邦題“サンダーストーム”
ハードロック界の王道を渡り歩き、'98年に惜しくも不慮の自動車事故で逝ってしまった名ドラマーが残した、'81年の2ndソロ作です・・33歳の頃の作品となるのでしょうか。
前回、暴言を吐かせて頂きましたが、私はアンチ・コージーではありませんので、この際言い訳をしておこうと思った次第です。(笑)
その彼、Cozy Powell(コージー・パウエル)は'47年12月29日生まれのイギリス人で、'71年の第2期Jeff Beck Group(ジェフ・ベック・グループ)への参加でメジャー・デヴューを果たしてます。
私が彼のことを知ったのは、ジェフ・ベック御大との絡みよりも前で、Rainbow(レインボー)が“バビロンの城門”をリリースした頃なんです。
実は私白状すると、Ritchie Blackmore(リッチー・ブラックモア)のギターもDeep PurpleよりRainbowからまず入ったという邪道者だったんですね。(汗)
当時DPの名は既に知ってましたが、レインボーでのリッチーの素晴らしいプレイに痺れてDPへ遡ったわけです。
その頃、“ベスト・ヒット・USA”というTV番組があり“バビロンの城門”とか“ロング・リヴ・ロックンロール”のPVを見る機会があり、そこでのCozyの迫力あるドラムに魅せられました。
その時“なんちゅうカッチョええおっさんやねん”という思いを懐き、JBGを始めMSGとか白蛇などの関連作をも耳にし始めたのでした。
ところが、耳が肥えて行くにつれ、自ずとドラムの好みも変り、好きなリズムも変態化してゆく自分が止められなくなったこともあり、彼のようなストレートなタイプが徐々に体に合わなくなってゆきました。
そういう意味では、かつて好きだったタイプという方が正しいのかもしれません。
1.Cat Moves
(J.Hammer) Cozy Powell(d) Jeff Beck(g) Jack Bruce(b) John Cook(kb) David Sancious(synth-solo) なんと、ヤン・ハマーの曲だったんですね・・今まで全然気が付かなかったですぅ。
ジャック・ブルースは1stから引き続き参加となってます。
ジョン・クックはスタジオミュージシャンとして活動していた人らしいです・・よく知らないけど。
デヴィッド・サンシャスはブルース・スプリングスティーンやスタンリー・クラークらのバンドでキーボード演ってた人でベック御大のお友達です。
中間のソロはGRのギターシンセでベック御大が弾いてるものとばかり思ってましたが、クレジットを改めて見るとサンシャスのシンセ・プレイでした。(驚)
エンディングのソロはもち御大ですがね。
2.Sunset
(G.Moore) Cozy Powell(d) Gary Moore(g) Don Airey(kb,moog-bass)
ドン・エイリーは当時“レインボー”に在籍中だったみたい。
この曲は超有名で、学生時代にバンドで演りましたね。
ゲイリーのこの泣きのソロは、コピーして弾いてると確かに熱いものが込み上げて来ます。
今でもたまらない名曲だと思ってます・・ちょい演歌が入ってますがネ。
3.Living A Lie
(C.Powell/B.Marsden/D.Airey) Cozy Powell(d) Bernie Marsden(g) Neil Murray John Cook(kb) Frank Aiello(vo)
フランク・アイエロはコージーが'72年に結成した“べドラム”や同'74年の“コージー・パウエルズ・ハマー”のヴォーカルだった人らしいです。
また、バーニー・マースデンは白蛇への参加前に上記“ハマー”に参加していたそうで、更にニールとは白蛇繋がりと、まあ妙な縁ですね。
この曲は更に怨歌度が増しており、いつもすっ飛ばしてしまいます。
4.Hot Rock
(J.Hammer) Cozy Powell(d) Jeff Beck(g) John Cook(moog-bass)
ドラマチックなイントロの展開が大好きです。
そしてベック御大らしいリフ&ソロが堪能出来ますね・・大好きな曲です。
5.The Blister
(G.Moore/D.Airey) Cozy Powell(d) Gary Moore(g) Don Airey(kb,moog-bass)
高速のシャッフルで飛ばす爽快なインスト曲です・・イメージはF1かな。
この曲も演りたかったのですが、付いて来れるドラマーが周りに居ず断念しました。
ゲイリーの傍若無人で無茶苦茶なソロもアドレナリン噴出しまくりでたまりませんね、ホント最高です。
6.The Right Side
(Kirby/J.Cook) Cozy Powell(d) Kirby(g) Chris Glen(b) John Cook(kb) Elmer Gantry(vo) Mel Collins(sax)
カーヴィーは'73年頃Curved Airのギターだった人のようで、当時エルマー・ガントリーらと“ストレッチ”で活動していたとのこと。
クリス・グレンとは、コージーが当時所属していたMichael Schenker Group繋がりのようです。
私としては、ここから3曲はハッキリいってオマケと思ってます。
おそらく、何らかの事情でまとめて録ったものなのでしょうが、趣向がまるで違うんですよね。
メル・コリンズのサックスがなんかなぁ・・って感じ。
このあたり、バンドを前提として練られたものだったのではないのかなと想像してます。
7.Jekyll & Hyde
(Kirby/J.Cook) Cozy Powell(d) Kirby(g) Chris Glen(b) John Cook(kb) Elmer Gantry(vo)
#6と同様に退屈な曲です。
イントロがカッチョええだけに残念な展開の曲です。
8.Sooner Or Later
(Kirby/Emery) Cozy Powell(d) Kirby(g) Chris Glen(b) John Cook(kb) Elmer Gantry(vo)
これもそう、退屈すぎ。
中途半端なポップ具合がなんとも・・。
コージー曰くは、レインボーへのあてつけらしいのですが。
・・Emeryって誰?
ざっとこんな感じで、トータルな纏まり感には乏しい作品と言えるでしょう。
しかしながら、ギター小僧達のハートをがっしり鷲摑みにしてしまう好演が詰まっており、実に捨てがたい作品なんですね。
ベック御大にしてもゲイリーにしても、ホントカッチョ良すぎます。
その割りに、コージー本人の存在感が薄いのもまた然り・・チャンチャン!
ハードロック界の王道を渡り歩き、'98年に惜しくも不慮の自動車事故で逝ってしまった名ドラマーが残した、'81年の2ndソロ作です・・33歳の頃の作品となるのでしょうか。
前回、暴言を吐かせて頂きましたが、私はアンチ・コージーではありませんので、この際言い訳をしておこうと思った次第です。(笑)
その彼、Cozy Powell(コージー・パウエル)は'47年12月29日生まれのイギリス人で、'71年の第2期Jeff Beck Group(ジェフ・ベック・グループ)への参加でメジャー・デヴューを果たしてます。
私が彼のことを知ったのは、ジェフ・ベック御大との絡みよりも前で、Rainbow(レインボー)が“バビロンの城門”をリリースした頃なんです。
実は私白状すると、Ritchie Blackmore(リッチー・ブラックモア)のギターもDeep PurpleよりRainbowからまず入ったという邪道者だったんですね。(汗)
当時DPの名は既に知ってましたが、レインボーでのリッチーの素晴らしいプレイに痺れてDPへ遡ったわけです。
その頃、“ベスト・ヒット・USA”というTV番組があり“バビロンの城門”とか“ロング・リヴ・ロックンロール”のPVを見る機会があり、そこでのCozyの迫力あるドラムに魅せられました。
その時“なんちゅうカッチョええおっさんやねん”という思いを懐き、JBGを始めMSGとか白蛇などの関連作をも耳にし始めたのでした。
ところが、耳が肥えて行くにつれ、自ずとドラムの好みも変り、好きなリズムも変態化してゆく自分が止められなくなったこともあり、彼のようなストレートなタイプが徐々に体に合わなくなってゆきました。
そういう意味では、かつて好きだったタイプという方が正しいのかもしれません。
1.Cat Moves
(J.Hammer) Cozy Powell(d) Jeff Beck(g) Jack Bruce(b) John Cook(kb) David Sancious(synth-solo) なんと、ヤン・ハマーの曲だったんですね・・今まで全然気が付かなかったですぅ。
ジャック・ブルースは1stから引き続き参加となってます。
ジョン・クックはスタジオミュージシャンとして活動していた人らしいです・・よく知らないけど。
デヴィッド・サンシャスはブルース・スプリングスティーンやスタンリー・クラークらのバンドでキーボード演ってた人でベック御大のお友達です。
中間のソロはGRのギターシンセでベック御大が弾いてるものとばかり思ってましたが、クレジットを改めて見るとサンシャスのシンセ・プレイでした。(驚)
エンディングのソロはもち御大ですがね。
2.Sunset
(G.Moore) Cozy Powell(d) Gary Moore(g) Don Airey(kb,moog-bass)
ドン・エイリーは当時“レインボー”に在籍中だったみたい。
この曲は超有名で、学生時代にバンドで演りましたね。
ゲイリーのこの泣きのソロは、コピーして弾いてると確かに熱いものが込み上げて来ます。
今でもたまらない名曲だと思ってます・・ちょい演歌が入ってますがネ。
3.Living A Lie
(C.Powell/B.Marsden/D.Airey) Cozy Powell(d) Bernie Marsden(g) Neil Murray John Cook(kb) Frank Aiello(vo)
フランク・アイエロはコージーが'72年に結成した“べドラム”や同'74年の“コージー・パウエルズ・ハマー”のヴォーカルだった人らしいです。
また、バーニー・マースデンは白蛇への参加前に上記“ハマー”に参加していたそうで、更にニールとは白蛇繋がりと、まあ妙な縁ですね。
この曲は更に怨歌度が増しており、いつもすっ飛ばしてしまいます。
4.Hot Rock
(J.Hammer) Cozy Powell(d) Jeff Beck(g) John Cook(moog-bass)
ドラマチックなイントロの展開が大好きです。
そしてベック御大らしいリフ&ソロが堪能出来ますね・・大好きな曲です。
5.The Blister
(G.Moore/D.Airey) Cozy Powell(d) Gary Moore(g) Don Airey(kb,moog-bass)
高速のシャッフルで飛ばす爽快なインスト曲です・・イメージはF1かな。
この曲も演りたかったのですが、付いて来れるドラマーが周りに居ず断念しました。
ゲイリーの傍若無人で無茶苦茶なソロもアドレナリン噴出しまくりでたまりませんね、ホント最高です。
6.The Right Side
(Kirby/J.Cook) Cozy Powell(d) Kirby(g) Chris Glen(b) John Cook(kb) Elmer Gantry(vo) Mel Collins(sax)
カーヴィーは'73年頃Curved Airのギターだった人のようで、当時エルマー・ガントリーらと“ストレッチ”で活動していたとのこと。
クリス・グレンとは、コージーが当時所属していたMichael Schenker Group繋がりのようです。
私としては、ここから3曲はハッキリいってオマケと思ってます。
おそらく、何らかの事情でまとめて録ったものなのでしょうが、趣向がまるで違うんですよね。
メル・コリンズのサックスがなんかなぁ・・って感じ。
このあたり、バンドを前提として練られたものだったのではないのかなと想像してます。
7.Jekyll & Hyde
(Kirby/J.Cook) Cozy Powell(d) Kirby(g) Chris Glen(b) John Cook(kb) Elmer Gantry(vo)
#6と同様に退屈な曲です。
イントロがカッチョええだけに残念な展開の曲です。
8.Sooner Or Later
(Kirby/Emery) Cozy Powell(d) Kirby(g) Chris Glen(b) John Cook(kb) Elmer Gantry(vo)
これもそう、退屈すぎ。
中途半端なポップ具合がなんとも・・。
コージー曰くは、レインボーへのあてつけらしいのですが。
・・Emeryって誰?
ざっとこんな感じで、トータルな纏まり感には乏しい作品と言えるでしょう。
しかしながら、ギター小僧達のハートをがっしり鷲摑みにしてしまう好演が詰まっており、実に捨てがたい作品なんですね。
ベック御大にしてもゲイリーにしても、ホントカッチョ良すぎます。
その割りに、コージー本人の存在感が薄いのもまた然り・・チャンチャン!
このアルバムはカセット音源をCD-Rにして聴いています。やはり個人的には「Sunset」ですネ。やはりあの泣きのギターは別格ね。
>ちょい演歌が入ってますがネ。
そうですね(笑)
大好きなアルバムではありますが・・・ただ、やはり個人的にはコージーのドラミングはフュージョンにドップリ浸かり切った私(笑)にはチョッとキツイです。
余談ですが私的には完全なるボンゾ派だったりします(苦笑)
Sunsetが一押しとは、やはりギター弾きの血は争えませんネ・・同じだな。(笑)
Cozyがキツイというのは、ホント良く分ります。
Colaiuta聞いたあとなんぞはなおさらですよね。
FUSIONさん的には、やはりJazz系の技持ちが最低条件ですよね・・ボンゾ、納得です!
初めまして、ドイツ特派員と申します。Sorapapaさん経由で以前からちょくちょくお邪魔しておりました。
で、いきなりコージーで反応です。このアルバム、elmer35さん仰るとおり、M1/2/4/5で終りです。特にSunset、実はゲイリーのベストプレイの一つかと。押さえ気味のプレイが実に味わい深いと思っています。都会の哀愁を感じさせる絶品なものですなあ。
お立ち寄りならびにコメントありがとうございます。
私もお名前だけは存じておりましたよ。
ドイツさんもギター弾きとお見受けします。(笑)
ゲイリーはこの頃がピークだったのではと、個人的には思ってます・・これ絶品ですよね。
今後もどうぞよろしくお願いしますね。(笑)
やっぱり「SUNSET」が人気ですね!
メルのサックスでこのLPは幕開けでないとな~・・って感じですが。
最近LPからCDへのデジタル化作業が楽しくてハマってます。
単に金欠なだけなんですがネ。(笑)
そんなわけで、LPの捨てがたさを実感している今日この頃。
全ての謎がようやく解けました、ありがとうございます。
・・メルのサックスでの幕開けは、ちょっとなぁ~ですがネ。(汗)
飛ばしてるんですか~・・・(/ー ̄;)
私は生涯聞いたバラードで3本指に入る位の名曲だと思います。
バニー・マースデンの泣きのソロがたまりませんw
30年を経ても色あせない名曲だと思います!
いえ、コメント頂けるだけで嬉しいです。
この辺はあくまで個人的な嗜好の部類なんで申し訳ないです。
めっちゃ好きな曲の評価は、やはり気になるものですよね。
これからも是非大事に聴き続けてください。
当方共々、今後もどうぞよろしくお願いします。