おまけの時間

仕事に追われて過ぎゆく日々の“しおり”として。

初めて読んだ東野圭吾

2009年05月30日 21時43分49秒 | 本の紹介
東野圭吾の小説を初めて読みました。
「パラドックス13」

SF臭がするので手にとって読んだのですが、結構ひきつけられて読みきってしまいました。
書き方がうまいのかなぁ。
でも、SFとして見た場合はNGです。
ん~、というかこれはSFではありませんでしたね。
SF設定部分に関しては子供だましというか、どうでもいいというか…。
まぁ、それは書いた本人もそう思ってるんでしょう。
特殊な環境を作り出して、これまでの常識やモラルが崩壊した場合のこと、
そんな中で“生きることの根本的な意味”は何かを書きたかったんでしょう。
ご都合主義すぎるなぁ~とは思いましたが、さすが売れてる作家さん。
「どうなるんだろう?」という気持ちが見事にかきたてられました。
あと、極限状態の人間集団の描き方は狂気になりがちですが、
この作品の登場人物は皆上品で理性優先な感じでした。
この辺に作家の性格がでているかもしれませんね。

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2 コメント

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Unknown (ハルミッチーナ)
2009-05-30 22:00:09
ガリレオシリーズを書いた人ですね。
「容疑者Xの献身」は読みました。
これを純愛というのにはかなり抵抗がありましたが…
直木賞を受賞していたんですね。
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>ハルミッチーナさんへ (es2004)
2009-05-30 23:50:45
流行りすぎているせいか、この人の小説はずっと読んできませんでした。
ガリレオも、ドラマは見ても小説は未だ…

今回はSFぽかったので読みましたが、
さらに手を伸ばすかは微妙。
返信する

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