たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
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Dynabook T4でDamn Small Linux4.4を動かしてみる

2009-05-30 01:01:20 | Weblog
中古で入手したDynabook T4だけど、WindowsXP Homeが入っていて、動きが少し重い。
メモリが256MBしかないせいだろうか。
最近、中古など古いPCを再生するという話が気になっていて、それなりのディストリビューションを探してみた。
Puppyやslaxは以前に試したのだけど、メモリが128MBしかなくてもスムーズに動くものはないだろうか。
あれこれ探してみると、Damn Small Linuxを見つけた。
現在のバージョンは4.4で、日本語版も出ている。日本語版をLive CDの部屋(のミラーサイト)から入手した。

Dynabook T4では、起動時にF12キーを押すと、ブートするドライブを選択する画面がでる。

早速試してみると、ブートオプションなしでは、/etc/fstabの設定のところでつまづき、応答不能の状態になった。
検索してみると、2chのDamn Small Linuxのスレッドでも同じ症状が出た人がいるようだ(しかも、Dynabookで)。
検索の結果、xfbdevというXのドライバを使うようにすれば良いらしい?

あれこれ試行錯誤した結果、ブートオプションに以下の指定をすればよいようだ。
boot:1024x762 dsl dma
最初の1024x762は、xfbdevを使うようにするオプション、
次のdsl dma は、DMAをオンにするオプション。
dsl dmaオプションで、/etc/fstabで止まるところを乗り越えることができたようだ。
しかしこれだけでは、Xの設定の際につまづいて応答不能になる。
1086x762のオプションを付けると、xfbdevとxvesaとを選択することができるようになる。
ここでxfbdevを選び、マウスの設定などを行うと、ようやく起動できた。

一度起動してしまえば、動きは快適。何もアプリを使っていない状態なら、使っているメモリは30MBくらいのようだ。
これなら、古くてメモリの少ないPCを再生することができそう。
メモリが64MBしかない、Windows98時代のマシンを動かしたり、128MB入っているWindowsMe時代のマシンを快適に使うことができるかも。

ただ懸念されるのは、Damn Small Linuxの開発プロジェクトが瓦解しているらしいこと。
2chのスレッドで、コアメンバーの数人が軋轢の末に脱退(追放された?)し、tinyCoreというディストリビューションを作っているらしい。
DSLの新版が出そうにないなら、tinyCoreの日本語版を試す必要がありそうだ。。





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