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映画評『ロスト・バケーション』

2020-03-19 17:15:20 | 映画評


ジョーズ映画ですが、なかなか怖い映画。ヒロイン対人食いざめの、ほぼ1対1の戦い。場所も、メキシコのある秘密のビーチの海のみ。

限られたエリア、避難場所、迫りくる満潮。消耗する体力と遠のく意識の中、自分の人生を振り返って最後まで戦い抜くヒロイン。

美貌のブレイク・ライヴリーがヒロインを演じていますが、これがなかなか、たくましいサーファーを演じしています。
とびきりきれいなビーチ、海が、サメの恐怖と対極的。

最近のジョーズ映画の中では、面白かった作品です。
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サーフィン中に負傷し満潮時には海に沈む岩場に取り残されたヒロインが、危険な人食いサメに狙われるパニックサスペンス。サメの恐怖や、時間とともに上昇する海面という悪夢のような状況で繰り広げられる決死のサバイバルを、『ラン・オールナイト』などのジャウマ・コレット=セラ監督が緊張感たっぷりに活写する。周りに誰もいない海で絶体絶命の窮地に陥ったヒロインを、ファッションアイコンとしても注目を浴びているブレイク・ライヴリーが熱演。シネマトゥデイ

映画評『ウィンド・リバー』

2020-03-19 09:58:35 | 映画評
雪深い先住民居留地で起きた事件を中心にした物語。ジェレミー・レナー扮する地元のハンターとエリザベス・オルセン扮するCIA新人捜査官がペアで、事件を解決していくが。

事件を解決するミステリーという側面の他にも、いくつも見どころのある、見ごたえのある映画でした。間違いなく、今年観た映画の中でも、5本の指に入ると思います。

1)厳しい自然の掟
厳しい自然の中では、強いものだけが生き残る。一瞬の油断も死につながる、その厳しさを痛感しました。そして、このような厳しい自然に追いやられた先住民のかたがたについて、そのようなことがまだ続いているのだ、ということを知りました。

2)過去を思い出し苦しむことで気持ちをつなぐことができる
事件の被害者の父親と同じような経験をしたことがある、主人公。過去を思い出しく苦しむことで、死んだ愛する人と気持ちをつなぐことができる。苦しんだ人だけが言えるその言葉に、共感します。

3)アクションシーン
近距離で戦う最後のアクション・シーン。近距離でやたらめったら戦う人たちと、遠くから狙うハンターとが対比的です。

4)ラストも良かった
耐えられないほど強い悲しみをかかえつつ、次のステップに進もうとする被害者の父。それと寄り添う主人公ハンター。苦しい者のみがわかりあうことができるラストが良かった。なんと凄惨な事件だ!なんと厳しい居留地だ!というだけでは終わらないところが、良かったです。
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『最後の追跡』などの脚本を手掛けてきたテイラー・シェリダンが監督と脚本を務めたサスペンス。ある事件を調べる女性FBI捜査官と地元のハンターが、思わぬ真相にたどり着く。『アベンジャーズ』シリーズなどのジェレミー・レナー、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』などのエリザベス・オルセン、『スウィート・ヘル』などのジョン・バーンサルらが出演。『最後の追跡』で音楽を担当したニック・ケイヴ、ウォーレン・エリスが本作でも組んでいる。シネマトゥデイ

映画評『フレンチ・ラン』

2020-03-19 09:48:23 | 映画評


パリを舞台にした相棒(バディ)ものの映画。期待を上回る面白さでした。

テロ計画に予定されていた爆弾が入ったバッグ。だがそれをスリの名人マイケルに盗まれ、爆弾は爆発。マイケルはテロリストに間違われ、CIAエージェントのブライアーが逮捕しようとする。実はその爆弾は大きな陰謀に関わるもので。。。というお話です。

イドリス・エルバが頑強なCIAエージェント ブライアーを演じて、なみいる敵を倒していきます。強い!
相棒のスリは、堅気の成功を夢見る、憎めない小悪人。爆弾にビビッて、ブライアーの手伝いをします。スリの技術もすごい!
2人のやりとりも面白い。口の減らないスリと、それをダンディにかわすCIAエージェント。なかなかの、コンビです。

陰謀自体はなかなか大きく、パリのテロや国立銀行のシーンは、かなりリアル。

バディ・アクション映画を見るのに90分というのはちょうどよい長さで、途中まったく飽きることが無く、最後まで見ることができました。

イドリス・エルバいいな。続編が出てほしいような映画に出会えました。

映画評『トレイン・ミッション』

2020-03-19 08:47:37 | 映画評


元警官で保険会社に転職、定年まで数年有るのにリストラされた男性が主人公の、電車アクション映画。

主役のリーアム・ニーソンが冴えないリストラされた保険屋から、本来の姿である正義感溢れる警察官に変わっていきながら、ミッションを解決していきます。

最後まで、面白く見ることができました。かなり面白かったと言えます。面白かったポイントは3つ。

1)家族を愛する正義を捨てない主人公に共感!
子供を妻を愛する、60歳になっても通勤して働き続ける主人公。子供の大学や家のことをかたときも忘れず、家族への愛に満ち溢れた主人公に共感します。毎日コツコツと家族のために働くお父さん!

そして、このお父さんはただのお父さんではなりません。事件=ミッションに関わるや、短い時間の中で自分のベストを尽くして働きます。そして、真実が明らかになりかけたとき、自分の価値観と正義にしたがって動く。この主人公に共感です。

2)謎解きが面白い
「終着駅で降りるふだん乗っていない電車の乗客のかばん」を見つけるというミッション。何百人いる乗客の中から、限られた時間の中で絞り込んでいくスリルと謎解きが面白いです。

3)日本とは違う、電車の様子
日本とは全く違う電車の様子、乗客たちの様子、行動も面白いです。最後は絞り込まれた乗客たちが、一体感を持って、力をあわせる。これもよかった。日本とは違う電車、乗客の様子。これも、この映画の楽しみの1つだと思います。

駅で止まる度に乗客が減り、少しづつ対象が絞られて行くのも、スリルがあって面白かったです。
乗客たちの団結と、最後にかわす、友情のまなざしも良かった。胸の熱くなる映画でした。