生まれた時から土佐弁と付き合って、早30年(+α)。
土佐弁を愛してやまない私です
しかしながら、まだまだ分からない土佐弁があるものです・・・
それは、つい先日の事。
3姉妹でしゃべっていると、
「今日、お父さんが言うた土佐弁が分からんかった」と妹。
その時の会話はこうです。
姉「●●ちゃん(私)いじめたら、リアクションがいいがってねぇ~」
父「そうそう、あの何とも言えれん、いんごい顔がえいがって」
姉「・・・あ~、分かる分かる~」
妹「“いんごい”ってナニ」
この会話の補足をしますと。
人間は必ずS気質とM気質に分かれるらしいのですが(ナンの話や・・・)、
うちは父&姉がS(=いじめっ子)気質、私がM(=いじめられっ子)気質。
で、父と姉は、私のちょっとした行動、発言を捕まえては私をいじり、
それによって私が困った顔orリアクションをするのが面白いらしい
で、姉ももちろん“いんごい”なんて土佐弁は知らなかった。
しかしながら、恐るべし、親子のシンクロで、
会話の流れで何となく意味を察し、理解したらしい・・・
いちおう、私も父に確認してみました。
私「ねぇ、“いんごい”ってどういう意味?」
父「あ~それはねぇ、こまったというか、いじけたというか、そんな感じよ~」
・・・“いんごい”という単語を発したのが、
私のリアクションについて語ってる時ってのがチト気になるけどさ・・・
まぁでも、「まだまだ分からん土佐弁ってあるもんやなぁ・・・」と、いたく感心
両親と言えど、未だに年に1~2回くらいは、
「ナニ、ソレ」って土佐弁を発してくるんですよねぇ。
で、「何て意味?」って聞くと、
「まぁ~、この意味が分からんかね~」と驚かれる。
(こっちからしてみれば、そんな土佐弁が出てくることに驚く訳ですが)
うぅ~~ん、奥が深いッス・・・
日常会話の中にふとまぎれこんでくる、不思議な響きの耳慣れぬ土佐弁に、
21世紀から、イキナリ遠い昔にタイムスリップさせられるような気がします
そしてそのたび、私の「土佐弁辞書」の用語は確実に増えていくのでした
嗚呼、土佐弁、いと不思議なり
親や伯父伯母とはなしていると、わからん土佐弁がちらほらでてくるよね。
私たちの世代に継承されていない土佐弁がたくさんあることに気づかされます。
ってことは、今の子供は私たちよりも使える土佐弁が少なくなってるってこと?!
おーのー!
↑解説:この意味はOh NO!であって、”おーのいやちや”、の”おーの”ではない。
「山田くん、座布団2枚あげてやって」(by笑点)って感じです
うちの両親世代と話すると、たまにスゴイ土佐弁が飛び出すよね
また気がついたら、このブログに記録として残していきます
とりあえず、「いんごい」はもっと流行らせましょう
使用できるシチュエーション作りが難しそうだけどね(笑)