D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

SurfingWithTheAlien-LegacyEdition/JoeSatriani

2007-09-30 19:11:17 | steve vai-connection
昨日は息子の小学校最後の運動会でした。
天気はイマイチ良くなく時折パラつく中でしたが、みんなの熱意が伝わったのか滞りなく無事完遂できました。
・・観てるだけなのに疲れるのなんのって。(笑)
そのうえ、ようやくウチにも“Wii”がやってきて大変な有様です・・ハマってます。(汗)

そんなこんなで家族サービスにまみれながら書いてる訳ですが、ネタをどうしたものかいなと思い目に付いたのがこれです。
Joe Satriani(ジョー・サトリアーニ)が'87年に発表し世に名を成した名作“Surfing With The Alien(サーフィン・ウイズ・ジ・エイリアン”のレガシー・エディションです。
レガシーだけに中身はデラックスで、従来盤のリマスターに'88年のモントルー・ジャズ・フェスティヴァルにおける未発表ライヴ・ヴィデオをカップリングしたものとなってます。

まず、リマスター盤の本編は、ボートラなしです。
作品性を重視しあえて余計な曲を加えなかったのは、アーティスティックで好感度が高いですね。

【Disc 1-CD (original album remastered)】
personel:
Joe satriani(g,b,kb,per,d-prog)
Bongo Bob Smith(d-prog,per)
Jeff Campitelli(d,per)
John Cuniberti(per,Producer)

1.Surfing With The Alien
2.Ice 9
3.Crushing Day
4.Always With Me, Always With You
5.Satch Boogie
6.Hill Of The Skull
7.Circles
8.Lords Of Karma
9.Midnight
10.Echo

面子は、ほぼ1stと同じですね・・ベースはやはり自身でこなしてます。
ジョーのギター・スタイルが全てのハード系ギタリストのお手本となったことは今や疑いの余地がありませんね。
タッピングやアーミングを駆使した奏法は、この頃既に完成されてたことになります。
また、そのタッピングもヴァンヘイレンとは全くアプローチが異なり、ヴァイ以降の若手に引き継がれ今やその主流になっているともいえるでしょう。



個人的には、彼のお家芸ともいえる豪快なアーミング・アップが大好きです・・ダイヴが上手い人は他に幾らでもいるんですがね。

そんなテクニカルな部分より、なにしろ単純分り易いシークエンスのなかで繰り広げられるすばらしいインプロが最大の魅力であり、聴き所だと思います。
スピーディでハードなブギースタイルの#1,3,8、ミドルテンポでジャムっぽく攻めてる#2,7、ヤンキーらしいマイナーを絡ませたスローバラード#4、5拍子のエモーショナルな#10など、1stをそのまま継承したスタイルのモノがほとんどです。

そして本作の聴き所の3曲としては、“ゴルゴダの丘”をテーマとし荘厳で厳粛なイメージを空間化することに成功した#6、ダブルハンド・タッピングで紡いだバロック風エチュード#9、そして稀代の名曲#5が挙げられます。
中でも#5“Satch Boogie”は、あの歴史的名曲“Jeff's Boogie”に勝るとも劣らない凄い曲ですよね。
これらがリマスターにより、輪郭がハッキリし耳障りが良い音になってます。

そして、もう一方のDVDはこんなリストになってます。

【Disc 2-DVD (Montreaux Jazz Festival Live, July15,1988)】
[music trucks only]
personel:
Joe satriani(g)
Stu Hamm(b)
Jonathan Mover(d)

1.Ice 9
2.Memories
3.Midnight
4.Rubina
5.Circles
6.Lords Of Karma
~Bass Solo~
7.Echo
8.Hordes Of Locusts
9.Always With Me, Always With You
10.Satch Boogie

[interview & promotion videos]
1.Nigel Tufnel interview
2.“Satch Boogie”video
3.“Always With Me, Always With You”video

この映像は“未発表”と謳われてますが、多分ブートなどで一部は出回ってたものじゃないでしょうか。



とにかくジョーが若い・・毛がふさふさ生えてます。(笑)
バックのベース、Stu Hamm(スチュ・ハム)もムチムチでピチピチなのが凄い!テクもこの頃から既に凄いです。
ベースソロでは自身のソロアルバム“Radio Free Albemuth”から“Moonlight Sonata”や“Flow My Tears”をメドレーで渋く決めたかと思うと・・やっぱりポルカ“Country Music~A Night In Hell”が炸裂・・意外と受けてます。
ドラムのJonathan Mover(ジョナサン・ムーヴァ)もRelativity人脈でジョーとしばらく一緒にやってましたね・・細いけどパワフルでほんとに上手い方です。



ハッキリいって、このライヴだけ単独で欲しかったかも。
ただ、セットリストを見ても時期的にこの2nd中心になってることで、その映像版としての存在価値を重視されたのは良く分ります。
ライヴとしての出来は前半イマイチということもあり、このような形でのリリースが確かに望ましいのかもしれませんね。

本編もさることながら、このライヴは一見の価値ありですよ。
・・是非どうぞ!(笑)



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今晩は (gw)
2007-09-30 21:16:59
僕の初ジョーはコレです(笑)。
当時はやっぱりヴァイの先生という肩書きが気になって聴いた覚えがあります。
久しぶりに聴きなおしたくなりました(笑)。
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知りませんでした! (FUSION)
2007-09-30 21:42:45
お邪魔します。

レガシー・エディション・・・こんなアルバムが発表されていたのですか!しかもDVD付ですか!
当時、彼の事をはギター専門誌が挙って取り上げ、そんなに凄いのなら、、、と聴いてまんまと嵌ってしまった私でした。因みにジョー以外の参加ミュージシャンの事は全く知らなかったりします(汗)
しかし、映像は本当に気になりますネ。
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gw様 (elmar35)
2007-10-01 23:50:44
コメントありがとうございます。
これから聞き始めたって方多いですね。
ちなみに私はTimeMachineでした・・確か。
Vaiがあまりにインパクト強すぎて、意外と冷静に聞いてましたね。
でも、このネチネチ感は独特ですよね。
絶対スケベですね、ヤツは。(笑)
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FUSION様 (elmar35)
2007-10-01 23:54:37
コメントありがとうございます。
・・出てるんですよ。(笑)
輸入盤もありますが、ケースがダサいので邦盤がお勧めです・・ちと高いですが。
両手タッピングの要領とか、この映像はかなり参考になります。
G3の映像と見比べるのも面白いかも・・是非どうぞ!(笑)
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こんばんは (mintslife)
2007-10-03 05:41:11
リクエストにようやくお答えできそうです。
来月のミンツバーを、どうぞお楽しみに・・。
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mintslife様 (elmar35)
2007-10-03 18:53:52
コメントならびにリクエストにお答え頂き感謝します。
言ってみるものですね。(笑)

しかし、なんすか、あの写真!
クー、しか言葉が出ません。(涙)
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