土曜日をどうするか？

　今日は午前中に仕事がひとつ。昼過ぎには終わる。こういうのを「はんどん」って言うんでしたっけ？昔ながらの土曜日といった感じ。

　世間の多くの会社は週休二日制だし、今では学校も完全にそうなった。こうした流れって僕が学生の頃からあったわけで、しっかりと導入されるまでに随分と時間がかかったものである。高校生の頃、「あなたは土曜日が休みの方がいいですか？それとも学校があった方がいいですか？」というアンケートを受けたことがある。僕はなんのためらいも迷いもなく「休みの方がいい」と答えたのだけど、後日集計結果を見たら「学校があった方がいい」という回答が7割近くを占めていた。

　いったいどうなってるんだ？学校に行かなくて済むんだぞ。

　僕にはまったく理解できなかった。休みの方がいいに決まってるではないか。家でゆっくりと好きなレコードを聴いて過ごせるし、もし親がうるさいようなら仲間と遊びに出かけてしまえばいい。そりゃ楽しいことばかりじゃないだろうし、退屈なときもあるだろうけど、少なくともうっとおしい教師と一緒にいるよりはずっとましだし、ただ決められたことをこなすよりは意味ある時間を過ごせるはずだ。そもそも土曜日が休みになったって、学校はまだしっかり5日間もあるのだ。それで十分でしょ。もう1日くらい休みにしてほしいくらいでしょ。

　僕は心からそう思っていたし、当然のこと、誰もがそう願っていると信じ込んでいた。それだけにこのときの結果はなかなか衝撃的で、今もよく覚えている。で、社会人になった今も僕の気持ちは変わっていないわけで…。月曜、火曜と働いて、水曜が休み。木曜、金曜と働いて、土日は休み。ほんとはこれくらいがちょうどいいと思う。 今は自由な時間がたんまりある生活をしているけど、サラリーマンだった頃はよくそんなことを考えていたものです。