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映画評『世界にひとつのプレイブック』

2020-03-28 13:02:10 | 映画評


大好きな映画を観るのは3回目。今回は、英語リスニングの勉強を兼ねて、字幕なしで見ました。

この映画は、うつ病のような精神疾患を患った主人公の男性、女性が、いろいろ苦しみながら、家族の支えを受けながら回復していく話。

躁鬱病を患った主人公を演じるブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンスの迫真の演技が、圧倒的です。

愛する人を失ったショックで精神的に傷ついた主人公。焦ったり、衝動的な行動をとる主人公たちを見ることは、本当につらいです。それでも、家族の支えを得て、回復してくる主人公たち。さらに、映画のクライマックスとして、野球の最終試合とダンス・コンテストがあって、という映画。

デ・ニーロとジャッキーーが・ウィーバーが、ブラッドリー扮するうつ病の次男のお父さんとお母さんを演じています。デニーロは、野球狂の、すこしいかれた、それでも家族を心から愛するお父さんを演じていて、共感できます。

リスニングの教材としても、良い。ブラッドリーとジェニファーの発音はとても聞きやすい。スラングなど汚い言葉もでてきますが、アクション映画やギャング映画ほどではありません。TOEICでいうと、730点くらいあれば、何とか字幕なしでストーリーを追えると思います。

ひとつこの映画のつらいところは、躁鬱病患者の姿を映画を通じてみるところ。愛する人がメンタルに傷ついている状態を観るのは、たとえ映画の中であるとはいえ、つらいことです。

傷ついた愛する人を見守る家族たち、傷つき苦しみながら回復してくる主人公たち。やはりこの映画は素敵だな、と思いました。

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それぞれに愛する人を失い心に傷を負った男女が再生していく姿を、涙と笑いでつづるヒューマン・コメディー。オスカーで6部門にノミネートされた『ザ・ファイター』のデヴィッド・O・ラッセル監督が、人生の再起に懸ける男女をハートフルに描く。主演は、『ハングオーバー!』シリーズのブラッドリー・クーパーと『ウィンターズ・ボーン』のジェニファー・ローレンス。さらにロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァーらベテランが脇を固める。シネマトゥデイ

映画評『マギーズ・プラン しあわせのあとしまつ』

2020-03-28 11:51:40 | 映画評


共感できないのに、最後まで見れた映画。どうしてはを最後まで映画を見れたのでしょうか。

基本的なストーリーに、まったく共感できない話。長い期間人を愛することができないので結婚をしないと決めていた女性が、衝動で不倫して、その人と結婚して、別れる、という話。

ストーリーは、ヒロインを中心に3人の人物の3角関係で進んでいきます。

グレタ・カーウィグ扮する 大学の職員。仕事は優秀。天然キャラ。
イーサン・ホーク扮する 大学の先生。モテモテ男。仕事もできるが、人間関係、男女関係的に、ダメ男。
ジュリアン・ムーア扮する 同じく大学の先生でイーサン扮するの妻。強い。優秀。美しい。

くっついたり離れたりの不倫の話で、まったく共感できないし、腹立ってくる話なのですが、最後まで見ることができた3つの理由は、以下の通り。

1)グレタ扮するヒロインの天然ぶり。無茶苦茶なことをして、いろんな人の人生を壊しているのに、ポジティブで人生を楽しんでいる。深刻な局面でも明るいその天然ぶりが、面白さの秘訣だと思います。

2)普通、ありえないようなストーリー。現実には、ありえないようなストーリー。めちゃくちゃなヒロインですが、「愛の無い夫婦の下で子供を育てるべきではない」という、それだけはまともな考えの下、最後にアクションをとります。

3)イーサンのダメ男ぶり、ジュリアンの鬼嫁ぶりが、すごい。
ヒロインを支える三角形のあとの二つの点を演じる、二人の演技がすばらしいです。
「このダメ男、なんとかしろ」
「こっわー。やっぱりこの人、怖いわ。」と思えるところ、それが面白かったです。

おすすめできる映画ではありませんでしたが、最後まで見れました。最後まで見れない映画も年間にいくつかあるなか、まあまあ善戦です。
しかし、この映画、誰が見るんだろう。カップルや夫婦で観ても、気まずいし、子供にも見せたくない。そんな、映画でした。

書評『まんがで身につく アドラー 明日を変える心理学』

2020-03-28 11:33:16 | 書評


ベストセラー『嫌われる勇気』を読みましたが、なんか、わかったようなわからないような。同著は「自分の課題は自分で見つける」「他人の課題と自分の課題を分離する」というのがメッセージの本だと思っています。

同じくアドラー心理学を扱った本で、「まんがで身に付く」と冠した本があるので、Kindleでざっと読んでみました。なかなか、良いではないですか。
さっと1-2時間で読めて、明日を変えるようなヒントまでもらえました。

面白かったポイントが3つです。

1)元先生のカフェのマスターとアルバイトの二人を主役にしたストーリーが良い
カフェのマスターの教え子が、社会に出て、いろいろな人間関係で悩みをかかえます。
その悩みを解決するヒントを与えるのが、アドラー心理学の勉強をしたカフェのマスター、というわけです。

2)1キーワード:1ショートストーリーで分かりやすい。
ストーリーは、8つのChapterのショート・ストーリー分かれていて、それぞれ、アドラー心理学のキーワードを扱います。
1キーワード:1ショートストーリーで分かりやすいです。1つの話にいろいろつめ込みすぎないのが、とても良いと思いました。
ショートストーリーを通じたエピソード記憶で、キーワードが記憶に残ります。

3)自分の明日を変えるキーワードを見つけられる。
8つのChapterの8つのキーワードの中から、自分の明日を変えるようなキーワードを見つけることができます。
私の明日を変えるキーワードは3つ。

・課題の分離
・不完全である勇気
・家族会議
です。

課題の分離や課題の設定が中心であると思っていたアドラー心理学について、キーワードを中心により「広く」、しかも短い時間に学ぶことができました。わかりやすいマンガのアドラー心理学入門書だと思います。おすすめです。