Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

花粉症

2004年03月15日 | old diary
 一昨日あたりから、歩いていて不意に目がかゆくなったり、スクーターに乗っているときにくしゃみが出るようになった。どちらもたいした症状ではないが、そろそろはじまったかなと思ってみたりもする。今日は花粉がばんばん飛んでそうな山あいの町を訪ねるので、しっかりマスク持参でのぞむとしよう。

 花粉には20年以上に渡ってこっぴどくやられてきたので、春になるとついびくびくしてしまう気弱な僕である。

 ぽかぽかと暖かな陽光が降り注ぐ。「あぁ、花粉が飛ぶなぁ」と思う。風がびゅーっと吹く。「うっ、花粉が飛ぶだろ」とひるむ。アスファルトを眺めては「きっとたくさん落ちてるんだろうな」とため息をつく。これではせっかくの晴れも、心は曇り空だ。では、雨が降ったらどうなのか。「はぁ、今日の分は明日に飛ぶな」と考えてしまうわけで…。

 あー不幸だ。俺は可哀想だ。

 えっと、発想が後ろ向きだと思われるかもしれないが、そうじゃないよ。これは純然たる事実であり、長年の経験と緻密なデータに基づいた冷静な判断である。この季節の外出で、花粉に触れることなく帰宅することが可能だと思いますか?答えは言うまでもなかろう。一歩外に足を踏み出せば、花粉から逃れる術などどこにもない。100%被害にあう。もうどうしょうもないのだ。そんな状況で「ひょっとしたら全然飛んでないかもしれないしぃ」なんてことを平気で言えるのは、想像力の乏しい+花粉症になったことのない幸せな人だけである。

 でもま、今年はほんとに楽だと思う。このままひどいことにならないよう祈るばかりなり。