くろしおだより

高知県在住の、高知を愛する管理人・よさこいこいが、日々のつれづれを記録していくブログです。

しあわせのパン

2012年04月09日 22時34分02秒 | 映画

久しぶりに、映画のお話。

ずっとずっと観たかった映画「しあわせのパン」が、やっと高知でも上映されることになりワーーイ

嬉々として、土曜日に鑑賞してまいりました。

大泉洋と、原田知世主演の映画です。

 

あらすじ(goo映画「しあわせのパン」より)

東京から北海道の月浦に移り住み、湖が見渡せる丘の上でパンカフェ“マーニ”を始めた

水縞尚(大泉洋)とりえ(原田知世)の夫婦。

尚がパンを焼き、りえがそれに合うコーヒーを淹れ、料理を作る。

そこには毎日、色々なお客がやってくる。

北海道から出られない青年、時生(平岡祐太)、なんでも聞こえてしまう地獄耳の硝子作家、

陽子(余貴美子)、口をきかない少女、未久(八木優希)と父親(光石研)、革の大きなトランクを

抱えた山高帽の阿部(あがた森魚)、沖縄旅行をすっぽかされた傷心の香織(森カンナ)、

観察好きの羊のゾーヴァ。そして、想い出の地に再びやってきた老人とその妻……。

それぞれの季節にさまざまな想いを抱いて店を訪れた彼らが見つけた心の中の“しあわせ”とは?

そして彼らを見守る尚とりえに訪れることとは?

 

 

う~ん、良かった。予想以上に。

なんというか、心に染みる映画でした。優しい気持ちになれます。

 

たぶん、食べ物を通して人が心を通わせていく、っていう話が好きっていうのもあるんですけども。

「かもめ食堂」とか。

 

食事の時に、水縞くん(大泉洋)が、りえさん(原田知世)に、いつもパンを半分こして分けあってるとか、

  何気ないシーンに優しさや思いやりが溢れていて、心がじんわりと温まっていくような感じがすごく良かった。

 

物語自体はとってもシンプルなんですが、余分なものをそぎ落としてる分、

  その背景にあるものを想像しながら観ていると、ものすごく奥行きと味わいのある映画だなぁ、と。

あくまで個人的な感想ですが。

 

久しぶりにパンフレットも買っちゃったし、DVDが出たらぜひ購入したいなぁ

 

以上、私的に、とってもとってもオススメの映画のお話でした

 


休日文化部 2011~芸術の秋を楽しむ

2011年09月11日 23時32分49秒 | 映画

お久しぶりの更新です。

本日、友人に誘われまして、映画とお芝居を観に行ってきました。

 

映画は、くまのプーさん

 あらすじ(シネマトゥデイより引用)

しっぽをなくしたイーヨーのため、「イーヨーのしっぽを捜すコンテスト」をしていたくまのプーさんたち。

ところが、クリストファー・ロビンが謎の怪物にさらわれてしまう。早速助けに向かうプーさんたち。

しかし失敗ばかりしてしまい、クリストファー・ロビンをなかなか救出することができず……。

 

プーさんの声が、案外オッサンっぽかった事に少なからず衝撃を受けつつも

物語はほのぼのしていて、天然系キャラのプーさんに非常に癒されました

他の登場人物…いや、動物?…のキャラクター設定もよく分かり、

  実は今までプーさんの話ってよく知らなかったな~と気が付き、三十路にしてプーさんワールドの魅力を再発見ですわ

 

最近、リアルな映像のアニメが多い中、この映画は昔からあるディズニーの絵本で見たままの、

  ほのぼのした味わいのある手描き風の映像も、なかなか良い感じでした

映像の優しさと、「プーのおばかさん」(byクリストファー・ロビン)っぷりに癒されること請け合いです

 

あと、映画本編が始まる前に、ショートストーリーが1つ紹介されるのですが、これがまた良い話なんですわ

 

一見子ども向けかと思いきや、実は大人のほうが楽しめるかも、と思う、意外とハマる映画でした~

 

 

 午後は、県立美術館ホールにて、プロジェクト大山「キャッチマイビーム」という演劇パフォーマンスを鑑賞。

現在、県立美術館で行われている、高知パフォーミング・アーツ・フェスティバル2011のイベントでの公演という事。

 

このパフォーマンス集団の事は全く知りませんでしたが、貰ったチラシを見ると、

  野村萬斎、コンドルズ主宰・近藤良平(朝のNHK連ドラ「てっぱん」で「てっぱんダンス」を作った人)などからの賛辞コメントが

また、女性ばかりのパフォーマンス集団で、全メンバーお茶の水女子大卒、アラサーという経歴も興味をそそりました

 

コンテンポラリーダンスというらしく、セリフは一切なく、音楽とダンスのみで構成された舞台。

 

…正直、内容はよく分からなかったのですが…

ダンスで鍛え上げられた、アスリート並みの筋肉質な曲線美が非常に美しく、

  また独創的なダンスと衣装に目が釘付けで、分からないなりにけっこう楽しめました

 

客層は比較的若い人が多く、席も埋まってたので、感度良好な若者世代にはメジャーな存在なのかな?

昨年、「次世代を担う振付家賞」を受賞したという事で、

    これからテレビなどでも目にする機会が増えるのではと密かに楽しみにしています

 

脳みそフル回転したみたいで、帰ってからひと寝入りしましたが

久しぶりの休日文化部活動、非常に充実しており楽しい1日になりました

 

ちなみに来月は、明和電機のライブ見に行くことになりました。

芸術の秋を楽しみま~す


コクリコ坂から

2011年08月30日 23時50分37秒 | 映画

先日、スタジオジブリの映画「コクリコ坂から」を観てきました。

 

「コクリコ坂から」あらすじ(goo映画より引用)

翌年に東京オリンピックを控えた、1963年の横浜。

古いものを壊し、どんどん新しいものを作っていこうとする気運のなかで、横浜のとある高校でも

老朽化した文化部部室の建物「カルチェラタン」の取り壊し計画が持ち上がる。

そんな騒動の中、学生たちを率い、部室棟を守ろうとする少年・俊と、

高校に通いながら下宿宿を切り盛りする働き者の少女・海が出会う。

二人は順調に距離を縮めていくが、ある日を境に、急に俊がよそよそしくなって…?

 

 

昔の少女漫画が原作と知ってるくらいで、あまり期待せず観に行ったのですが…。

 

まぁ…ストーリー自体は割とありがちな高校生の恋愛モノかなぁという感じだったけど、

  この時代の、昭和の高校生ならではの、凛とした佇まいや純粋さ、清潔感、清々しさに、

  妙にホッとさせられて、ほっこりした気分で映画館を後にしました

 

余談ですが、主人公の海ちゃんが、友達から「メル」って呼ばれてて、「何でメル…?」と気になってたのですが、

  フランス語で「海」のことを「ラ・メール」と言うそうで、そこからこの愛称になったそうな・・・設定細かいなぁ~

 

また、この作品は海がキーワードになんだけども、私も海の近くで生まれ育ったし、父も船乗りだったので、

  海のある風景や船が行き交う場面が多いこの映画に、他の人より余計に癒されたのかも??

 

主題歌も、なんかしみじみしていて良い歌なのよね~ん。

観終わった後、サワヤカな気分で帰ることのできる映画って久しぶりだったかも~

原作も読んでみたくなりました今も昔も、ずっと変わらず漫画大好きなワタクシ…

 

ま~通常のジブリ作品とはちょっと違う映画なので(息子さんが監督で、少女マンガ原作だしね)、

  評価は人によって分かれるのだろうけど、個人的には気に入ってて、オススメ映画で~す

 

 

  


阪急電車~片道15分の奇跡~

2011年04月19日 23時41分52秒 | 映画

試写会が当たって、本日は映画「阪急電車~片道15分の奇跡~」を観てきました

原作は、昨年末のドラマ「フリーター家を買う」で脚光を浴びた、有川浩さんの小説。

有川さんは高知出身の作家で、去年かおととし、高知新聞で「県庁おもてなし課」という小説を連載していて、

  それがすごく面白かったのと、「フリーター…」のドラマが面白かったので、期待度大の映画。

※「県庁おもてなし課」は、単行本になって発売されており、収益は、全て東北地震の義援金として寄付されるそうです

 

あらすじ

宝塚~西宮北口間を約15分で走る、えんじ色の車体にレトロな内装の阪急今津線。

その電車に、さまざまな“愛”に悩み、やりきれない気持ちを抱えながら、偶然乗り合わせただけの乗客たちがいた。

後輩に婚約者を寝取られたOL。カレシのDVに悩む女子大生。息子夫婦との関係がぎくしゃくしている老婦人。

セレブ気取りの奥様たちとの付き合いに疲弊する平凡な主婦。おしゃれな大学になかなか馴染めない地方出身の男女。

年上の会社員と付き合いながら、憧れの大学を諦めきれない女子高生。

電車内という限られた空間で、それぞれの人生がほんのちょっと重なり合い、影響し合い、そして離れていく…。(作品資料より)

 

私、こういう「人と人の人生がほんの少し触れあう」、みたいな群像劇が大好きなので…。

すごく面白かったし、けっこうじ~んとしました。

それに、実在する「阪急今津線」でロケを敢行してるので、リアリティがあって良かったです。

今津線は、今までに1~2回くらいしか乗ったことないけど、沿線をプチ旅してみたくなりました

 

いや~しかし、中谷美紀さんキレイだわ

宮本信子さんも、要所要所で映画をぴりっと引き締めたり、ほんわかさせたりと、味わいのある演技が光ってました

 

関西地区は、全国公開より1週間早い今週末から、映画が封切になるあたりも心ニクイですが

優しい気持ちになれる、ステキな映画なので、みなさんも上映が始まったらぜひぜひ観に行ってくださいね~~

 


E.T. 20周年アニバーサリー特別版

2011年04月17日 22時30分36秒 | 映画

TOHOシネマズの企画、第2回 午前10時の映画祭~何度見てもすごい50本

去年からやっていて、けっこう見ていたいなぁと思う映画がこれまでも多々ありました。

でも、1週間限定、朝10時から1本のみ上映という条件だと、週末しか観に行けないのが悩みのタネ。

(週末は、めざましかけずに眠りたい派なので…10時に間に合うように準備するのが億劫でして…)

 

しかし、今週の上映はどうしても見たいと思い、めざましかけて頑張って起きました

だって、高知での上映が、E.T. 20周年アニバーサリー特別版だったから

 

…ワタクシ、恥ずかしながら、かの名作E.T.を、今まで見た事がなかったのです

もちろん、名作だけに、だいたいのあらすじは知ってるし、

  大阪のユニバーサルスタジオジャパンで、E.T.のアトラクションにも数回行っております。

でも映画を見ていたら、あのアトラクションがもっと面白く感じられるんじゃないかな~と常々思っていたので、

  この機会逃すまじと思い、意気揚々と映画館に向かった訳です

 

さすがに名作だけあって、小さめのスクリーンながら、2/3くらいは座席が埋まっていたのでは?

下手な新作映画より人が入ってました

 

 

で、映画ですが…。

素直に感動してしまい、最後の方はちょっとウルっとしてしまいました

特に、有名な自転車が空を飛ぶシーンにかなり感動し、子どもの頃に戻ったように胸がドキドキ

 

合成とかはもちろん今の方が精度が高いけど、映画自体に古さを感じないというか。

ストーリーに普遍性があるからでしょうか。

上映された20年前と言えば私は中~高校生の時ですが、

  そういえば、当時同級生がE.T.を絶賛してたなぁと急に思いだし、うんうん納得と20年ぶりに同感しました

 

いや~、映画って本当にスバラシイですね(by 水野晴郎)

E.T.は、高知では22日(金)まで上映しています都合つく方は、ぜひご覧あれ~~

 

ちなみに、高知での次の上映(4/23~29)は、シザーハンズとの事

う~んコレもいいねっ若かりし日のジョニーデップに、来週末会いに行きたいわん


ちょんまげぷりん

2010年11月18日 23時31分45秒 | 映画


突発性難聴の話を書いたばかりなんですが…。


本日、映画観に行きました。


NEWSと関ジャニ∞所属、錦戸亮主演映画、ちょんまげぷりんでございます~~~パチパチパチ~~

これ、首都圏では夏くらいに上映してたのかな?

高知では2週間限定上映で、明日で終了でして…。

安静にしとかなイカンとは思ってたのですが…調子良くなってきたし…ずっと観たかったし…


あらすじ

シングルマザーのひろ子(ともさかりえ)は、息子の友也と二人暮らし。
ある日、二人は侍の恰好をした木島安兵衛(錦戸亮)と名乗る男と出会う。
安兵衛はどこに帰ればいいのかわからないと言い、しばらくひろ子の家に居候することになる。
安兵衛は、居候のお礼として家事を全部引き受けると言い出し、料理や掃除を完璧にこなしてくれた。
ある日、病気になった友也のために、安兵衛はプリンを作ってくれた。
それをきっかけに、安兵衛はお菓子作りに目覚め…。

荒木源の同名コミック「ちょんまげぷりん」を『ゴールデンスランバー』の中村義洋監督が映画化。
映画初出演の錦戸亮が、江戸時代から現代の東京にタイムスリップした侍・木島安兵衛を演じている。





うふふ~、想像以上に面白かったです

けっこう笑いどころ満載で、何と言っても子役の福ちゃん(友也役)の愛嬌がハンパなかった

決してオトコマエ君ではないのだけど
  子どもらしい愛らしさがあって、福ちゃんがいるだけでほのぼのした気持ちに


福ちゃん、公開当初、亮ちんのこと「錦戸」って呼んでるのが話題になって、
  テレビでもよく取り上げられてましたね~(亮ちんの提案で「錦戸」って呼ぶことになったらしい)



現代にタイムスリップした武士が、パティシエとしての才覚を見出される話なのかと思ってたら、
  ベースは家族モノっぽい感じで、観終わった後にけっこうほっこりした気持ちになれました


武士が現代にいるっていうのは、ちょっとファンタジーっぽいけど、
  それがあまり白々しく見えなかったのは、武士の精神に基づく行動や発言が
  現代にもちゃんと通じるという事に改めて気付かされたからかも??


亮ちんのコワイ…いや、もといきりっとした顔立ちは、
  ちょんまげ姿、及び武士言葉ともマッチしてたし、サムライ・パティシエ姿もカッコよかった


登場するスイーツもとっても美味しそうで、オトメ心をくすぐりました


久しぶりにパンフレットも買ったら、プリンの作り方が載ってたので、今度作ってみた~い
    
そんな気持ちをくすぐるもう1つの映画ポスター。ちょんまげぷりんが中央に…
  
  
原作はマンガですが、「2」もあるみたいですね。

同じキャストで、何年か後にまた映画化になったら楽しそうだな~~



大奥 * ハナミズキ * 悪人

2010年11月12日 23時31分42秒 | 映画


昨日は久しぶりに映画を観に行きました

他にも映画を観て感想してないままになってるものがあるので、ついでにその分の感想も



大奥



あらすじ

男だけがかかる謎の疫病が蔓延し、男の数が女の4分の1に減ってしまった江戸時代。
そこはすべての要職に女が就き、男は子種をほしがる女に体を売る男女逆転の世界だった。
そんな中、一人の女将軍に3000人の美男が仕える大奥に、ひとりの青年が足を踏み入れる。
困窮した旗本の実家を救うため、奥勤めを決意した水野祐之進だ。
そこで大奥の贅を尽くした煌びやかな表の顔と、才色兼ね備えた男たちが熾烈な争いを
繰り広げる裏の闇を目にし、衝撃を受ける水野。

大奥へ上がって間もなくして、七代将軍の家継が死去、紀州から八代・吉宗が推挙された。
吉宗は先代の側用人を全員罷免し、質素倹約を推し進める改革を断行。
水野は、その才能を見込まれ昇進、さらに吉宗に見初められ「ご内証の方」に。しかし…。

不条理な世に、武士としての義と誇りを全うせんとする一人の男を中心に描いた、
よしながふみのベストセラーコミックの映画化。




いや~何と言うか、映画の内容より、映像に釘付けでしたわ。

男ばかりの大奥の、倒錯した世界感…嗚呼恐ろしい

ニノは男気溢れる江戸っ子の武士って感じの役なんだけど、
  嵐、及びジャニーズでのイメージを覆すかのような様々なシーンに、
  あたしゃ心の中で、「ニノ~~っ大丈夫」と何度叫んだことか

ラストフレンズ(ドラマ)の亮ちん(NEWSと関ジャニ∞)のDVな彼氏役くらいの衝撃でしたわ。


その中で、将軍役の柴咲コウちゃんがどこまでも凛々しくカッコ良く、
  お付きの和久井映美さんとか、大奥内の女性陣も、みんないい味出してて良かったなぁ


男が激減しているので、城下町では女性が男性のする仕事(かご担ぎ、荷物運びなど)をしてるんだけど、
  女はやっぱりたくましいなぁと思って、あまり違和感を感じなかったのですが。


男同士が嫉妬したり、足引っ張りあったりする様って、私はどうも観るに堪えなかったです…




悪人



あらすじ

土木作業員の清水祐一(妻夫木聡)と佐賀の紳士服量販店に勤める馬込光代(深津絵里)。

孤独な魂を抱えた2人は出会い系サイトで知り合い、刹那的な愛にその身を焦がす。
しかし、祐一はたったひとつ光代に話していない秘密があった。
彼は、連日ニュースを賑わせていた殺人事件の犯人だったー。

その事実を知り衝撃を受ける光代。祐一は警察に自首するという。
しかし、そんな祐一を引き止めたのは意外なことに光代だった。
生まれて初めて人を愛する喜びを知った光代は祐一と共に絶望的な逃避行へと向かう。

やがて、2人の逃避行が生んだ波紋は被害者の家族、加害者の家族、
そして周囲の人間たちの人生をも飲み込んでいく。
なぜ祐一は人を殺したのか?なぜ光代は殺人者を愛したのか?
被害者の家族、加害者の家族、それぞれの運命はどうなるのか?
そして、本当の“悪人”とは一体誰なのか?

絶望のどん底に突き落とされた人間たちが、善悪の葛藤の中でもがき、
そしてかすかな希望にむかってやがて立ち上がったとき、物語は、
衝撃と感動のクライマックスを迎えるー。吉田修一の同名小説を映画化。




これ、かなり期待値高めで観に行きましたが、すごく面白かった~

モントリオール映画祭で、ふかっちゃんが最優秀女優賞獲ったことで話題になりましたが、
  私は妻夫木くんの演技力に改めて感心してしまいました。

最初の、退廃的で無気力な瞳と、最後の鬼気迫る表情とを対比させるとスゴイ…


あと、岡田将生くんがすごく感じの悪い大学生役で出演してるのですが、
  『告白』という映画でもピントのずれた暑苦しい熱血教師を熱演していて、
  オトコマエな役ももちろんかっこいいのですが、
  こういう際立った役どころが実はすごくハマってるのでは?と密かに思ってます。


この映画は、誰が良くて誰が悪いのか?という単純な善悪の判断を求める訳でなく、
  様々な登場人物の中の誰かに自分自身を投影したり、感情移入することで、
  誰しもの心の中に多かれ少なかれある「悪」の部分にふと気付かされるような…。

なかなか、考えさせられる作品でした。原作も読みた~い



ハナミズキ



あらすじ

人気アーティスト・一青窈の大ヒット曲「ハナミズキ」をモチーフにしたラブストーリー。
主演に新垣結衣、相手役で生田斗真が共演。

北海道で母・良子(薬師丸ひろ子)と2人で暮らす紗枝は、東京の大学に進学することを
夢見る高校生。若くして亡くなった父(ARATA)が紗枝へのメッセージとして庭に植えた
ハナミズキに見守られながら受験勉強に励む紗枝は、ある日、漁師の跡取りで水産高校に
通う康平に出会い、互いに恋に落ちる。
やがて紗枝が大学に合格し、遠距離恋愛が始まるが……。




う~ん学生の頃…せめて20代前半くらいまでに見たら、もっと素直に感情移入できたのかな~。

純愛モノだけど、ある意味康平(生田斗真)の友人役、
  小柳友くんの役どころが、結局のところ一番純愛なのでは?と思ってしまった


でも、地方の高校生っぽい素朴な感じとか、
  進学や就職で都会に出ていく人を見送る時の、残るほうの寂しさとか切なさみたいな感じは、
  同じく地方に住んでる者としては「あ~分かる~」って感じですごく共感できました


ま~でも、斗真くんとガッキーがすごくステキだったので、
  ちょっと腑に落ちなかったところもこの際目をつぶり、良しとしましょう




余談ですが…。

「大奥」が始まる前の映画の予告で、
  「宇宙戦艦ヤマト」(キムタク)、「GANTZ」(ニノ)、「あしたのジョー」(山P)が
   流れ、ジャニーズ好きのワタクシは一人ホクホクしていました


ちなみに、今後見に行く予定の映画は、
   「ちょんまげぷりん」(亮ちん主演)と「SP~野望篇」(岡田くん主演)です。

(※ちょんまげぷりんは、高知では2週間限定で、遅れて上映がかかってます)


いいのか、こんな30代で…

と、倒置法で自分自身に疑問を投げかけつつも。

反省はまったくする気のないワタクシでしたハッハッハ


君が踊る、夏~高知先行上映・舞台挨拶レポ付き!

2010年09月12日 22時48分18秒 | 映画


今が旬・溝端淳平くん主演で、高知ロケが行われた映画、君が踊る夏

11日(土)より、全国一斉ロードショー開始です拍手~~~


あらすじ

プロカメラマンになることを夢見て上京した新平(溝端淳平)は、母の入院の
知らせを受け、5年ぶりに故郷の高知へ帰省する。
そこでは難病を患う元恋人・香織(木南晴夏)の妹さくらが、「よさこい祭りで
新平と踊る」という5年前の約束を胸に、つらい闘病生活を送っていた。
新平はさくらとの約束を果たすため、香織や親友の司(五十嵐隼士)を巻き込み、
伝説のよさこいチーム「いちむじん」を再結成する。

「デコトラの鷲」シリーズを手がける香月秀之監督が、実話を基によさこい祭りに
情熱を燃やす若者たちの姿を描く青春ドラマ。





この映画、去年のよさこい祭りで、偶然溝端くんを発見したことに端を発し…。

2009年8月10日「第56回よさこい祭り」


高知駅周辺で撮影してるところを2回ほど偶然見かけたり…。

2009年10月1日「君が踊る、夏」


よさこい祭りのシーンでみんさんファミリーとエキストラで参加したり…。

2009年10月15日「銀幕デビュウ☆(仮)」
2009年10月16日「エキストラ参加☆」
2009年10月17日「君が踊る、夏」エキストラ参加~詳細編~

と、ミーハーなワタクシのココロをくすぐりまくるトピックス満載だったので

映画の公開、とってもとっても楽しみにしていました



高知では、全国公開に先駆け、1日早い10日(金)に先行上映会(前夜祭)が行われることになり


なんと溝端くんの親友役で出演の五十嵐隼士くんが舞台挨拶に来ました~~ワーーイ



4回舞台挨拶があったのですが、席は争奪戦ですぐに完売した様子

タナボタで、この貴重なチケットを譲ってもらうことができまして、bobちゃん誘って行ってきたよ



私たちは4回目(最終)の21:30からの回で見ました。

まずは高知放送の大木瞳美アナが登壇し、既に行われた3回の舞台挨拶を振りかえりつつ、
  「何が起きるか分かりません」的なコメントを発し、五十嵐くんの呼び込み。


東方神起が歌う主題歌に載せ、
  五十嵐くんは、出入り口に併設されてる関係者入口から登場。

マイクで口パクしながら、観客席通路を通ってスクリーン前の舞台の上に移動

この時、東方神起の別の歌(アップテンポな曲)をわざと歌い始め、「違うか~」みたいな感じで一人ツッコミしていて、若干サムさを感じるワタクシ…。

  
舞台に上がると、「ポケットをたたくと~」と歌い始め、
  「ハッピーターンがひとつ~」と、現物をおもむろに取り出し客席に投げ込む。

さらに、「もひとつたたくと~」と続きを歌い始め、
  「ハッピーターンがふたつ~」と、またポケットから現物を取りだす。(けっこういっぱい入ってた)

終始テンション高い様子に見えたけど、
  悪ふざけのようにしか見えなかったのは、私が年を取った証拠なのだろうか…

(暴走っぷりに、大木アナも若干引き気味っぽく見えた…。)



まぁでも、高知の思い出も語ってくれて、
  大丸前に出る屋台のうどん屋さんによく行ったとか、カツオのタタキが美味しくて毎日のように食べてたとか。

あと、よさこいのシーンで纏(まとい)を振る役なんだけど、
  振った時にきれいに見えるように淳平くんと一緒に練習を頑張ったとか。

今年のスーパーよさこい(原宿)で、ほにやのチームの後ろについて纏振ったとか。

客席で前方にほにやの衣装を着た本当の踊り子さんたちがグループで来ていて、
  「ほにやじゃ~ん上がってきなよ」と気さくに声掛けてました。

土佐弁は難しかったけど、子どもの話す土佐弁がかわいくって癒されたとか。

良い話もたくさん聞かせてくれましたよ~~


最後は「これからカツオのタタキ食べてくるわ」と言って去って行きました



※昼間には、高知市内でもPRを行っていたようです。
以下、記事・写真とも、高知新聞社HPより転記

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「君が踊る、夏」五十嵐さんら高知市で参拝
2010年09月11日08時27分
映画「君が踊る、夏」が11日から全国公開されるのを前に、主人公新平の親友、大滝司役で出演した
俳優の五十嵐隼士さん(24)らが10日、境内に「よさこい稲荷神社」のある高知市帯屋町2丁目の
高知大神宮を参拝、映画のヒットを祈願した。
尾正直知事や岡誠也市長、ロケに参加した踊り子ら計20人も出席し、玉ぐしを奉納した。


【写真】よさこい稲荷神社の前で記念撮影する五十嵐隼士さん=中央=ら
(高知市の高知大神宮)



…すっかり前置き長くなりましたがここから映画の感想です。

地方出身の人が見た方が、共感できる部分が多いのではないかな~と思いました。

主人公の新平は高校卒業後、夢を追いかけて東京に行くのですが、
 「ここでは夢は叶わない」と言ったシーンで、地方の高校生なら、
  こういう想いを持った事がある人も多いだろうな~、と。

でも、一度都会に出て見ると、都会にしかないものは確かに沢山あるんだけど、
  それと同時に、離れてみて改めて「故郷の良さ」「大切さ」に気付くこともできる。


映画では、よさこい祭りを通して、家族や友達の絆、命の輝き、
  故郷にしかない、新平にとっての「大切なもの」に気付いていく過程が
  瑞々しく描かれてるのがすごく良いなぁと思って、予想以上にじ~んときてしまいました…


高知の風景を、すごく丁寧に、キレイに撮影してくれていたことも嬉しかったし、
  何と言ってもよさこいのシーンは圧巻で、高知県民もナットクの出来栄えではないかと


観終わった後、bobちゃんと「よさこい踊りたくなったね~
  と話したくらい、迫力があって良いシーンでした


沢山の人がこの映画を観てくれるといいなぁ…と切に願う高知県民のワタクシであります



そうそう、エキストラで参加したよさこいのシーン。

「後ろの方だったし、映ってないやろな~」と思ってたのですが。

ホントに数秒くらいだったから、顔の確認はできなかったけど、
  直感で「あ、私や」と思ったので…、確証はないけど映ってたという事で


もう1回観ても絶対顔は分からないと思うので、
  DVDのコマ送りで判定するまで、もう少しだけ夢を見させてください…

インセプション

2010年08月14日 23時37分20秒 | 映画


今週は夏季休暇だったので、心身ともにゆったりとした日々を過ごしております


たまにはシャバの空気でも吸っとくか…と、本日は久々の映画鑑賞。



今日は14(TOHO)の日なので映画1000円、
  しかも夏休みで土曜日、という好条件の日だったため、映画館は激混みでしたが…


本日は、インセプションを観てきました。

レオナルドディカプリオと、今や“世界の”渡辺謙が共演する話題作です



あらすじ

ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、人が一番無防備になる状態――夢に入っている時に、
他人のアイデアを盗み出すという、犯罪分野において最高の技術を持つスペシャリスト。
その類稀なる才能は企業スパイの世界において引っ張りだこの存在になっていた。
だがその才能ゆえ、彼は最愛のものを失い、国際指名手配犯となってしまう。
そんな彼に絶好のチャンスが訪れる。
このミッションを果たすことさえできれば、かつての幸せな人生を取り戻せるかもしれないのだ。
だがその任務はほぼ不可能に近い「インセプション」と呼ばれるものだった――。

今回は彼が得意とするアイデアを盗み取る任務ではなく、コブとその部下のスペシャリストで
構成されたチームは強盗とは真逆の行為-つまり「インセプション」とはアイデアを盗み出すのではなく、
他人の潜在意識に入り込み、ある考えを植えつけるという最高難度の任務を意味する。
これを成し遂げればそれこそ真の完全犯罪となりうる。
しかしながら最高の技術を持ち、細心の注意を払って準備を行ったが、予測していなかった展開が待ち受けていた。
彼らの動きを全て先読みする手強い敵と対戦する準備は到底できていなかったのだ。
その敵の存在を予見できたのはコブただひとりだった・・・。

『バットマン』シリーズのクリストファー・ノーラン監督によるSFアクション。





いや~このあらすじを事前に検索できていたら良かったのですが、
  最初ちょい意味が分からなくて、若干眠気に襲われましたわ…


なんか、夢の中に入り込んでいく過程で、夢が何層もあるとか、けっこう難しくて…

夢か現(うつつ)か、ってところの境目が、例えるならば
  マトリックス見た時のような、「分かったような…分からんような…」という感じ??

この例えのほうが分かりにくいですかね??


でも、後半はスピーディーな展開が面白く、
  だんだん内容が理解できてきたこともあり、画面に釘付けでしたけど~~



映画を観ていく上で、ふとタイトルのインセプションって結局どういう意味?とギモンに思い


後でネット検索してみたら、本来の意味は「初め」「始まり」「開始」ということらしいけど、
  この作品では「(相手の夢を支配して)アイデアを植え付ける」という意味だそうで



ほうほうなるほど

これを分かった上でもう1回この映画見たら、細部まで見渡す余裕ができて面白そうやね




さて、今や日本が誇る名優・渡辺謙は、英語しっかり話してて、
  レオ様と並んでもひけを取らない堂々とした演技でシブくてカッコ良かった~~


この映画、キャラ別ポスターっていうのがあって、
何と謙サマの単独ポスターもしっかり用意されてるのです~ブラボー


いや~、渡辺謙のシブい演技を観るだけでも、行く価値あるかもですね



個人的には…。

これから見に行く人は、映画の内容を少し予習してから行くとより楽しめるかと思います



どっちかというと女性はちょっと楽しみにくい作品かな?とも思いました。

女性って立体に弱い人が多いと思うので…。

何層にもなってる夢の世界の感覚に戸惑うor理解しにくいかな、と。



でも、分かってくると俄然面白くなってきます

意味分からん…と、ちょっと眠たくなっても、もうひと踏ん張りしてみてくださいネ

告白

2010年07月20日 23時51分50秒 | 映画


ひっさしぶりに、映画見てきました。

松たか子主演の話題作、「告白」です。

なんでも、映画の大ヒットで原作本の人気も再燃し、上半期売上チャート1位になったとか?

「告白」映画効果で売れ行き再燃 上半期ランキング1位獲得(7月20日9時15分配信 産経新聞)


あらすじ

2009年本屋大賞を受賞した湊かなえのミステリー小説を、「下妻物語」「嫌われ松子の一生」
の中島哲也監督が松たか子主演で映画化したサスペンスドラマ。

女教師・森口悠子の3歳の一人娘・愛美が、森口の勤務する中学校のプールで溺死体にて発見された。
数ヵ月後、森口は終業式後のホームルームにて「私の娘はこの1年B組生徒二人に殺されたのです」と
衝撃の告白をし、ある方法にてその二人の生徒に復讐する。
そして4月、クラスはそのまま2年生に進級。
犯人のひとりAはクラスのイジメの標的になっていた。
そして、もうひとりの犯人Bは登校拒否し、自宅に引きこもっていた…。





う~む…。

現代社会の子どもの心の闇を見たというか。

ある意味、ホラーよりも怖かった…

見てる方も精神的に追い詰められてるような感じ。



松たか子の感情の読みとれない淡々とした演技が、精神的圧迫感を煽る…。

松さん…笑ってくださいっ

あと、犯人が中学生っていうのがミソだと思うのだけど、
  中学生って、まだ精神的に成熟してないから、幼さ故の残酷さがまた見ていて怖い…。



そして中島監督と言えば、これまでの作品ではPOPな色彩の画面作りが印象的でしたが、
  今回は全体的に暗めな画面。

でも、スローモーションでこぼれおちる牛乳のシーンがあるかと思えば、
  目まぐるしいほどの躍動感のあるシーンが差し込まれたり。

薄暗い画面の中に、ぱっと明るい色が差し込まれてはっとさせられたり。

緩急がついてて、決して派手な映画ではないのに、画面から目が離せない、という感じ



自分の中では決して好きなジャンルではないし、
  見終わったあと、「あ~スッキリした」と思って出ていけるような映画でないことは間違いないでしょう。


けっこう血なまぐさいシーンもあるので、人によって評価は違うのだろうけど、
  個人的には嫌悪感だけが残るという映画ではなく、
  見終わったあと、自分のこれまでの発言・行動を思わず内省するような、印象深い映画でした。


原作本も、ぜひ読んでみたいと思います。



…でも、次の映画は明るいの見ようっと…