縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

フレンチバスク、バイヨンヌの休日(バスク旅行その3)

2017-09-04 20:37:38 | もう一度行きたい
 最近は日本でもバスクの人気が高まっているようだ。
 僕らが旅行に行く直前、雑誌FIGAROの8月号で「おいしくて可愛いバスク。」という特集が組まれていた。グルメに買い物に魅力いっぱいのバスクという記事である。それに、インスタで知ったが、女優の石田ゆり子さんがプライベートでバスクの田舎町を訪れていたとのこと。う~ん、ひと月違えば会えたかもしれない・・・、残念!

 気を取り直し本題に。
 フレンチバスクには、妻が唐辛子で有名なエスプレットに行ってみたいと言い、サン・セバスチャンに行くついでに寄ることにした(因みにバスク地方は、ピレネー山脈を挟み、フランスとスペインにまたがる一帯である)。それ以外特に目的はなく、あまり下調べもしていなかった。
 交通の便が良いビアリッツに3泊。ここを拠点に近くの街を回ることにした。ビアリッツは19世紀にナポレオン3世夫妻が好んで訪れたことを機にリゾートとして発展した街である。今ではフランスはもとよりヨーロッパ中で大人気の避暑地。イメージとしては、軽井沢が海辺にある感じ。ファッションや雑貨など洒落た店が多い。
 が、実際行ってみて思ったが、泊まるなら隣のバイヨンヌか、アイノアとかの田舎町が良かった。勿論、何が目的かによって違うが、のんびりバスクの雰囲気に浸りたいのなら人気観光地は避けた方が賢明だろう。

 さて、ビアリッツに着いた翌日、まずは散歩がてら海沿いを歩き、浜辺のカフェで朝食。リゾート気分満喫と言いたいが、どんより曇っていて、おまけに涼しい。砂浜には家族連れなどぱらぱらいるが、泳いでいる人は皆無。気温は20℃を多少超える程度だろう。こんなときはインドアと、水族館に行くことにした。日本ほど凝ってはいないが、海外で見た水族館の中では立派である。
 
 そして、バスでバイヨンヌへ。バイヨンヌは古くからのフレンチバスクの中心地。といっても小さな街で、ビアリッツより素朴で落ち着いた感じがする。観光地ではあるが、より生活感の感じられる街だ。
 旧市街の真ん中をニーヴ川が流れている。川に面して市場があるためか、川の両岸にレストランが並んでいる。店先のメニューを見ながらランチの店選び。レストラン街をくまなく歩き、ついに発見。この店、シーフードの盛合せとタルタルステーキがある。よし、ここだ。
 折角だから地元バスクのワインをと思いお店の人に尋ねると、Irouléguy(イルレーギ)のワインを紹介してくれた。夏だし、爽やかにとロゼを選んだ。すっきりした辛口で美味しい。
 ワインで気持ちが盛り上がってきたところ、シーフードの盛合せが登場。すごい量だ。エビ、カキ、貝、どれもたっぷりあるし、それに皆美味しい。昨日のボン・マルシェの盛合せなど目じゃない。ワインもぴったり!そして、タルタルステーキがやって来た。生の牛肉ゆえ最近日本では食べられなくなったタルタルステーキ。久しぶりの(1年振り?)ご対面。う~ん、幸せ、フランス最高!!

 食後はバイヨンヌの街を散策。バイヨンヌは生ハムとチョコレートが有名。チョコには興味ないが、バスク豚・キントアには興味津々。旅行中ゆえキントアの生ハムではなく、パテを買った。朝食のお供に食べるのが楽しみだ。

 帰りのバス亭を探して歩いていたら偶然大きな教会の前に出た。二つの塔が立派なゴシック建築である。急ぐ旅でもないので、中に入ってみた。広い。荘厳で厳かな雰囲気。ステンドグラスが色鮮やかでとてもきれいだ。後で調べると、この教会はサント・マリー大聖堂、なんと世界遺産だという。
 行き当たりばったりの旅も楽しいが、やはり最低限の下調べは必要だと反省。今回の旅行、実はサン・セバスチャンのバルしか調べていないという体たらく。ガイドブックもなく、俄然、大切なものを見落とし「後悔先に立たず」となる恐れが・・・。


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