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脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

回収専門部署

2015年10月01日 10時10分50秒 | わが半生
レ○クに入社し三か月目・・貸し倒れ直前の行方不明債権の本人を探し出し結局、一括返済させた私を支店長が上司のブロック長に報告・・その後、ブロック長が玉造支店に来られ『管理センターに研修で2か月行ってこい!」ま、あんたなら大丈夫やろ。』体格も良く恰幅のある体形に銀縁のメガネの奥から笑みを浮かべながら言いました。そして大阪の本町にある支社ビルの3階。同じブロックからは奈良支店のKさんと私の二人が研修生として2か月配属となったのです。管理センターとは支店で未回収となり貸し倒れ直前の債権ばかりで支店長が私にさせていた債権も・・どうやら、ここの部署からブロック内の延滞債権を持ってきたようでした。センター内は各ブロックごとで兵庫ブロック、京滋ブロック・大阪は大阪・阪奈・阪和と分けられ私は大阪中心部の支店と大阪北部、兵庫県の一部を担当しました。受け持ち債権数は200件超・・台帳を見ると、ま・・ホンマに腐った債権ばかり。(これ・・回収するん?)行方不明に弁護士仲介・反社会勢力者の介入や債務者本人が反社会勢力・・違法介入団体・・違法というのは本来、本人に代わって債務整理できるのは弁護士等、法的代理権がある人ですが当時は、そうでない人たちからの介入整理が多く後を絶たないのが現状でした。行方不明債権は住民票や戸籍も当時は契約書の写しを添付すれば取得できたので債務者の親族の居所の確認も比較的容易に行える環境でもあったのです。行方不明は、あくまでも私達債権者からの目線であって、その多くは親族は大抵、知っています。やはり【サラ金】に追われる息子や娘を庇うのは親心なんですね。私は、そこをうまく入り込み、この担当者なら安心と思わせることに注力しました。でも債務者の両親として一旦、『どこに居るか、わからない!連絡も来ない!』と言った手前もあります。ここからが根気と粘りで折衝していきます。放置しても何の解決もつかない事は両親も十分に理解しており、親心を親身に聞きながら私達も子供である債務者の立ち直りを支援するし解決にあたって金利を下げる・・一括なら一部免除も検討すると折れるところは折れながら行うと結構、入金になるのです。私は入社3か月目の新人ながら研修1か月で、かなりの成果をあげました。すると・・管理センターの室長(ブロック長と同等)にある日・・呼ばれたのです。『Y君・・ちょっと、お茶でも行こうか?』それは出勤して朝礼が終わったあとのことでした。支社ビルの近所にある喫茶店へ入ると・・『あんな・・研修2か月やったやろ??予定が変更されてな・・7月21日から布施支店に異動らしい。2か月を満了せんかったけど・・概ね満了や。Y君の回収力は布施に行って活かしてほしいとブロック長から言われてな・・』私は、ただただ突然の異動で驚いていました・・が・・(ヒマな新店舗より既存店の方がええか・・)室長からは布施支店は元々ブロック長が在籍していた拠点の店舗で口座数も多く延滞管理も結構、大変とのこと。社員は支店長を入れて8名体制・・私は回収専属で営業は女性社員が行う・・回収は私を入れて3名~4名とのこと。『そこで回収チーフとして頑張ってくれ!』(は?回収チーフ?なんじゃ?そりゃ)別段、管理職でもなく、あとの3名をリードすること。支店長のサポートも兼ねてるらしいのです。事の説明をすべて聞いた私は『はい。布施支店を全国1位の回収力ある支店にします。』なぜか・・そう言ってしまったのです。