の追跡』で音楽を担当したニック・ケイヴ、ウォーレン・エリスが本作でも組んでいる。シネマトゥデイ

映画評『フレンチ・ラン』

2020-03-19 09:48:23 | 映画評


パリを舞台にした相棒(バディ)ものの映画。期待を上回る面白さでした。

テロ計画に予定されていた爆弾が入ったバッグ。だがそれをスリの名人マイケルに盗まれ、爆弾は爆発。マイケルはテロリストに間違われ、CIAエージェントのブライアーが逮捕しようとする。実はその爆弾は大きな陰謀に関わるもので。。。というお話です。

イドリス・エルバが頑強なCIAエージェント ブライアーを演じて、なみいる敵を倒していきます。強い!
相棒のスリは、堅気の成功を夢見る、憎めない小悪人。爆弾にビビッて、ブライアーの手伝いをします。スリの技術もすごい!
2人のやりとりも面白い。口の減らないスリと、それをダンディにかわすCIAエージェント。なかなかの、コンビです。

陰謀自体はなかなか大きく、パリのテロや国立銀行のシーンは、かなりリアル。

バディ・アクション映画を見るのに90分というのはちょうどよい長さで、途中まったく飽きることが無く、最後まで見ることができました。

イドリス・エルバいいな。続編が出てほしいような映画に出会えました。