ラパロスコピストの夢

大阪梅田で子宮内膜症と闘うラパロスコピストのblog
子宮内膜症、子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術はどこまで進歩できるか?

バシャッ!

2005-10-17 | 腹腔鏡
先日、ある外科医と話す機会があった。その先生の病院で胆石と卵巣嚢腫の手術を同時にすることになったそうだ。胆嚢摘出は腹腔鏡下で、卵巣嚢腫は悪性だったら内容液が腹腔内に漏れてしまうということで(婦人科医が)開腹手術で行うことになったらしい。

無事、腹腔鏡下胆嚢摘出術が終わり、次は婦人科で卵巣嚢腫の手術となった。ところが開腹して手術操作を始めたらいきなり卵巣嚢腫を破裂させてしまい嚢腫内容が腹腔内に漏れてしまったそうな。

「始めて5分でバシャッ!ですよ。いったい何のために開腹したんでしょうかねぇ?」
確かに腹腔鏡下手術なら多少は内容液が漏れてしまうが、こんなに大量に漏れてしまうことはない。腹腔鏡下で嚢腫内容液を丁寧に吸引してから手術するか、もっと大きく開腹して手術すれば良かったのかもしれない。まあ、当事者ではないので何ともコメントしようがない。

開腹手術ってビデオが残らないので、こういう結果になっても何とでもごまかせてしまう。ただ、この場合、ラパ胆のあと、引き続きスコープでビデオ撮り続けてたらどうだっただろう?
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