鳥山明氏が亡くなった。筆者はDr.スランプを知っている世代だが、子供
以上大人未満の境界人だった。当時は筆者も漫画を描いていたので、作品
そのものよりも、海外風のポップな画風にスクリーントーン(既製品の模
様のシール)を全く使わない拘ったポリシーに注目していた。カラー表紙
もポップで驚いたが、着色もサインペンを水でといで使っていたと聞いて
いる。Dr.スランプはDr.スランプ・アラレちゃんとタイトルに手を加えア
ニメ化。1981年~1986年のロングランとなる。続き時間はうる星だったの
でテレビ番組表タイプの雑誌にて うる星の高橋さんとの対談が設けられ、
「アラレちゃんはまんがまつりなので恥ずかしくて劇場で観た事はない」
と言っていた。ずっと2作品のコンビはサザエさんのように続くと思われ
ていたので、どちらのアニメの終了時には驚いた。アニメのアラレちゃん
は東映まんがまつりで止まりで、ドラゴンボールのように90分以上の1本
興行化はかなわなかったと記憶している。80年代のこの頃は、東映がサイ
ボーグ009・松竹のガンダムとで少し公開時期は違うものの激突!東映
は敗退し、1本興行よりもアニメフェアやまんがまつりといった散らし寿
司や詰め合わせを連想させる小品複数に路線変更というか路線後退をして
いたのだ。アラレちゃんより人気と思われるドラゴンボールに関しては…
申し訳ないが筆者は全く思い入れはない。悪をくじくヒーローでも薄笑い
して拳を振るう体育会系にはイマイチノれないのだ。ドラゴンボールに関
しては筆者自身、古本のパックの仕事をしていて現在は時々関わっている。
持ち主のお母さんが名前を入れたものもあったりして(漫画を砂場でなく
すの?)ジッポーオイルで消している。大概はかなり読み込まれており、
巻数を重ね新しくなるとあまり傷んでいないので、持ち主の少年が漫画よ
り友人関係の方に生き方をシフトしているのも汲み取れる。最後に鳥山氏
が原稿を運ぶためだけの鳥山ロードがあるって本当???鳥山明氏のご冥
福をお祈りいたします。
~PS~
まる子の声優さんも60代で亡くなった…合掌。別の記事で書きます。
追悼記事は早めにUPしたいのですが、家庭の事情優先は変えられ
ないのでご理解ください。