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書評『死ぬほど読めて忘れない 高速読書』(上岡正明著)

2020-01-13 08:43:00 | 書評


読書の本の中でも、アクションを重視したシンプルな読書法を力強い言葉で綴った本です。

著者は、高速読書で知識を身につけ、コンサルティング会社を創業したコンサルタントです。

この本のすごいことは、曖昧な部分をなくして、シンプルに、実践しやすい読書法を展開しているところです。

読書をする前に、目的意識と課題意識を明確に持つ

高速読書をはじめる前に、まずは、自分の人生の目的、願望、課題、手に入れたいスキルやポジションを明確にする。

そして、そういった自分の目的・課題にあった本だけを読む。

これは、この読書法の前提になる、とても重要な点ですね。「ベストセラーだから」「なんとなく面白そう」というのではなく、自分の目的にあったものを読む、という基本的な姿勢が大切です。

高速読書では、場所と時間を変えて3回、合計30分で読む

高速読書の具体的な読書法は、言ってしまえば、これだけなんです。

だけど、その中には、たくさんの重要なノウハウ、エッセンスがつまっています。

・1回目は15分で読む ータイムプレッシャーを活用する。
・2回目は青ペンで書きなぐりながら読む ーエピソード記憶
・3回目は、行動計画を書く。 ーアクション=アウトプット最重視

3回目の読書では、アウツプットノートを書く

書くことは、以下の4つのみ。
・本を読む目的
・読んだ本、著者について
・エッセンス 箇条書き
・行動計画 箇条書き

アウトプットノートと名付けていますが、ブログやSNSで発信するためのノートではなく、行動を起こすためのノートです。

読書法の中では、とてもシンプルで実践的な読書法の本です。

大学生の方、若手ビジネスマン(35歳くらいまで)の方には、特におすすめですが、40代、50代の方にも、自分の読書に「喝を入れる」ためにも、おすすめです!


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