読書と資格試験挑戦で夢をかなえるブログ

資格試験・読書で夢をかなえる人を応援するブログ

書評『紙1枚!独学法』(浅田すぐる著)

2019-05-04 09:11:24 | 書評



自分の研究テーマである「独学法」と名のつく本を本屋さんで見つけたので、すぐに手を取りました。「すべての知識を「20字」でまとめる」という副題。。ちょっと、目指すことが違うのではないかと思いつつ、読み通しました。

著者はベストセラー『トヨタで学んだ「紙1枚」にまとめる技術』の著者、著者累計35万部を誇る大ベストセラー。構成、本文とも、とてもわかりやすいです。そして、副題がまさに、この本の内容を要約している、有言実行の本です。

この本では、すべての知識を「20字」でまとめるためのノウハウを、フレームワークや記号を使って、とてもわかりやすく記述しています。ノウハウもさることながら、そのノウハウのベースとして、以下の2点の気づきを得ました。

学んだことを忘れないために必要なこと
著者は、20字でまとめて要約することの理由として、「学んだことを忘れない」ためには、以下の3つが必要であると述べています。
① 目的の明確化
② 思考整理
③ 端的な要約
本を読むときに目的を明確化してから読むことは、読書法の本によく書かれていますが、② 思考整理 が新しい。自分が読書するときのための情報整理フレームワークを見直しているところなので、この点については、共感できることができました。

1枚コントリビューション学習法
この本では、Part 1 Input 、Part 2 Output 、Part 3 Contributionというとてもわかりやすい構成になっています。学んだことを活かす最後のステップであるContributionにおいては、以下の構成要素について考えます。
Who 誰のために?
P/W 問題または願望
PQ 目的を達成出来る質問
1P? PQに対する答えを一言で表すと?
3Q What、Why、Howの2W1H

ここで感じたこと。1行コントリビューションは、本の企画ととても似ているな、と。学んだことを仕事で活かしてコントリビューションするのと、本を書いて読者の方にコントリビューションすることは似ていんるんだな、と思いました。

資格試験との関連
この本は、資格試験関連の勉強法の本とは、かなり内容が異なります。仕事で直接成果を出すための勉強法が紙1枚独学法です。

それでも、資格試験に活かせる部分があります。それは、
知識を「20字」でまとめる
ことです。

資格試験の各科目の、さらにそれぞれの分野を20字でまとめるのです。
たとえば、中小企業診断士1次試験の経済学のうちの、消費者行動(ミクロ経済学の一部)を20文字で表すと、以下のようになるでしょう。

消費者は予算内で効用が最大になる消費行動を行う。

20字という非常に短い文に本質を詰め込むことにより、その分野への理解が深まります。資格試験お勉強でも、20字にまとめることは役に立つのではないでしょうか。

20字にまとめることは、ブログやFBでも使えることだと思います。20字を意識してみたいと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿