D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

Hummingbird('75)/Hummingbird

2013-04-21 11:36:00 | jeff beck-connection
ここ数日なんか寒いすね。
早いモンで、今週末からもうGWに突入じゃないすか。
・・全然、仕事片付かーん。orz
閑話休題。

ウチのバンドのネタを捜しつつ、色々音源を漁っていてウチで発掘した(あんま聴いた覚えがない:笑)この作品。
第2期ジェフベックグループの面子が中心となり活動していた”ハミングバード”のデヴュー作”Hummingbird”が今日のお題。
ウチらはファンク系ジャズ+R&Bみたいなのを目指しておりましてね、この作品も実に黒くて良いんですが、ホーンが無いもんでカバーはちょっと。
'74年に結成され、'77年までの短い活動期間だったようですが、メンバー其々が別の活動に奔走しながらも、毎年計3枚の作品をリリースしております。
'07年に紙ジャケ化が流行った折、これら3枚も改めて人目に触れるようになりました。
ウチでもその頃に、彼らの2nd作”密会”を記事にしておりましたね。

実は、この1stを手に入れるのが1年位遅れてしまい、買った事で安心して放置状態であった、てのがいけなかった。
聴いてビックリ、てかマジ凄いですやん。

personnel:
Bobby Tench(vo,g)
Conrad Isidore(vo,d,per)
Max Middleton(kb)
Clive Chaman(b)
Bernie Holland(g)

2ndも凄かったけど、本作の中心人物であるコンラッド・イシドアのソングライティング・センスの良さや渋いヴォーカルに加え、幾分軽量ながらツボを押さえたファンキーなドラムが良いですね。
ベースのチャーマンも、スラップと指弾きを効果的に切り替え、気色が良いグルーヴを刻んでますよね。
ミドルトンのエレピも実にファンキーで、テンチの微妙にハスキーなヴォーカルなんかもハマってて、もう真っ黒くろすけ・・みたいな。
ベック御大がJPGで本当に演りたかったのは、やっぱこんな方向だったんじゃなかろうか、と、しつこいようですが、どうしても残念に思われてなりません。
それに、ジャケの配列が、なんかその"オレンジ"に似てるような気がするのは、俺だけかな・・。

でね、ファンク演ってて、自分なりにギターの役割なんてのも、練習しながら結構真剣に考えてしまう訳ですよ。
パーカッション的に刻みながら並行してハモらせるようなバッキング、てのが一番の肝になってきますが、このバーニー・ホランドのギターがまさにそんなスタイルの教科書。
でも、この手の名手Paul Jackson Jr.らのようなスタイルとはちょいと違っていて、隙あらばオブリやリードを突っ込んで来ながら、実に多彩なバッキングを展開してるんですね。
特に、オクターブ弾きとワウの使い方が特徴的ちうか、聴いてて凄く参考になります。ド・ファンクじゃなくロック的アプローチで、俺の理想に近いスタイルかも♪
で、このひと、ベック御大の”Blow By Blow”に収録されてる”Diamond Dust”って5拍子の名曲を書いた方でもあります。

tracks:
1.Music Flowing
2.You Can Keep The Money
3.Such a Long Ways
4.Horrors "戦慄"
5.I Don't Know I Love You "愛の真実"
6.Maybe
7.For The Children's Sake "子供たちのために"
8.Ocean Blues
9.Island Of Dreams

全篇捨て曲なし・・これがまずすばらしい!
だからね、通しで聴いて頂きたいのです。
とりあえず、よさげなのを幾つか貼っていきましょうか。

まず、冒頭のこの曲”Music Flowing”。
Hummingbird - Music Flowing


次ぎ、イシドアの渋いヴォーカルにグッと来るこの曲”Such a Long Ways”。
Hummingbird / Such A Long Ways


最後に、唯一のインスト”戦慄”。
個人的には、KBさんを加えていつかカバー演ってみたいdeath。
・・こゆの大好き!
Hummingbird - Horrors


・・ざっと、こんな感じですよん♪


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