Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

I'd Have You Anytime

2007年11月29日 | diary
 今年もジョージの日がやってきた。昨日はギターでジョージの歌をいくつか弾いた。今日もいくつか弾くと思う。日付けが変わってからジョージのレコードをかけて、今朝もかけて、今もかけてたりする。で、明日も、ジョージを弾いたり聴いたりするんだと思う。

 こんな風にして、たくさんの愛情と感謝を込めて、毎年この日はジョージのことを偲んでいる。僕だけじゃなくて、世界中でたくさんの人達が、ジョージを偲んでいる。ジョージの歌を聴いている。そんなジョージの日だったりする…のだと思う。

 さっき、オフィシャル・サイトにいってみたら、トップ・ページで“I'd Have You Anytime”が流れていた。

 僕をここに入れてくれないか 
 僕は、ずっと前からここにいるんだよ
 君の心の中に 僕を入れてくれないか

 ジョージの作るラヴ・ソングは、控えめなんだけど情熱的で、情熱的なんだけど控えめだ。この曲もそんな歌のひとつだったりする。この歌でのジョージは、とても深い声をしていると思う。

 先日、部屋の片づけをしていたとき、「GEORGE」とマジックで大きく書かれた布が出てきた。ジョージが亡くなったとき、僕はとても悲しくて、どうにも気持ちのもっていきどころがなくて、Tシャツを裂いて帯状の布にし、そこに大きくマジックで「GEORGE」と書いた。これはそのときのもので、数カ月間、僕の部屋に飾ってあった。

 あれから6年がたったわけでね。あのときは、こんな風に穏やかにジョージを偲べるようになるなんて、とても考えられなかったけど、それだけ時間がたったんだなぁと今は思うし、悲しい気持ちがずっとつづいていくなんて、あまりいいことじゃないから、これでいいのだと思う。ちょっぴり淋しいくらいが、きっと、ちょうどいい。

 君のことを教えてくれないか
 僕のことも知ってもらいたいな
 君のそばで成長していってもいいかな

 “ I'd Have You Anytime”を聴くたび、ジョージは優しい人だなぁと思う。